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さくら

なんだかあっという間に4月になってしまいます。さくらが綺麗にさきだしました。


百人一首の一句。

花の色はうつりにけりないたずらに
わが身世にふるながめせし間に

桜の花の色はすっかりあせてしまった。同じように私の美しさも衰えてしまった。
むなしくこの世に身をおいて、春の長雨を眺めて物思いにふけっている間に

小野小町が愛する人を思い歌った一句ですがいつの世も出会いがあり、別れがあることが感じられます。
百人一首の多くの歌はこの世の無常を題材にしていると思うと時代がかわったとしても、ひととしとしての基本は変わらないと思えてくるのです。

大切な人を思う気持ちは時や空間を超越するのかもしれません。
同時に失う悲しみも、無常として悲しみを背負う人に諦めの諭しになっていくでしょう。
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