気が付けば9月も終わりに近づいてまいりました
皆様いかがお過ごしでしょうか
先日、横浜で開催されていた荒井玲子さんの個展と
川島あつ子さんが出展されていた二科展に行ってまいりました
おかげさまで、どちらも大盛況で会場では意外な方にも
バッタリお会いできて楽しいひとときを味わうことができました
ありがとうございました
さて
最近お問い合わせが多い のが出雲康雅先生の近況に関してであります
そこで出雲先生ご出演の最新舞台情報を今回はお届けいたします
ちょっと先のことになりますが
来る12/21(日)の喜多流職分会公演で能「項羽」に出雲先生が
シテ(=主役のこと)でご出演されます
「項羽」というと名前の通り古代中国の英雄ですね
やはり司馬遼太郎の小説「項羽と劉邦」を連想される方が多いのではないでしょうか
お能で項羽を主役とした作品があるんですね
ちなみに、中国を舞台とした能の名作というと
他には「楊貴妃」とか「張良」「邯鄲」「猩々」などがあります
能「項羽」ではツレ(=準主役・助演者のこと)として
項羽の寵姫で虞美人草で有名な虞氏(ぐし)が登場します
出雲先生が歴史上有名な悲劇の英雄・項羽を
どのように舞われるのかも、もちろん楽しみですが
美女で名高い虞美人の美しい舞台姿にも期待大です
◆喜多流職分会 12月自主公演
日時:2014年12月21日(日) 11時開場 12時開演
会場:十四世喜多六平太記念能楽堂(JR目黒駅 最寄)
能「俊成忠度」 笠井陸
能「龍田」 佐々木宗生
能「項羽」 出雲康雅
一般6000円 学生(2階席)2500円 学生団体(20名以上)2000円
座席指定席料 別途2500円
能楽ファンの方はご存知かと思われますが
例年12月の職分会公演は混雑いたします
お時間に余裕をもって会場入りされるか、
指定席をあらかじめ購入されることを
お勧めいたします
いい席はお早目にどうぞ
冒頭写真は能「蝉丸」よりシテの逆髪(さかがみ)演ずる出雲先生
撮影は神田佳明です
可憐な「小面」(こおもて)の表情が何とも美しく印象的ですね
おそらく12月の「項羽」でもツレの虞氏のかける面は「小面」ではないかと
思うのですが、どうでしょうか
どんな面が使用されるのかも観能の楽しみのひとつ、期待いたしましょう
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