夜泣き屋_ブログ店

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【「勉強しろ」と言わなくても勉強する子】の育て方

2012-01-21 13:20:15 | 子育て
大胆な発想の転換。。。
【「勉強しろ」と言わなくても勉強する子】の育て方。。。
(なんか、前にも一度同じようなこと書いた気がするけど・・・気にしないでね。)


もう15年くらい前の話になります。

私は小学校の1・2年生を2回続けて担当させていただきました。

研究発表会の対策だったのだろうと思います。
(・・・今となっては、貴重な体験でした。)


その時に、【とってもニコニコしながら、すごく勉強する女の子】がいました。

いつもニカッって笑ってる子です。


「どうしたら、こんなに勉強する子が育つのだろう。。。」

それを思い切って、その子のお母さんに尋ねてみました。

答えは、予想された通りでした。


「いえいえ、ウチでは、『勉強しろ。』なんて、一回も言ったことないんですよ。なんでがんばってくれるのか、私にもわからないんです。」



・・・ほらね。

子育てが上手にいってるところは、だいたいこんなふうに言うんです。


たしかに【「勉強しろ。】は、言ってないかもしれないけど、【それ以外のことは、相当いろいろやってるはず】なんです。


でも、尋ねてもわからない。

ならば、考えるしかない。

※「子供は言うた通りには育たん、育てた通りに育つ」って、おばあちゃんが言ってた通りだと思います。

「勉強しろ。」って言って勉強するのなら、だれも苦労はしません。



自分のことを言うと、僕は、高校生の頃、高校3年間のトータルでも30分も勉強してないと思います。


その頃、私は、親からどんなふうに育てられていたかと言うと、いつも『勉強しろ、勉強しろ。』と言われていました。


【①勉強してない】のが【②見つかって】【③「勉強しろ!!」って怒られる。】

っていうパターン。

これを、いっそ逆にしてみちゃえ!!


・・・・って考えたのが、このパターン。

【①勉強している】のを 【②見つけて】【③「勉強するな。」ってほめる。】


まったく勉強しない、って子も、時々、宿題くらいはするでしょう。

その時がチャンスです。


「わわわ!ママ!!ママ!!ココに勉強している子がおるよ!!すげーーーー!!」

って。

「おい、おまえさ、勉強がんばりすぎて、心の病気とかになったらいかんけん。そげん勉強がんばるなよ。」

なんて言うと、

『ちょっとは勉強せないかんけん、もちょっとだけする。』

って、ホントは宿題やってるだけなのに、【なんかちょっといい気分】になるみたいです。


そこで、

「おお、そんなにがんばるっていうことは、おこづかいが欲しいのか?200円やろか?200円でいいか?」

って、言うと、

『そんなお金めあてで勉強してるわけじゃないけん。』

って、答えます。(実は単に宿題やってるだけの話だから、当然っちゃ、当然です。)

そこで、おおげさに驚いて、

「おおおい!ママっ!!ここに、すごい志(こころざし)の高い子がおるよ!」


これ、やってみると面白いのですが、ほめてる間は、【勉強が、やめるにやめにくい】ようです。

「すっげーな、まだやってるよ。どんだけがんばるのかなぁ~。」

なんて言ってると、

『そろそろやめようかな、』

って思ってるのに、やめられない。

そういう困った顔を楽しむのも、また一興です。
(笑)


1つ大事なポイントがあるのは、子供をしっかり見てないといつ勉強してるかわからないから、

≪しっかり見てあげて、ベストのタイミングで、具体的にほめること≫

なんとなく、ザックリと、「なんか今日がんばってたね。」では、なく、

「俺、おまえくらい『建物』って漢字をうまく書くやつ、生まれて初めて見た。」

とか、

「計算ドリルの2問目は、ちょっと時間かかったけど、3問目は、早かったなぁ~。」

って、少しでも具体的にほめてやるのがポイントです。


勉強をやめにくい感じでちょっと困ってる顔もカワイイので、小さいお子さんがいらっしゃる方は試してみてください。




蛇足ですが、

私が行ってる研究サークルで、先輩からやかましく言われるのは、

【冷や飯から湯気が出るくらいほめないかん】

子供をほめるときは、冷や飯からあったまって湯気が出るくらいまでほめてやっとなる。

ってことらしいです。


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