酒とサッカーと・・・

旨い酒とサッカーがあれば人生の大半は・・・

久しぶりの南阿蘇、野焼きと、植木温泉「湯るっと邸 桜坂」

2021年03月20日 | 蕎麦と温泉

3月14日、久しぶりに南阿蘇方面に足を延ばしました。一時期は「柴犬いじり」で足しげく通った南阿蘇です。
しかし2016年の熊本地震で国道57号線にかかる阿蘇大橋が崩落、う回路にあたる俵山トンネル周辺も一時期は通行止めになるなど、ここ数年は南阿蘇から遠ざかったままでした。

しかし、この3月7日に新阿蘇大橋が開通との報道があり、久しぶりに南阿蘇方面へと車を走らせました。熊本地震以前から、週末は渋滞しがちな国道57号線を利用することは少なく、いつもの熊本益城ICから空港前を通り俵山方面に向かうルートを使います。

遠くに見える山肌のあちこちから煙が上がっています。ちょうどこの日は阿蘇山の野焼き、山焼きの日でした。


懐かしの「池の川水源」で水を汲み、すぐ近くの「手作りの店しもだ」で昼食を頂いた後、野焼きによる交通規制案内を見て阿蘇中岳方面に上ります。以前は噴火警戒レベル4で入山禁止だったものが現在では火口付近も解除され車で近づくことができます。ふもとの草千里の山焼きは来週ということで、こちらは規制も無く通過できました。


私は、あか牛のハンバーグ。


途中、いくつかの場所では道路沿いまで真っ黒に燃やされた跡があり、まだ火の手が上がっていました。


平原にぽつんと立つ米塚、その姿から「阿蘇の富士山」とか、かわいさから「阿蘇のえくぼ」なんて呼ばれています。その米塚にちょうど火が回り半分が真っ黒、残り半分が枯草という状況に出くわしました。

沿道にはたくさんの車やバイクが止まりみなさんカメラを向けています。距離が結構あるのでスマホのデジタルズームでは大した写真は撮れませんでしたが、本格的な装備で望遠レンズを構えている人たちも居て、どうやら野焼きの時には有名な撮影スポットになっているようでした。


周辺は野焼きで巻き上げられた煤が舞っている上に小雨が降り出したので早々に退散。阿蘇吉田線を下って「道の駅阿蘇」へ到着。春の野菜を買おうと立ち寄ったけど、野焼きの関係で? 野菜の出荷はほとんどなく何も買わずじまいでした。JAや農家さんは野焼きで忙しいかったんでしょうかね。

道の駅から国道57号を下ります。熊本市内からの逆方向なんですがノロノロと渋滞していました。30分ほど走らせると「新阿蘇大橋」の姿が。その手前には旧大橋の残骸が残されて路面が崖からぶら下がったままでした。立派なコンクリートの脚柱が倒れるなんて地震の凄まじさは恐ろしいものです。


崩れた橋のやや下流側に掛けなおされた新大橋は高さが約100mあるそうです。同規模の地震に耐えられるのでしょうか、思った以上に橋脚が細いようですが。
新大橋の両側には駐車場が設けられ開通を待ちわびた多くの方が橋の姿を眺めていました。熊本市内から国道57号線を登りこの阿蘇大橋を右折すると南阿蘇方面へアクセスすることができます。でも混雑は変わらず、やはり俵山トンネルからのほうがスムースだと思います。

私たちはそのまま57号を下り途中から菊池方面へと向かいます。菊池から植木ICへ下った先に、桜坂温泉「湯るっと邸 桜坂」があります。


場所は以前に泊まったことがある「今宵の湯宿 悠然」のすぐ近くです。確か以前は湯治の宿のような小屋が丘の上に建っていたところに、昨年の夏新しく建て替えられた日帰り温泉施設です。

お湯の良い山鹿か植木あたりで宿を探していた時に楽天トラベルで見つけたのですが、現在ではまだ宿泊プランは提供しておらず日帰りの家族風呂のみで営業されているようです。

予め電話でお尋ねしたところ、やはり日帰り温泉のみの営業で、電話での予約はできず現地に着いてから順番に案内されるシステムです。
日曜日の夕方は「混雑して1時間以上お待たせすることも・・」と聞いていたので早めに到着したつもりでしたが、午後4時の段階ですでに60分待ち、そこからさらに90分待ちと伸びていきました。

受付棟で車のナンバーを書いて駐車場で待ちます。ロビーもありますが車のナンバーで捜索されるので時間が近づいたらマイカーで待機。

温泉は全部で13棟。特別室が2つで3,500円、あとは2,500円と2,000円のお部屋、いずれも1時間の料金です。券売機でチケットを買うのですが、週末は混雑しているため、自分たちで部屋を選ぶことはできず呼び出された時点で空いているところを順番に利用します。私たちは5番サツキのお部屋2,500円でした。

部屋にはテレビがある6畳ほどのフロアがひとつ、廊下とトイレ、洗面所兼脱衣所、そこから洗い場がある内湯がひとつ、サッシのドアを出ると露天風呂になります。

将来は、素泊まり宿の営業も考えているようですが、もしこの部屋だったら布団を敷くと居るところが無いかなぁ、特別棟には2部屋あるそうなので、そちらが素泊まりタイプなのかもしれません。


お湯はさすが植木温泉、硫黄臭がするとろとろの湯です。近くの「悠然」と同様でぬるつるする、いつまでも身体が暖かい良質の湯です。
給湯口で45℃くらい、浴槽中央で41℃、内湯は少し熱くて43℃くらいになっていました。天気も良く開放感がある露天風呂を中心に温泉を楽しみました。

もう少し先にある日帰り温泉の名店「上弦の月」や「紅さんざし」よりも居室が広く、温泉もリゾート風にアレンジされており、宇城市の「隠れ家温泉 古保山(こひやま)リゾート」にも似た風で、これはこれから人気が出るだろうなぁという感じでした。

もし素泊まりを開始したらまた訪れてみたいと思います。


コメント
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