一僧侶の日常の思いを語る
沙門の法話
思い出写真
私が仕事をしている中で良く経験することはどんな人でも生老病死を経験していくのだなということです。
サイネージといって個人様の思い出の写真をスライドショーで流します。そうすると子供の頃から成人した若い頃、中年、初老、老人という人生の変遷の垣間見ることができるのです。
この人、こんなに綺麗だったのか。格好良かったのか。たくましかったのか。
目の前に眠る故人様はあきらかに痩せて、皺があり、背丈も縮んでしまった老人です。
でもそれは老いるという摂理がそうさせているのであって本人そのものはたくさんの人生を経験してきたからこその老いなんだと。
私は必ず、あの世に旅立てば一番元気だったころの自分に戻ることができると話します。
そう、輝いていた頃に。
あの世はこの世よりもいい世界です。ほとんどの人が明るく笑顔であると確信しています。
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