夜泣き屋_ブログ店

僕がいなくなったときに、ウチのチビたちが楽しめるような、「ウチのチビたちのためだけの千夜物語」を目指します

ep155 昔のなじみとの飲み会

2008-03-02 02:19:55 | 親父のため息

今日,20年も昔の教え子に呼ばれて,飲み会に行って来ました。

集まったメンバーが,全員男の子だったこともあり,大半の話題は,猥談の類の話でした。

終わりの方で,【できあがってしまった子】がこんな話を始めました。

「自分は,先生の指示棒を遊んでて折ってしまったとき,みんなが,≪正直に言えば,先生は怒らないよ。≫って言ったから,正直に言ったのに,先生は,めちゃくちゃ怒った,こんな恐い目にあったことがないくらいに怒った・・・

・・・でも,卒業前に,僕が,彫刻刀で机をけずっていたとき,それを見つけた先生は,めちゃくちゃ怒るのかと思っていたら,帰りの会が終わったあとに,自分だけ,残して,

『どうしたん?オマエには何か劣等感があるかもしれんけど,もっと自信を持っていけ』

って励ましただけで,一言も怒らなかった,その怒られなかったことが逆に恐かった。。。。先生は,なんでもお見通しなんだなぁ~って思った。

先生,覚えてますか?」


って。

なんとなくは覚えているけど,もう20年も前の話なので,正直,あまり覚えてませんでした。それで,【ああ,覚えているともさ】っていい調子に返事する手もあったのですが,そこは,正直に,【はっきりとは覚えてないけどね。】と答えました。

【なんでもお見通し】

・・・そんな超人的な能力を,僕がもし仮にもっているのであるならば,小学校の先生なんてしょぼい仕事はしていません。

神になります。

それは,お母さんや,お父さん,地域の方などから事前に教えてもらった情報があったからこそ,【訳知り顔】ができただけの話で,そんなこと知ってるはずもありません。

ぼくは,いろんな方に支えられて,はじめて【先生】という立場を与えてもらっている。

って,強烈に感じました。

自分ひとりで,立派にやっているなんて,これっぽっちも思っていません。

残念ではありますが,【支えてくれる方】があっての先生です。







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