綺麗なフォルムを見せているこの建物。日本の建築技術史の重要な文化財
であります。
設計は遠藤於莵(えんどうおと 1866-1943)で、木曽福島の出身。東京大学
(当時は帝大工科大学校)にて建築を学ぶ。卒業後神奈川県技師、横浜正金銀行
技師を経て設計事務所を開設し活動。
当時未だ日本には鉄筋コンクリート技術の萌芽期で、その技術開発に腐心。
1910年この建物に隣接する三井物産横浜支店倉庫で屋根、支柱に日本で初めて
RC(鉄筋コンクリート)構造を採用し、竣工させる。尚、本建築は壁はレンガ、床は
木造。
そして翌年1911年日本で初めてのオールRCの本建物を竣工させた。これが
日本でのRC構造の建物の魁となる。本建物と倉庫は関東大震災の被害も全く
受けずで当時のまま現存している。
裏口に掲げられていた看板。相当な年代物ですね。
石張りの玄関。かなり重厚な趣が。ガラスブロックはこの当時流行りでありました、
そぞろ歩きでこんな素敵な建物に出会えるのが、横浜散策のいいところです。
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Phoenix 東北&関東
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三井物産の建物ってこんな感じなんですね
凄く現代的な建物かと思っていました
年代物~~!
関東大震災にも負けない造り
素晴らしいですね~
ガラスブロックってこの頃からもうあるのですか
我が家の二階にもあるんです(苦笑)
気がつけば横浜、ミナトのあたりは時々ウロウロするものの、
もうすっかり、マジメな探索は忘れていました。(恥)
残念ながら、愚生は横浜も神戸も見ていないのです。
せいぜい神戸くらいはと思っているのですが・・・。
誠にありがとうございました。
に入られています。この建物は維持するのも
結構大変じゃないかと思います。
ガラスブロックは大正から昭和初期にかなり
流行ったようですよ。
趣味のよい建物が多いですね。かなりの
集積で、流石商都です。気概というのを
感じますね。
しょう?ボクの前の会社の神戸支店はかなり
被害を受けて建て替えたようです。
あと薬問屋が集まっている街区なんぞも
わくわくしますね。