先日、飛び込みで行ったら7時間待ちだったという大人気の貸切風呂「上弦の月」へ行ってきました。
朝、だめもとで電話してみたら13時に一つだけ空いてるとの事で、そこを80分押さえてもらいました。 ラッキーなことに急なキャンセルがあったようで他はやっぱり最短で16時半という劇混み度。
高速を飛ばして15分前到着。券売機で2,000円払ったら早速案内して頂きます。
暖簾をくぐり中庭へ。
庭を挟んで朱色に塗られた長屋が2棟、あと離れ風になっているお風呂もありました。一番広い部屋なら畳のお部屋に大型TVがついて90分3,500円。これでも湯招花のhanareよりお得な値段設定になっています。
今日、お借りしたのは分福茶釜です(笑)
正式には「Room08 "AITETSU"(藍鉄)」ですが、このタヌキ、インパクトあり過ぎです(笑)自分で選ぶならまず選ばない部屋なんですが今日はコレしか空いてませんので。
脱衣場はフローリングで6畳ほど。ベンチとカゴが3つ。
反対側には洗面台と1畳半ほどの上がり座敷があり、ドライヤーは貸し出し、ティッシュや麺棒なし、エアコンは無料であり扇風機無しです。
わずかですが、それでも座敷があると助かりますね。フローリングだけだとウロウロするだけで落ち着かないです。畳、最高です。
肝心の風呂は1.5m四方の石切り風呂が内湯に。あと半露天で分福茶釜。
洗い場にはタヌキの足跡が。
その先にはタヌキ。どちらかと言うと〆られたブタ、断末魔のような造形です。
妻、入ります、分風茶釜。
非日常的、とってもシュールな絵です。
しかし、温泉はすごくいい。内湯はぬるめで41度くらい、露天はもう少し熱めになっています。どちらも入った瞬間からぬるぬる。pH10.07という地区最高の数値がそのままヌルっと感になっているのでしょうか。お湯から出ても冷めにくいいつまでもしっとり感が残る名湯でした。
続いて、もう少し足を伸ばし山鹿の平山温泉を探索します。ぜひ行ってみたい平山温泉、今日は探索だけですが、HPで下調べしておいた候補の中からいくつかを実際に訪れて様子を探ってきました。
まずは昼食を「月の家」で。
「湯処風月」が経営するお蕎麦屋さん。軽くググった感じではこの周辺にはお蕎麦屋さんがこちらしか見当たりませんでした。他も飲食店は少なく皆さん旅館で食事をするのが当たり前のようで食事処が少ないです。
かつてのように温泉旅館でお風呂も食事も・・・というのが普通だった時代から、これだけたくさんの立ち寄り湯、日帰り湯があるんだからもう少し食事場所が増えればいいのに・・・と思います。引退したら自分でやるか。
さて、月亭。午後2時を回った頃でしたがほぼ満席でして、店内は片付けも含め手が回っていない状況でした。注文から30分ほど時間がかかりました。他にお店も無いのでお客さんも集中するんでしょうね。
私、二八蕎麦。妻、南関揚げ蕎麦。
蕎麦は細切りで素麺ほどの太さです。喉越しはいいんですが汁が甘く濃く、蕎麦を付けると出汁に負け蕎麦の味が消えてしまいます。細麺なのでもう少し薄口でいいのでは。
温蕎麦、揚げも麺もモチモチで美味しかったです。出汁はこちらも濃く、鍋のあとの雑炊にしたいような感じでした。悪くはないのですが、この蕎麦なら勝てるかも?引退したらここらで蕎麦屋やるか(笑)
続いて平山温泉の偵察に出かけます。月の家の母体、「湯処風月」。蕎麦を食べたら2割引き券を頂けました。今日は入らないけど一応6月末までGWを除き使えるクーポンのようです。
人気の貸切湯、大混雑です。駐車場は満車、さらにそこへ突っ込んで動けない車が多数。手前の第二駐車場まで一杯でした。
受付に行って様子を聞いたところ最短で1時間待ち、夕方まで一杯のようでした。待合室にも駐車場にも時間待ちの方、たくさん並んでました。これは土日の利用は厳しいかもしれません。
次は「ほたるの長屋」です。
こちらは離れ座敷5棟からなる宿泊施設ですが、日中は日帰りで利用ができます。一応は宿泊に備えた「体験入浴」という形をとっていますが、日中の2時間、3時間、6時間という部屋貸しを行っています。
駐車場に乗り付けたら番頭さん?が出てきて、見学だと伝えると丁寧にシステムを説明してくれました。
週末泊は3ヶ月先までほぼ一杯、日帰り入浴は2、3週間先でないと確実ではないそうです。5棟ある離れのうち2棟が露天プラス内風呂、3棟は内風呂タイプのお座敷です。ここもぜひ一度訪れてみたいですね。
今日は泊まらないしお風呂も済んでいるので先を急ぎます。
次に訪れたのは「湯の蔵」。
こちらも平山温泉では大人気のお風呂です。
まず、立ち寄り湯の大浴場に行ってみました。入り口の券売機で買って入る大浴場です。ぞくぞくと人があがっていきます。
雰囲気は良さそうですが、駐車場からみても恐らく大混雑。反対側にある宿泊棟をのぞきに行きます。
駐車場左手には「福亭」、右手坂道を上がって行くと「寿亭」があります。
寿亭の受付で仕組みについてお尋ねしました。HPには11:00~15:00で昼食付き日帰りプランが掲載されていますが、ここ貸切湯「寿亭」では11:00~14:30のプランになっているそうです。1、2週間先なら土日でもぽつぽつ空いているようなので、次回はこちらを使ってみたいと思います。
右、寿亭の受付、左から奥には貸切湯が連なっていました。中々よさそうな雰囲気でしたよ。
最後に、ついでに、と行って来ました「一木一草」
平山温泉の中でも高級なランクになるお宿です。休前日で2万円ほどのお値段、さらにお盆や正月はプラス5千円。よそさうな雰囲気ですがこちらは日帰りでの提供はありません。お宿からもう少し先にある立ち寄り湯「華の番台」を経営しています。
アジアンテイストな立ち寄り湯、350円と格安になっていて、大混雑でした。受付でフライヤーだけもらってきましたが待合、駐車場とも満杯の状況で、さすが人気湯だなぁというところです。残念ながらお宿も含めこちらでは貸切湯はありません。一人だったら行ってみるかも。
今日は「湯亭上弦の月」でお風呂を頂いたあと、平山温泉の有名どころをいくつか下見してきました。上弦の月も捨てがたいし、その手前の「紅さんざし」も悪くない。さらに平山温泉にも行きたいところが一杯です。
今日の感じでは次は「ほたるの長屋」か「湯の蔵」の寿亭といった感じでしょうか。昼食いらんからお風呂だけ部屋貸ししてくれんかなぁ。
追記
お店の公式ブログに、こんな絵がありました。お湯、入ってないやろ(笑)