夜泣き屋_ブログ店

僕がいなくなったときに、ウチのチビたちが楽しめるような、「ウチのチビたちのためだけの千夜物語」を目指します

受験に失敗した娘に。こう声をかけました。

2012-03-09 01:04:16 | 子育て
これは、ここだけの話にしてね。

実は、娘が、本命の大学に落ちました。

・・・こういう話なので、本当は、こういう場で表に出すべきではないのかもしれません。

でも、こういう時に、どんな風に声をかければいいのか、私自身が困りましたので、私がかけた言葉が、せめて【他山の石】になればいいな、と思い、ネタにするみたいで悪いのは、百も承知だけど、【受験に落ちたわが子】に、どんな言葉をかけたかを、お話ししたいと思います。



娘は、前期の試験が終わったあとも、「勉強する生活のリズムは崩したくない。」と、それまでと同じリズムで勉強し続けていました。

結果が悪かったせいではなく、もともと、「A」とか「B」とかの判定しかもらっておらず、合格発表が終わったあとの、スケジュールも考えていたようです。

「結果がわかったら、すぐに髪を切りに行って、そのあと、服と、メイクアップのグッズを買いに行って、土曜日は、パパとボクシングをしよっかな。」

って、言ってました。



今日も、娘は、いつものように、塾の講座を受けて、10時を過ぎて帰ってきました。


目には、泣きはらしたように腫れたあとがあり、表情は、曇っていました。



あの娘のこれまでのガンバリを見ている私は、落ちたことを責めるどころか、「親が愚かなDNAでなければよかったのに、ごめんね。」という、言葉しか浮かんで来ませんでした。






私は、一つのコメントを用意しておりました。が、いつ、そのコメントを出すべきか、様子を見ていました。

そのコメントというのは。。。。

「【手段を選ばず】という言葉がある。俺は、嫌いじゃない。だって、手段は、あくまで【手段】で【目的】ではないからだ。ところが、やもすると、【手段】であるはずの【本来通過点であるはずの大学】が
【目的化】してしまい、そこに行くことで安心してしまう。
おまえにとって、【本当にしたいこと】は、【あの大学に行くことか?】それとも、【自分がしたい勉強をすること】か?」

・・・です。


でも、それを言うことがいいことか、悪いことか、計りかねていました。


娘は、パソコンをしてる私に背を向けて、ごはんを食べていましたが、その途中で、クルリと振り返り、一生懸命に声を振り絞るように、言いました。

「パパ、ごめん。落ちた。でも・・・・気持ちを切り替えて・・・あと、三日。。。。ベストをつくして・・・後期の試験に・・・・備えようと・・・・思います。」



もうね。文句のつけようが、ない。



俺みたいな、ボンクラから、なんで、こんな【いい子】が産まれて来てくれたのかって、そう思う。



で、私は、娘の肩を抱き、背中をさすって、・・・・・・私なりにがんばって言いました。



「このことが、いい結果なのか、どうなのかは、あと何十年かして、オマエが、俺の歳にならんとわからんよ。
でも、俺は、きっと、【振り返ってみたら、アレがあったから、きっとよかったんだ。】ってのが、今回の、結果なんだと思う。
だって、オマエは、とっても頑張り屋さんだから。

俺は、2浪して、25くらいの学部に落ちて、結局専門学校にしか行ってない。

だけど、その頃の経験は、今の仕事にとても生きている。

オマエもきっとそうよ。



今回の結果がよかったのか、悪かったのか・・・それは、あと30年くらいせんとわからん。


オマエが、俺の歳になったら、きっとわかるよ。


泣いてもよかぜ、いっぱい泣け。。。その涙は、人に優しくなれる元やけん、だけど、落ち込む必要はなかぜ。。。おまえは、負けたわけやないし、結果が悪かったってこととも違う。」


娘は、顔が少し明るくなって、顔をあげました。



カミサンは、「よその県で、一人暮らしをすることになっても、行かせてあげたい。」と言います。


私は、いっそ、浪人してもよかのに、

と思っています。

でも、あいつが行きたい学校があるのなら、それは、応援したいと思っています。


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