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Rolling 55

「転がる石は苔生さず」いつまでも、いつまでも転がり続け・・・
お池にハマって、さぁ大変!  by belage

秋の温泉旅行 「かみのやま温泉」⑥ ホテル「月の池」(3) 夕食

2011年11月02日 12時25分55秒 | 国内旅行記

素敵なお風呂に浸かって、ほろ酔い加減で夕食に。なにせ、露天風呂に
入ると酔っぱらえるので
(↓笑)

夕食は食堂で。昔は大広間の宴会場であったようですが、畳の上には
テーブルが並んで。あの、大宴会場で周りを気にしながらの食事は苦手。
だいたい、畳に座って長時間胡坐をかくことも出来なくなってしまっている
ボクには苦痛でもあります(苦笑)
こういう畳にテーブル席というのも新鮮でいいものです。

和食ですが、この通り洋風のお皿にオードブルがてんこ盛り。なかなか洒落た
色付けです。

刺身盛り合わせの中央のイカのお隣にあるのは、なんと鯉のアライ。おお、
久々に鯉のアライなぞを頂きました。昔信州は佐久に旅行に行った時に
鯉のフルコースを戴いて以来だから30年以上前。こりっとした淡白な味が
素晴らしかったです。その他の魚も新鮮で。この山の中でもこんなに美味しい
魚介が食べられる!冷凍技術と交通網の発達と言う文明の利器のお蔭で
ありますが、解凍の腕がいいんでしょうね。

家での刺身ではこうはいきません。

揚げものは地の野菜とキノコ。塩で頂くのがまたいいですなぁ。お塩には
これまた御当地名物紅花(べにばな:山形県花)が混ぜてあって(写真左下)
この紅花はキク科の植物ですが、原産jはエジプトでシルクロード経由で
この山形にまで来たのだそうです。山形は旧米沢藩と最上藩の二領地が
合体していますが、上山市は最上藩領で、最上藩の当時の最大の産品で
あったそうな。紅花の最初の色は黄色なんですってね、知らなかった。

これも山形名物の「いも煮」。出汁がうまいです。勿論、肉も里芋もうまかったですが。
家でこういうの作ると出汁が濁るのよね。アクをいくら掬ってもこういう透明な出汁って
出来ない・・・何回もスープを漉すんですかねぇ

こちらは岩魚の丸焼き。東京でも高尾山のような場所に行くと食べられますが、
なんだか味が違う。多分養殖ものではあると思うのですが、水の違いかなぁ。
添えられているのはししとうの焼き物とこれも当地名物のこんにゃく。

はい、これも名物米沢牛。焼き物は奥様と義母さん。ボクはシチューで戴き
ました。ん~ん、名物にうまいものありです。

こちらは茶碗蒸しでありました。底のの方にマツタケさんが隠れておりましたが(笑)

流石のボクも腹いっぱい。最後の〆はお茶づけで。食事を終えたら、仲居さんが
でっかい籠を持ってきて、「お夜食でございます」だって!
部屋に帰っておそるおそる見たら、小さなおにぎりとおしんこが!!
流石にこれは食べられず(でも、翌朝こっそり味見したのはナイショ 爆)

いやはや満足、大満足でありました。

 

 

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秋の温泉旅行 「かみのやま温泉」⑤ 旅先の花々(1)

2011年11月01日 07時42分18秒 | 国内旅行記

我家もそうなんですが、上山でも朝顔が今を盛りと咲いていました。
この花、花期が年々遅くなるみたい。夏の花と言う感じがしなくなって
きてます(苦笑)

同行の義母さんによれば、これは和種だそうです。パステルカラーの
素敵なブルーでありました。青空の色がそのまま映っているような。
いつも思うのですが、東京を離れると同じ花でも色が違うんですよね。
不思議だなぁ・・・

