小さな秋を捜しに新宿のビルの間にある新宿御苑に出かけてみました。
日陰のベンチに座ると秋の風が心地よいです。のんびりと本を読んでいるご婦人を横目で見ながら「秋の七草」のお花の名前を口ずさみながら苑内を捜します。
日本庭園の木の橋を渡ったところに薄が秋風に気持ちよさそうにしています。
苑内では秋の七草の花は咲いていませんでしたがのんびりとした時間を過ごすことができます。
秋の七草の「萩」の名前の由来は古株から新しい芽が出る「生芽(はえき)」からきています。萩につくのは猪、紅葉に鹿、松に鶴、牡丹に蝶々・・・花札で猪鹿蝶の役です。
落語のネタ・・・「池田の猪買い」
撫子は可愛らしい花です。こどもや女性を撫でる、の意味合いから撫子という名前の由来があります。
秋の七草番外編「菊」
菊の花を紋にしたのは、後鳥羽院が有名です。重陽の節句は菊の節句です。菊の花を愛で菊酒で祝います。
菊の花ことばは「高貴」「女性的な愛」「破れた愛」「真実の愛」
菊は食用にもなり薬効は殺菌・消炎鎮痛作用があります。
また菊は食用だけではなく観賞用として菊人形が見られます。
講談ネタ・・・「菊華の契り」雨月物語に原典が見られます。
落語のネタ・・・「菊重ね(なめる)」「菊江仏壇」