Tokyo Diary

~よく食べて飲んで、旅に出ます~

青森を食べつくす!~肉食ブロガーの会 in 新橋

2009年06月16日 | 新橋

久しぶりの新橋「ボワヴェール」。
青森料理のこのお店で、青森産の食材を使ったお料理の試食会です。
それも今回は、草食系男子に喝!!ってな、超肉三昧の夜なのでした。


一品目は、「今別町産猪のリエットと小川原湖産鯉のリエットのデュエット」。
猪と鯉のデュエットって、絵柄を創造するとなんか面白い・・・。
いずれにしてもクセのありそなこいつらを恐る恐る口に運びます。
臭みは感じられず、こっくりとした味わいは、言われなければ猪や鯉だとは気づかないほど。
「神ツ実」といわれる木の実から作られたリキュールを食前酒としていただきながら、青森への旅が始まりました。

 


次は、「五戸町産馬肉の”け”のタルタルと岩木山ねまがりたけ」
青森郷土料理の「けの汁」の具のように、刻んだ野菜と馬肉、コーネ(たてがみ)と共にタルタル仕立てにしてあります。シャキシャキの野菜と、時折出会うコーネの食感が面白く、あっさりした馬肉と良く合います。

添えられた「ねまがりだけ」は、地元では良く食べられている食材だそうです。
鮮度が命の繊細な食材で、あまり県外に出回らないのだそうですが、この日のために取れたてを直送してくださいました。
若々しい筍の香りに癒されます。


「おいらせ町銀の鴨とブルーチーズキッシュ、野辺地のこかぶを添えて」

寒暖の差が激しい自然の中でたくましく育った最上級の鴨肉ブランド「銀の鴨」。
濃厚なブルーチーズと良く合います。
こかぶに添えられているのは、田子にんにくとあすなろ卵のバーニャカウダ。

たまらずワインにスイッチ。
ご用意いただいたワインは本州最北端のワイナリーで作られている「下北ワイン」です。


「田子町産にんにくのぺペロンチーノ、奥入瀬ガーリックポークのスペアリブと東北町産長芋のとろろをかけて黒石町のスタイルで」

メニュー名が長いっ(笑)。
ご当地グルメ界で人気の「黒石つゆ焼きそば」に見立てた、出汁に浸されたペペロンチーノです。
とろろが合います!ペペロンチーノ&長芋は、ちょっと発見な組み合わせかも。
奥入瀬ガーリックポークは、飼料ににんにくの粉末を混合して育てた豚さんだそうで、ビタミンB1の含有量が普通の1.5倍もあるのだとか。やわらかくておいしかったです。


お次はおなじみ「青森シャモロック」。
「大鰐産青森シャモロックのコンソメとその胸肉のエヴァンタイユ&大鰐産あすなろ卵のロイヤルスタイル 弘前梅の香り」

きめの細かい繊細なシャモロックは、コンソメで茹でられています。
ロイヤルスタイルは、コンソメ茶碗蒸しで、上品な味わい。梅の酸味がさわやかに効いてました。


 


ここまで、既に肉三昧なのですが、とどめがコレです!
「十和田市産ダチョウと七戸町産短角牛のトゥルヌド、フォワグラとトリュフでロッシーニをリスペクト」

ダチョウと短角牛のステーキです。
ダチョウは初めていただきましたが、クセもなく、重たく感じない赤身肉です。
短角牛も、すっごくやわらかいっ!


デザートまでぬかりなく超青森!
「ガトーショコラクラッシック(あすなろ卵)弘前の干し柿をアクセントに東北町産黒にんにくのアイスクリームを添えて」

もうおなかパツパツ!・・・ですが、デザートは別バラです。
最初は、にんにくのアイスクリームって??・・・と恐る恐る食べましたが、独自の製法で熟成された黒にんにくは、ドライフルーツのような味わいです。
ケーキに使われている干し柿は、話題の「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんのお弟子さんが作られているのだそうです。
まさに最近「奇跡のリンゴ」を読んだばかりなので、興味深く&おいしくいただきました☆


なかなか東京では手に入りにくい珍しい食材もそろえていただいて、川口シェフのアレンジも素晴らしいお料理の数々でした。
青森には、おいしいお肉がいっぱいあるのですね~。

ご準備いただいた皆様&ご一緒いただいた皆様、ありがとうございました!

Bois Vert(ボワヴェール)
東京都港区西新橋1-13-4 B1
03-5157-5800
ぐるなび 
http://r.gnavi.co.jp/g710400/

あおもり北彩館 東京店
東京都千代田区富士見2丁目3-11

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録
石川 拓治,NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班
幻冬舎

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6 コメント

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やはり (takapu)
2009-06-16 23:39:51
パスタの名前が記録的な長さという部分が、皆様の心に残ったようで・・・(笑)。

青森は、どうしても魚の国でありりんごの国という印象をもたれてしまうのですが、お肉だって凄いんです。

あとは、こういった形で食べることができるお店が、一件でもこっちにできてくれればいいのですが・・・
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Unknown (Kuu@まるごと青森)
2009-06-17 09:02:55
草食系男子に渇!!という表現、まさしく、そんな勢いの肉攻めでしたが、なぜか飽きずに食べられるアレンジでしたよね。
次は青森のどんな一面をご紹介しようか・・・ない頭をひねっておりますので、これからもよろしくお願いいたします。
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☆takapuさん (romy)
2009-06-18 00:34:09
確かに、青森=お肉のイメージはなかったので、びっくりしました。

けの汁や、つゆ焼きそばと引っ掛けたアレンジも面白かったですね!
ほんと、逆に地元の方々にも食べていただくと喜ばれそうですね。
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☆Kuuさん (romy)
2009-06-18 00:36:31
先日はありがとうございました!
毎回、驚きの食材が登場するので、この会は本当に楽しみです。
青森には、まだまだネタが隠れていそうで興味深いです☆
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします!
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いやはや (まさぴ。)
2009-06-22 12:38:52
満腹さまでした~(笑)。

普段のメニューを把握してないのでなんだけど、結構大変な準備と試行錯誤をしたのじゃないかと思わせるメニュー構成でしたね~。
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☆まさぴ。さん (romy)
2009-06-25 01:40:47
まさに満腹さま!

ほんと、良く考えたなぁ~と思わせるメニューばかりでしたね。
「黒石つゆやきそば風」なんて、説明がなかったら素人には見抜けない、謎かけ風ですよね(笑)。
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