こちらは野辺に咲いていた秋薔薇。多分前はどちら様かのお庭であったん
でしょうか。

ホトトギスです。やはり山杜鵑とちょっと違いますね。

バックのピンクは前にフランス紀行で御紹介した「煙の木」みたいな花
上山で再び会えるなんて!びっくり。

薄ピンクのコスモスもバックが強いピンクですと白く見えちゃう(苦笑)

 

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秋の温泉旅行 「かみのやま温泉」④ 夜の温泉街

2011年10月31日 16時53分29秒 | 国内旅行記

第一回目の温泉に入った後、浴衣と丹前、下駄と言う姿で市内を
そぞろ歩き。夜空に別名「月岡城」と謳われた名城「上山城」が
ぽっかりと。

当地は元々は最上家の親戚、天童氏の一門である上山家が築城。1508年
伊達氏がここを攻め滅ぼし上山義房家は滅亡します。その後義房の子、武衛
義忠が伊達からこの城を奪還し、彼によって再興されました。

その後最上家と伊達家との度々の戦を経て最終的には最上家の所領となります。
然しながら徳川家康の江戸期には最上家は改易の憂き目にあい、その後の没落
大名の受け皿として城主が転々と変わりますが、小藩故の影響力のなさが幸いで
あったのでしょうか、何と明治の廃城令が出るまで存続しました。

現在の建物は1982年の再建で資料館となっています。

お城を下った先には公衆浴場が。内湯のなかった時代にはこの町の
最大の社交場であったんでしょうね。

上山市は羽州街道の宿場町として、また良質な温泉町として栄えてきました。
この羽州街道の旧道沿いには太平洋戦争の戦禍もなく、昔の建物が残って
います。

上は米屋さんのようです。

前回来た時、この街道沿いのお店の中をこっそり覗いたことがありますが、
京都の町屋に似た構造の店が多いように感じました。多分この店の裏手に
は大きなパティオ的な空間があって、それを囲むように土蔵やら居住区が
連なっている筈です。

山形県は藤沢周平作品によく登場しますが、こんな建物が多いことも多分に
影響があるのかも知れません。そうそう、あの大ブームになった映画「送りびと」
の撮影ロケの場所のひとつがこの地にあるのですが、今回は時間のかぎりが
あって今回は行きませんでしたが。

懐かしいなぁ。これ床屋さん。ボクの小さい時は東京も皆こういうスタイルであり
ました。床屋さんも当時は町の大きな社交場でありましたものね。

一瞬、その当時にタイムスリップした感じになりましたよ。

 

 

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秋の温泉旅行 「かみのやま温泉」③ ホテル「月の池」(2) お風呂

2011年10月30日 17時02分09秒 | 国内旅行記

チェックインの際に供されたおもてなし。お茶とかぼちゃのプリン。
真中に浮いている紫色は小豆でございます。はい、美味しかった
ですよ。

部屋に通されて、暫く落ち着いたら、早速温泉に。
このかみのやま温泉、場所は蔵王の麓にありますが、蔵王温泉の
硫黄泉と違って鉱泉です。あの白濁した硫黄の匂いが強い硫黄泉
もいいのですが、ボクはやはり鉱泉の方が好きだなぁ。

温泉の入り口にもこんなぼんぼりが。

男湯の入り口。

さらりとした適度な温度のお風呂。ん~ん、久し振りに温泉に浸かって。
この日は平日で紅葉の時期にもまだ早いこともあって、他に入ってくる
男性客もなく、広々とした浴室を独り占め。

こちらは露天風呂。お湯には例によってボンボリが浮いています。
この灯りがゆらゆらと揺れるのを眺めながら、ゆったりと露天に
浸かれるのは幸せそのもの。

 

露天風呂の片隅にはなんと樽酒のお社が(笑)
有難いことであります。飲み放題!横には「呑み過ぎに注意」の張り紙が(爆)
お蔭さまで、大きなマスで三杯も頂いちまった(爆)

こちらはお一人様用の露天風呂。これもなかなか粋でございましたよ。

脱衣所の脇の化粧室。黒に統一されて、モダーンな温泉でありました。

 

 

