雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

ガール/奥田 英朗

2008-02-21 | 小説
 三十代、働くガールたちの一読の清涼本。

 そんなカンジでしたね。

 毎度のことながら、奥田氏の作品は途中、毒を吐きながらも最後はホントに清々しい気持ちになれるという、なんとも安心感に満ちた作品が多いですね。

 今回の五つの短編も、途中ハラハラさせつつもラストには「明日からもがんばれる、がんばってみるかー」そんな柔らかさが用意されていて、思わず微笑んでしまいます。

 いつもの奥田節は健在ですが、今回、流石に『ガール』が主題とあって、下ネタがなかったのが、ちょっと、淋しい・・・。

 でもでも、とても元気がでる短編集。サラッと読めるので、なんだか疲れているソコの貴女にオススメです☆
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