奥武雄温泉「風の森」に行ってきました。
風の森は大人だけの宿、二人っきりで篭る温泉宿になります。山をまるごと一つ切り開き、露天風呂がついた7棟の離れが点在します。
お二人だけの貸し切り宿、年末年始や連休にはもう半年も前から予約で埋まってしまう人気の温泉です。
15時チェックインに合わせて到着。前日からの雨も上がり五月の新緑が美しく映えます。
玄関をくぐると正面にレセプション。
ボサノバがロビーに流れています。
駐車場から案内して頂いたスタッフの方からソファを勧めてもらい、そちらでチェックイン。
たくさんの椅子が館内いたるところに置かれていました。オーナーさんの趣味だそうで、有名デザイナーから作者不詳年代不詳のアンティークまで、ひとつひとつの個性が違うのに全体として調和が取れた素敵なロビーです。
こちらの宿は、客室は全て離れで7部屋、レセプションのあるロビー棟と併設された食事専用の個室、あと共用スペースは離れ近くに建つ「slow minutes」というセルフバーしかありません。
チェックインチェックアウトと食事以外は基本部屋に篭り切りとなりますのでレセプションから書籍やDVDを借りて部屋に持っていくこともできます。
私達はどんな映画が置いてあるのか分からなかったので自分で持ってきましたが、ざっとみたところではクラシックな名作を中心に30本くらいが準備されていました。もちろん中学生以下禁止の宿なのでアニメとかはありません(笑)
パラパラと洋書なぞをめくっていると部屋の準備ができたとのことで案内してもらいます。
移動は全てこちらのカートで送迎してもらいます。寒い季節にはビニールの仕切りが降ろされるようですし、ブランケットをひざ掛けに用意して頂けました。離れは坂道に沿って建てられているので、大人3人を乗せたカートはエンジンを吹かせながらぐいぐいと登っていきます。日頃ゴルフをしない妻はこのカートが気に入ったようです。
さて、部屋に到着しました。7つある内のひとつ「風」の離れです。
広いウッドデッキを備えた100平米ほどのコテージ風の離れです。
玄関を上がると目の前にデッキと、その中央に設えられた露天の温泉が見えます。温泉はこの他にシャワーを備えた内風呂がもうひとつ。
調度品はシンプル、壁もコンクリートを打ったままのデザイナーズホテルのようです。
デッキを中心にL字型に配置された部屋は3つ。1つがリビングとなる八畳ほどの和室です。
和室には、冷蔵庫、金庫、ポット、湯茶の用意、空気清浄機などがありました。
トイレと洗面台は一緒の部屋になります。
この左手から内風呂を通り抜け露天に出ることが出来ます。
寝室はキングサイズベッドがひとつ、間接照明でとてもおしゃれですね。
広い開放的なサッシ窓を開ければ寝室からも露天風呂に直接出られます。
肝心の温泉は入った瞬間から「ぬるっ」です。化粧水、いやローションのような肌触りでいつまでもつるっと感が残るとても良質な温泉でした。
ただ源泉の湯量が1分間に20リットルと少ないため掛け流しというわけには行きません。加温された循環式になりますが自分で源泉を追加したり水で埋めたりと調整は自由です。内風呂をやや熱め、露天はぬるめにして交互に入りました。
まだ風が吹くとやや寒い山の上でしたが、じっくりと浸かって湯上りにビールを飲む、最高です(笑)
続いては、セルフバー「slow minutes」を探索してみたいと思います。
旅行日:2014年5月5日
も一つ別に「蟹御殿」という温泉旅館をやってるので、こっちはやりたいようにしてるんでしょうね。