酒とサッカーと・・・

旨い酒とサッカーがあれば人生の大半は・・・

2014八重山、泊まったホテル、泊まった宿

2014年09月23日 | 以前の八重山旅行

まだ高校生のころ、クラスで年間毒舌大賞を頂いたことがあるroot66です。以下、毒舌、辛口のコメント部分は個人の感想ということでお許し下さい。

2014年の夏、石垣島、波照間島、竹富島で実際に泊まった宿の紹介です。候補はこちらでいくつか挙げていたのですが今回は全て初めて泊まる宿ばかり3つ、いや止む無く泊まったホテルも入れて全部で4つのお宿でお世話になりました。

石垣島は今回で10回目なんで、今まででもう400泊は超えたと思います。そんな夫婦二人が共通して条件にあげるのは過干渉が無い宿、あと清潔で虫がおらずトイレやバス共同は不可(妻)、爬虫類、特にヘビは絶対禁止(私)、そして狭いのがヤダ、だけど高いのは無理(笑)と、離島で挙げる条件としてはけっこうキツ目です。

何度か来ると安価で安心な宿はだいたい分かってるのですが、なんせ新空港開港で石垣島を訪れる旅客が増える中、ホテルはどこもキャパオーバー、価格はぐんぐんと上昇しております。定宿だったベッセルホテル石垣島(ツイン26平米1万5千円くらい朝食付)が2万3千円と高騰しており「ベッセルで2万も出すなら違うところもアリかなぁ」とネットでうろうろ検索していたのが4月頃でした。

夏のお盆休みの真っ最中、どうせ2万も出すならばと選んだのが、立地と景色に期待した「ホテルイーストチャイナシー」の高層階です。25.7平米ツイン飯無しで1泊20,790円。ここを2連泊で押さえました。


離島ターミナルを見下ろす12階のツイン、素焼きのタイル床で清潔、テラスからは期待を裏切らない風景、外装のぼろさがちょっと期待値を下げた分、逆に部屋に上がってからの景色の素晴らしさ、これは評価も上がります。


もし晴れていなかったら60点、虹が出たので90点という感じでしょうか。離島ターミナルやバスターミナルまで徒歩数分、繁華街にも近く立地は最高です。部屋から撮ったタイムラプス動画はこちらから。

ただ、全体的に老朽化が進み設備も古くなってきました。エレベーターも1基しかなくチェックインアウトの混雑時にはかなり待たされますので時間に余裕をもって行動する必要があります。
ツイン20,790円は、今の石垣島なら仕方ない価格設定ですが、閑散期との差を見るとショックが大きいのでいったん予約したら他の値段は振り返らないようにしましょう。

石垣島には2泊、次に波照間へ渡る予定だったのですが、晴れているのに突然の欠航でさらにもう1泊石垣島に滞在しました。当日予約を焦る中、20軒くらい断られてようやく取れた東横INN石垣島なので泊まれるだけでもどれだけありがたい事かとしばし涙したホテルです。でもやっぱりとてつもなく狭いです(笑)

泊まれた嬉しさに部屋の中を撮影するのを忘れましたが15.4平米のツイン、この広さでベッドが二つも置けるのかという疑念を、全国どこでも同じレイアウトで問題ないことを証明してみせた設計陣ですが、一方で身障者用トイレを勝手に物置へ改装したりと現場レベルで臨機応変に対処したことを当時の西田社長が「それが現実、仕方ないんですよ」と発言し世間を騒がせたこともありましたよね。

しかし繁忙期にも係らずツインで8,000円を切るお値段、そして給食みたいですけど一応朝食も無料で付いてます。
ホテルはまだ新しく清潔で問題ありません。石垣島独自の設備になる「ダイバーズロッカー」は温風式の大型乾燥機が備えられていました。無料で2時間使える自転車は3台、早いもの勝ちです。寝るだけなら文句ありませんがビジネスユースであればという前提です。(全国を出張していた頃からどうも東横インは避けてまして、他がホントに同じレイアウトなのか実はよく知りませんです、スミマセン)

次に泊まったのが波照間島でいま一番新しい、そして恐らく島で一番高価な価格設定になっている「はこな旅館」です。こちら、2泊の予定が1泊になってしまいました。

2013年9月にできたばかり、3部屋のお宿です。きれい、清潔、広いし設備も良い、売店にもニシハマにも近い、言うことなしの環境です。(バスルームはありません、シャワーのみです)

