夜泣き屋_ブログ店

僕がいなくなったときに、ウチのチビたちが楽しめるような、「ウチのチビたちのためだけの千夜物語」を目指します

形見

2010-07-02 00:57:47 | Weblog
今日は、ママの仕事で泊まりの日。

私は早めに帰って、シュンタと風呂に入りました。

私の腕時計から、【酢昆布】的な匂いがただよっていることもあり、風呂に一緒にドボンと入れました。

「なぁ、シュンタ。俺、もうそろそろ死ぬかもしれんけん、俺の形見をやっとこか?」

察しのいいシュンタは、すかさず。

「どうせ、新しい腕時計が欲しいだけやろ?」

(笑)

さすが!シュンタ!

しかし!!

「なぁ、シュンタよ、この腕時計はいいぜ。電波時計やけん、1秒も狂わない正確な時間を教えてくれるだけでなく、お前にとっていろんなことを教えてくれるぜ。」

シュンタは、意外なフリに食いついてきます。



「何を教えてくれると?」

「おう、例えば、【夏になると感じる、パパの酢コンブくさい匂いとかな、そんなんを教えてくれるよ。」


・・・いらんて。

至極ごもっともなシュンタの返事を笑いながら、風呂を楽しみました。


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