パレルモ飛行場からほぼ1時間ほどのフライトで着いたところはフランス国境に一番
近いジェノバ空港。イタリア最大の貿易港であります。
古くは海洋国家としてピサ・ベネチア・アマルフィと肩を並べる軍事力と経済力を擁して
繁栄を誇り、16世紀にはスペインと組んで金融の街として栄えました。
その後、ナポレオンによりフランス領に組み入れられ、ナポレオン失脚後統一イタリアに
なって漸くイタリアに参加という歴史があります。
当地はあのコロンブスが青年期を過ごしたことで有名。また日本のアニメ「母を訪ねて
三千里」のあのマルコ少年が母のいるアルゼンチンに旅立った場所でもあります。
この街、他の地中海沿岸の都市に見られるように、海に向かって急な丘が続いています。
我がホテルのアプローチもこの通り。どうやって部屋に辿り着けるのか心配しましたが、
正面を真っ直ぐ行くとちゃんとエレベーターがありました。
この街、ことほど左様にこの丘の至る所にエレベーターやらケーブルカーがあって。19世紀
くらいに作られたそうですが、ポルトガルのリスボンやポルトに似ています。
こちらがホテルの近くのジェノバ駅。ここからフランス方面への列車が出ています。ボク等も
二日後にここからフランスへ。
駅前にはコロンブスの銅像が。彼の家がまだ残っていて、これは旧市街のど真ん中
にあります。また別途ご案内しましょうね。
駅周辺の町並み。恐らく19世紀初頭の建物だと思います。この街は旧市街地に行くと
もっと古い時代の16世紀の建物が保存されていて、大変興味ふかいものがあります。
旧港のハーバーに隣接した海洋博物館。
噴水には船のプロペラが。
飾り柱の柱頭には何故か羊の彫刻が。いや、ツノみたいのが見えるのでヤギさん
でしょうか。
港にはでっかい客船が。最近は日本にもこういう豪華大型客船が沢山来ているようです。
山側の町並みです。城のようなものも見えています。
ー続くー
シチリアとはがらりと景色が違いますね。
建物も豪勢にみえてきます。
続きを楽しみにしております。
スペインと一緒に世界の繁栄を極めた国ですので
それなりの素晴らしい建築群が残されていました。
殆どが世界遺産に登録されているのですが、今まで
全く知らずでありました。