酒とサッカーと・・・

旨い酒とサッカーがあれば人生の大半は・・・

試合観戦

2012年11月07日 | その他

今日、ラジオでローカルニュースを流していたら、Jリーグ鳥栖vs磐田の「後半チケット」を販売しますと聞いた。Jリーグ昇格1年目、シーズン序盤は好調だったサガン鳥栖もここんところはやや低迷気味でいつの間にか降格ラインが見えてきた。そんな状況の中、今日の磐田戦に引き分け以上ならJ1残留が決まるらしい。

で、平日水曜日19時キックオフの試合は、勤め帰りでも観戦しやすいようにと「後半から入場可能な半額チケット」が売り出されたらしい。

これを聞いて幼い頃の記憶がよみがえった。

小学生時代に住んでいた西宮市には2つのプロ野球チームがあった。一つは阪神タイガース(甲子園球場)、もうひとつは阪急ブレーブス(西宮球場)
当時、プロスポーツと言えば野球しかなかった時代。さらに阪神間に住んでいる子供達はみんな、阪神タイガースを応援していた。
阪神や巨人を筆頭にセリーグは大人気で、パリーグの阪急ブレーブスは地元でもあまり人気がなく、教室では「阪急戦の無料招待券」がいくらでも手に入った。


テレビで阪神巨人戦をやっていない日は、チャリを漕いで阪急西宮球場にいったもんだ。
もう5回を廻れば無料券すら必要無く、誰でも入場させてくれる状態。ガラガラの西宮球場で試合後半だけを見ていた。

人気は無かったが、山田久志に今井勇太郎、実力を備えつつ個性あるピッチャーが活躍していた時代だった。
(佐賀県に帰った今井勇太郎。その息子さんが経営する「串かつイマイ」で時々晩飯を頂く。今も勇太郎さんはお元気なようです)

そしてそれから10年あまり、西宮球場での思い出をもう一つ。既にダイエーへ譲渡が決まっていた南海ホークスとのシーズン最終戦をスタンドで観ていた。
南海ホークスとしての最後の試合、私は阪急側の応援スタンドで観ていたのだが、終了と同時に阪急の応援団が一斉にホークスコールを始めた。
応えるようにホークス応援団から涙のエールの交換が起こりスタジアム全体が感動の渦に巻き込まれた。
どちらのファンでもなかったけれど、これで時代が変るんだなぁと感慨深く帰宅したらTVでニュース速報が。

「阪急ブレーブスの売却を発表」

ホークスだけじゃなく、阪急ブレーブスも身売りされ、新しいスポンサーの冠を付けてオリックスブレーブスとなった。
あのエールを送っていた阪急の私設応援団の人々もびっくりしたことだろう。

ホームチームを失った西宮球場は、その後の阪神大震災で物資基地となり、また競輪場も廃止、そして解体されて再開発。今はショッピングセンターになったようだ。

南海ホークス→ダイエーホークス→ソフトバンクホークス
阪急ブレーブス→オリックスブレーブス→オリックスブルーウェーブ→オリックスバッファローズ

今後はJリーグでも地域密着というスタンスを捨て合併再編が起きるのだろうか。

(おっと、サガン鳥栖は3:2で勝利しJ1残留を決めたようだ)

コメント (3)
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