夜泣き屋_ブログ店

僕がいなくなったときに、ウチのチビたちが楽しめるような、「ウチのチビたちのためだけの千夜物語」を目指します

夏だから、ほんとにあった怖い話【その3】

2010-08-07 22:25:29 | Weblog
思い出してみると、私の体験した怖い話ってのは、けっこう明るい間に起こったことも多かったんだなぁ~・・・って。

しかも、相変わらず、怖さ的には中途半端なものが多いので、あまり期待しないで聞いてください。

今回は、夕暮れ時にあった話です。

私の通っていた学校は、古い枠組みで作られた最新の学校でして、

ちょっとわかりやすく言うと、

昔、学校には、【小遣いさん】という方がいらっしゃいまして、私が6年生の頃まで、私の学校にもいらっしゃいました。

この人は、学校に住み込みで働いてらっしゃって、学校のいろんなことをお世話されている方でした。

私の住んでいる場所が、市に変わったときに、この小遣いさんの制度もなくなったんです。

しかし、校舎自体は、この制度がある前提で作っていましたので、校舎の西の端に、警備員室がありましたが、これは、元々、この住み込みの方のための部屋だったのです。

こんな感じ




4畳半が2つ。南側の部屋には、テレビと押入れがあり、真ん中の部屋の西側には、火災報知器の置いてある、板張りの小さい部屋があって、そこにアルミサッシの窓がありました。

警備員室には、当時全盛だったファミコンが置いてあり、ソフトが大量においてあったのですが、ある日、忍び込んだ小学生に、ごっそり盗られてしまいました。

小学生が忍び込んで盗っていったのは、明白なのに、それを教頭先生に訴えると、こっちが逆に怒られてしまいました。


・・・そんなある日。

秋も深まったある日。

土曜日がまだ午前中授業があってました。

私は12時30分に、警備員室入りし、一通り見回りをして、警備員室でテレビを見ながら、まったりとしていました。

当時、戦隊モノのヒーロー番組が、土曜夕方に放送されていたので、終わるのが、確か17時半くらいでした。

「よし、これが終わったら、夕方の見回りをしよう。」

って思いながら、寝ッ転がって、テレビの戦隊モノと、夕焼けで真赤になった運動場側の窓を見ていました。

すると、隣の部屋の火災報知機のある部屋のところのサッシ窓が、ガラガラと開く音がしました。

「あ!この音は、もしかしたら、こないだ、俺たちのファミコンソフトを大量に盗って行った小学生かもしれん!」

って、思って、飛び起きようとしました。




・・・すると、


体が動かない!!

あれ?

体が動かないよ!!

あれ?

・・・っと、思っている間に。。。

隣の部屋から、はだしで畳の上を歩く「メシッ。。。メシッ。。。メシッ。。。」っていう足音が。。。


その足音は、私の頭の上をまたいでいって、

テレビの上においてあった警備日誌や、書類ガサガサあさって。。。

で、また、メシメシ歩いて、隣の部屋のサッシの窓から出て行きました。

出て行ったあと、ガラガラ・・・ダンって窓がしまった瞬間に、

ぬぁっって体が動くようになりました。

「くっそー、小学生め!窓から入って来るなんて!」

って、半分怒りながら、その窓を確かめにいくと、

窓の鍵は、締まっていました。


もーこんなんばっかりだよ!

って、思いながら、見回りにいきました。



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