雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

UFO(未確認飛行物体)

2010-10-09 | 雑記
 えっと……UFO、見ました。
 
「あれはぁ、二、三日前だったかなぁ。(これより、よくある米国人インタビューの吹き替え調で読んでください)
 オイラぁ、仕事を終えてとっとと帰ろうと思ったんだけれどさ、その日はトラックの洗車日でねぇ。いやぁ、うちの会社、曜日でそのトラックの洗車を決められていてさぁ、どんなに遅くなろうと本社へ行って洗車をしてこなくちゃならねぇんだ。まったくよー、オイラたちにしてみりゃコイツは戦いの車だよ。『戦車』を『洗車』してどうすんだっ! ……なんてな……。

 でよう、こう、コイツの荷台をゴシゴシ擦ってたわけよ。そんときさ、夜空を見上げたんだよ。そしたらさ、満天の星がすっごく綺麗に見えていてさ、『ああ、こりゃ明日もいいお天気だわー』って、そう思った瞬間、その星空を駆け抜けていったのさ……ああ、オレンジ色の光をビカビカさせながらだ……はじめは流れ星かと思ったよ、でもさ、流れ星みたいにすぐには消えなくってさ、西の方角にビカビカって、飛行機とも流れ星とも全然違うスピードで駆け抜けていったんだ……いやー、だってさ、深夜の2時だぁ。飛行機とかではないよ。翌朝ヨメさんに話したら鼻で笑われたけれどもさぁ。未確認飛行物体なんだなだから、やっぱUFOだよねぇ?」


 後日、何気に友人の一人にそれとなく「UFOを見た」旨のメールをしてみたのだが、まるっきりスルーされた。いやなに、その友人、チンコの具合についてはしっかり返してきたのだか。

 さて、まあとにかく、あれはUFO以外の何者でもなかった。




 http://www.youtube.com/watch?v=tlaj_0mPO8o&p=8125C98ED3EAC6BD&playnext=1&index=3
コメント (2)
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幽霊トラック

2010-10-09 | 雑記
 先日仕事で、深夜1時過ぎくらいだったであろうか……一車線がかなり長く続く国道に入るときだった。自分の前に、一台の不審なトラックが走っていた。
「不審な」というのは、そのトラック、左側のテールランプは全く点いていない、かといって右側のテールランプはというと、ずっとブレーキランプが点いたまま、&方向指示も点ったままで、いったいにワケがわからない。しかも自分の六十㌔制限のかかったカストラックよりもノロい、五十㌔くらいの速度でふらふらふらふら走っている。
「なんだよ、いったい?」
 と、よくよくナンバープレートを見ると『なにわ』ナンバーである。
 ああこれは、もしかしたらトラック関係の「当り屋」なのでは? と思った。いや、なに。決して『なにわ』ナンバーだからといってそう判断したわけではない。だがしかし、大方の当り屋は『なにわ』ナンバーである事実も否めなかろうて。いやそれよりも、何せカーヴで側面が「ちらっ」と見える瞬間があるのだけれど、その際、荷台の側面が「ぶわっー」って煽られてはみ出したりしているからね。

「ボロボロやんけっ!」

 って、可笑しいような恐ろしいような……いったいにこのトラックはなんなんですか? と案じる。
 しかし特に、危なさはない。しいて言えば止まる際にテールランプが点かないことくらいだが、だいたい先の信号を見ていればその予想はつく。車間は常に6m近くあけている(社内規定)。コレと言って問題はない。
 ではそうなると、いったいに、この不審なトラックはなんであろうか? となる。
 そこで私が導き出した答えとは! とはっ!

「幽霊トラックだっ!」

 あれは『幽霊トラック』だ! あの「ゲゲゲの鬼太郎」の話にあった「幽霊電車」だったか「幽霊列車」みたいな、そんな具合の、黄泉の国へ導かれるトラックなんだ!

「これは、ついていってしまってはタイヘンだぞ」

 そう気構えを整えたところ、幽霊トラックが側道にその車体を寄せた。そこに見たものは!




 たんなる事故トラック車両をけん引していただけの車であった。
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