ちょっと歩くと汗ばむくらいのいい陽気。
まだ少し早い気もしますが、秋色を探してお散歩を。
毎年春には大変お世話になっている桜並木。空の色を映して水の色が綺麗です。
道に落ちた枯れ葉が舞うようになると秋も深まることでしょう。
東京の木枯らし1号は今週あたりかなぁ・・・
毎度お馴染みの深大寺の山門風景。
このススキはちとショボすぎ?(爆)
連休中ということもあり、相変わらずの人気ぶり。
門前のお蕎麦屋さんのディスプレイ。これにはいつも感心してしまいます。
毎回、いい写材を提供していただいて感謝、感謝。
実篤記念公園。武者小路実篤先生が住まわれたご自宅がそのまま保存されています。
国分寺崖線(通称「はけ」)の斜面を上手に利用して上段には自宅と修景池、トンネル
を潜って下段には竹林と同じく大きな修景池が配されています。
写真は下段の池と竹林の方向を臨んでいますが、実篤先生の銅像が。
ボクの立っているところは湿地になっていて、木道が配され、初夏には菖蒲の花が咲き
そろいます。
そして国分寺崖線から滲みでた豊富な水を受ける場所があり、これが下に落ちて池を
形成するのですが。
初取水口にはこんなものが。
まるで金箔をはったかのように見えまする(ごくっ 笑)
これ「ヒカリゴケ」といい、全国でも大変珍しい苔。日本では山奥で時々発見される
ようですが、こうした都心で認められるのは全国でもここだけとか。
今年は暑い夏が続いているせいか、例年に比べると繁茂の具合がよろしいようで、
この日は曇り空でありましたが、はっきりとこのように黄金色に輝いて。
こちらはご自宅の前提に咲いていた「レンゲショウマ」。
東京では御岳山がこの花の群生で有名です。低地で見られるのは珍しいかも。
ここも久々の訪問。ちょっと前まで工事中で入れませんでした。木道を入れ替えたようです。
まだ猛威をふるう夏のひかりを意識して。
蓮ももう終わりでしょうか。淡いピンクが奥床しく。
こちらは夏のひかりにめげず咲いていましたが、撮影者の力量不足。ちょっと白飛び
してます(ガクっ)
がまの穂が。これからしばらくするともっと太ってきます。ん~ん、メタボなんぞ気にせず、
ボクのように豊満な身体になるんだよ!(笑)
そして季節の移り変わり。ミソハギが咲き始めました。今月終わりになるとこの
紫がかったピンクが池一面に。秋ももうすぐそこですが、今年はまた残暑が厳しい
という見立て。皆さん、身体には気をつけてね!
神代水生植物園の崖地の急坂を登り終えると、そこにはでっかいでっかい老木が。
その向こうには深大寺城址の住居跡が見えます。このでっかい木の下で暫し涼を
求めて。
臭木の花が満開。いい匂いの花なんですが、かわいそうにこんな名前を付けられて。
おひげがついているから加齢臭と間違えられたのか(笑)
そして炎天下に元気にムクゲの花が。いやぁ、これを写す間もう汗だく(笑)
ーこの項おしまいー
見上げるとこんな清々しい緑が。
開山堂に至る参道の濃い緑。
この左側の石垣の奥には犬や猫の動物の墓地があり、最近のペット・ブームで参拝客も
大勢来られるようになりました。都内の有名な寺で、動物の墓地を持っているのは珍しい
かも。
お蕎麦屋さんの一角にこんなパーゴラが。いやぁ、可愛いもんですね。
これはひょうたんじゃないよ(笑)エゴの木の実。初夏には清楚な白い花を一杯咲かせて。
山門脇の修験場。昔はここで水垢離なぞをしていたんでしょうね。前にご紹介した
多聞という蕎麦屋の向かいの多聞坂脇にも同じ規模の修験場があります。
深大寺発祥の社。祀られているのは三蔵法師が西国に仏典を求めて旅せるときに、
砂漠の中から忽然と現れ、三蔵一行を護ったと言い伝えられている深沙大王。
仏教の守護神としてよく知られています。
この「深沙(じんじゃ)大王社」が後に仏教の発展とともに深大寺と呼ばれるようになり
ました。
泉鏡花の作品に同名の「深沙大王」という小品があります。男女の恋愛を題材にした
戯曲ですが、そんなことも相俟ってということでしょうか、近年縁結びの神様として
参拝に訪れる若い人も多くなったと聞いています。
社の傍らに一面だけ残された築地塀。夏のひかりが屋根瓦に厳しく反射して。
昔はどの家にも植えられていて、夏になると子どもたちがこの実の種を取って、口の中に
放り込み、ブイブイと言わせるじゃなくて、鳴かせたものですが。今はそんな夏の風物詩の
姿を見ることもなくなりました。
たまにこうしてほおずき市の名残で飾ってあるのを見るくらい。
ところでこのほおずき、実がなるのですから花もあるはず。どなたかこの花をご覧に
なった方いらっしゃいますか?
門前に立ち並ぶお店やさん(ほとんどが蕎麦屋ですが)。
まだ朝の10時ちょっと前ということで、参拝客もまばらな状態。
風を受けて鳴っている風情をカットしようとしましたが・・・あはは、そよとも風吹かず。
相変わらず暑い朝でありました。
開店準備で忙しそうにテーブルをしつらえるご主人たち。
もりそばに使うざるが沢山干されて。こういうのが絵になるのは蕎麦で有名な深大寺
ならでは、です。
せいろに蒸しあがったまんじゅう達。ん~~ん、うまそう!
深大寺の旧本堂である「元三大師堂」。この素晴らしい曲線を持つ屋根を強調したくて
ちょっとハイキーな写真を撮ってみました。
どっしりしたファサード。なかなかこれだけの美しい建物はそうそう見られません。
ふつ~に写して。余り違いがでなかったかなぁ。まぁ、いいや、所詮自己満足の
世界でありまする(笑)
堂の中からは絶え間なく沢山の坊様んの般若心経の読経が。般若心経フリークのボクとして
は、これが流れると謹聴せざるを得ません。尤もヨーロッパへ行くと俄キリスト教徒になったり
する不敬の輩ではありますが(笑)
東京ではこちらと高尾山薬王院の般若心経がいいですねぇ。はい、お寺によって大分違うん
ですよ。クラッシックも指揮者によって全く違う調べになるのと同じ。中東にもおりましたので、
コーランの上手い下手も若干分かります。国で言うとサウディ、イエメンがいいですねぇ。
特にサウディのはバッハを聞いているような感覚になったりして。中東のお国ではお休みの日
(金曜日)にはTVやラジオでコーランの読経大会みたいのがあって、色々な地域からの聖職者
が自慢の喉を聞かせてくれます。流石に3つの鐘なんてぇのはありませんが、優勝者の読経
なんて門外漢のボクが聞いてもうっとりします。
深大寺の山門です。
毎回同じような写真をお見せしているので、今回はちょっと一工夫。
屋根の美しさに焦点を合わせて。
香炉の向こうが本堂です。
鐘突堂。このたおやかに上げられた曲線の美しさ。
なんだろうと思ったら、そうそう美しい笑顔に通じるものがあるなぁ。
口角を上げて、笑って、なんて、よく言いますが。
余り上げ過ぎるとお下品になったりと、いろいろ難しいものです。世の女性タレントさんなぞは
毎日鏡に向かって練習しているんでしょうね。