大人ふたり1泊20,000円で夕食と翌日の朝食つき、島の野菜や獲れたばかりの魚を素材に、元鮨職人のご主人ヒデさんが腕を振るいます

この日、島に渡れた宿泊客が私ら二人だけということもあり、ヒデさんと奥さんのユキさん、島のhさんにも声をかけて宴会となりました。みんな酒が回ってきて色々と楽しくお話させて頂きました。とくにご主人のヒデさんが語る「ヤギバス」の話は秀逸でした。彼はホントとウソを同じ口調で語りますが、ウソの時はぴくっと頬が動きます。ぜひご覧下さい。

色んな楽しいお話をしていた中で発覚した事がひとつあります。お宿のHPをデザインしたのがユキさんのお姉さんだそうですが、私が宿泊予約をしてからそのお姉さんが色々と検索して私のブログにたどり着いたようです。ブログ記事の内容からみて「どうもクレーマーらしいよ」と宿に警告を発していたみたいなんですよね(笑)

そうか、ある日からお宿のHPの「注意書き」が突然に細かくなったよなぁと思ってたんですが、実はわたしroot66対策だったんですね、なるほど、そうですか、確かにわたしクレーマーですが社会人として常識ある行動は心がけているんですけど、お姉さんにはだいぶ警戒されていたようですよ(笑)
※注意書き「愛煙家の皆様へ・・・」の下りは、以前にトラブルになったときの記事を見たんでしょうが、ホント、私らそんなことやっていませんから。一応のマナーとエチケットは心得てますんで。

そういえば、ブログのアクセスログに"酒とサッカーと" "著者" "クレーム"なんてキーワードが並んでいたのを思い出しました。また私のブログにも遊びに来てくださいねー、お姉さん。
※左のサイドバーにある、エア新書はジョークサイトです、本なんて書いてませんしもちろん写真家でもありません。

楽しい波照間島を過ごした後、最後に泊まったのが竹富島の「ちいさな島宿cago

元さぷな家の本館を居抜きで買い取った新しいお宿ですね。

こちら、とにかく色んなところでコダワリぬいています。福岡からの移住者ご夫婦、自分達が日本中、世界中を旅して回った経験から、「こんな宿にしたい」という夢を、実現されたコダワリの宿です。

内装から小物、レイアウト、料理にお酒に食器、どれもが素敵な演出です。ここらあたりにも奥さんのコダワリ具合が伺えます。
1泊2食、二人で24,000円。ちと高いですけどそれなりのサービスを提供してもらえます。特に料理にあったワインを福岡から取り寄せるなど種類も豊富、離島とは思えない環境ですよ。


ただ、全てにコダワリぬいているだけに、宿のルールというか方針から少しでも外れると、もしかしたら厳しい事になるやもしれません。

例えば、「外出する時は電気を消して下さい、ゴキブリが入りますから」というような注意を、5分間で3回念押しされました。過去に消さずに出かけた人達が居たのでしょうか、思わず代わりにスミマセン、と言いそうになりました。
靴を脱ぐ場所、「あ、そこ、違います」 全体的にオープンスペースなんですけど、犬が寝ていたので土間かと思ったら違ったようです。どうもスミマセン。

そして飼い犬をとても大切にされていますし、HPにも「犬アレルギーの方、苦手な方はご注意ください」と書いてあります。
その犬が「キュイーーン、キュイーーーーン」と鶏のような甲高い遠吠えをあげました。もともと犬好きな私たちはそう気にならなかったのですが、すかさず「いつもは鳴かないです」と言われました。
まるで、この遠吠えは「あなた達が来たからですよ」と言われてるような気になりました。可愛いですね、と言わなかったのがまずかったんでしょうか、スミマセン。

一つ一つは間違っていないし些細な「注意」なんですけど、見張られてる感といいますか学校の先生に指導を受けてるような雰囲気というのか、少し気疲れしたお宿でした。
元来、クレーマー気質の私ですが、かといってなんでもクレームするという訳じゃなくって、決定的な事で衝突すると引っ込まない自分を分かっているので、その予兆を感じた時はことさらセーブができる性格でもあります。今回は頑張りました。
いいお宿だと思いますが、たぶん私はもう行きません。疲れましたんで。

石垣島界隈は、これから都会的なサービスが受けられるホテルも増えていく事でしょう。でも、やはり離島ならではの風景、沖縄らしさ、ちょっといい加減さにイラっとすることもあるけどこじんまりとした地元資本のお宿に泊まりたいですね。

また、来年に向け色々と検索していきたいと思います。

コメント (2)
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