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秋の温泉旅行 「かみのやま温泉」② ホテル「月の池」(1)

2011年10月29日 11時50分08秒 | 国内旅行記

今回のお宿は珍しく奥様の強いご推薦でこちらのホテルに。

写真は宿のアプローチですが、まさに月のイメージがむんむん。
なんでも、女性に大変人気のお宿だそうで。入口を見た瞬間
その理由が分かりました。

1階のロビーです。ぼんぼりが沢山。これは花をイメージした和紙で作ったシェード。
なかなかこじゃれています。

ホテル全体が「あかり」にかなり気を遣った作りになっています。

最初にこちらに通されてチェックインを済ませます。最近はチェックイン・カウンター
を置かず、こういう寛いだ感じでチェックインさせる形式が増えてきました。米国
系のリゾートホテルで始まったのが最初だと思いますが、漸く日本でもこういう
形式が増えてきたのは嬉しい限りです。気ぜわしいビジネス用途のホテルには
全く向かない方法ですけど。

 

 

シェードを色々撮ってみました。なかなか素敵でしょう。

喫茶コーナーもこんな工夫が。秋を感じさせるおもてなしの気持ちが
通じます。午後はこちらで地のワインとジュースのサービスが。はい
お蕎麦屋さんでのビールの口直しにワインを頂きましたよ(笑)

山形はブドウの名産地でもあります。
毎回ワインを飲んでますが、海外にも胸を張って出せる、いいワイン
が出来るようになりましたね。

 

 

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秋の温泉旅行 「かみのやま温泉」①

2011年10月28日 16時45分39秒 | 国内旅行記

今回の旅はこんな山の見える麓にお邪魔。
山形は「かみのやま温泉」へ。義母さんと一緒の家族旅行であります。

新幹線で東京から約2時間。いやぁ、昔は車でとことこ6,7時間かけて
行ったものですけど、ホントに近くなりました。

この日の天気予報では雨とのことでありましたが、やはりボクの晴れ男ぶりは
健在で、かみのやま駅まではかなりの雨脚でありましたが、着いた途端晴れて
しまって(笑)

で、着くなりホテルにも行かず、タクシーの運転手さんにお薦めの蕎麦屋さん
に連れてってと(笑)

運転手さんのお薦めはこちら、「一休」さん。

地元でも人気のお店のようで、この町の蕎麦屋で暫し待たされたのは初めて!
びっくりしましたよ。

座敷に通されて、はい、まずビール。突き出しはきのこの和え物。酒粕で和えた
ような味がしましたが、こういうのもありなんだと新鮮に感じた次第。

お酒のお供は蕎麦味噌の田楽。蕎麦を焼いたものと里芋の田楽ですが、
新蕎麦の香りが嬉しい一品でありました。

 

こちらがお蕎麦です。山形は日本でも有数の蕎麦処。このかみのやま温泉も小さな
町ながら、なんと50軒もの蕎麦屋があるんだとか(運転手さん談)

うまくて量が半端じゃないのがとっても好き(笑)東京と比べたらゆうに2人前はあり
ますよ。こちらの方が東京で蕎麦食べたら詐欺だって怒るんじゃないかしら。

 

ボクの頼んだつけ蕎麦の出汁。キノコ蕎麦です。地のきのこがたっぷり。
ボクはこの手のつけ蕎麦って余り食べないのですけど。理由はなんで
冷たい蕎麦を熱いスープに浸して食べなきゃいけないのかが分からん、
出汁が直ぐ冷めてしまうじゃないかと言うことなんですが・・・

こちらを食べてびっくり。この大量の蕎麦を食べても、最後まで熱々の
出汁でありました。出汁椀が大きいのと出汁にとろみがついていました
のでそれで熱が逃げないのかな。

こちらは奥様と義母さんが頼んだ鴨せいろ。大きな鴨の肉片が沢山入っていて。
いやぁ、なかなかの美味のお店でありました。

「一休」 上山市鶴脛町2-12-5
      0236-72-2062

 

 

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