夜泣き屋_ブログ店

僕がいなくなったときに、ウチのチビたちが楽しめるような、「ウチのチビたちのためだけの千夜物語」を目指します

生き終えたロックスター

2009-05-04 09:24:43 | めざせ!自然体、
その4 ['09_05_03]
【生き終えたロックスター】

高校生の頃、憧れてたロックスターが、ガンで亡くなりました。

ロックスターには欠かせない【声帯】を守るため、外科的手術をはずして治療し、最後までロックスターであり続けたということでした。

そのロックスターの在りし日の復活ライブがテレビで流されました。

さすがに動きのキレは、若い頃ほどは感じませんでしたが、生き生きと歌い踊る姿は、まぎれもないロックスターでした。

ステージの上のロックスター。

・・・なんとなく、わかります。

自分も、若い頃は気づきませんでしたが、最近は、教壇に立った瞬間、体温が少し上がり、気持ちが高揚するのを感じます。
脳内で、何かが分泌している確かな手ごたえを感じるのです。

教壇の上でさえ、こんななのですから、1万人から受ける声援って、どんな気持ちになるんでしょうね。

声帯を捨てれば、死ななかったかもしれない。でも、それは、死なないだけで、【生きている】というのとは、違う姿に感じたのかもしれません。
声帯を持つことにこだわれば、命が短くなってしまったかもしれない。だけど、彼にとっての【生きている証】がそこには感じられた。

死なない人生よりも、生きる人生を選んだロックスターには、

【死んだ】

と言わずに、

【生き終えた】

と、言ってあげましょう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。