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「りんぷうの会」 公式ブログ

会長:神田佳明(能楽写真家)
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お正月二日の阿佐ヶ谷神明宮 奉納能楽

2015年01月07日 | 能楽ニュース

本日は七草粥ですね

今年は昨日、6日が「小寒」だったそうで「小寒寒波」が来ているとのこと
皆様いかがお過ごしでしょうか
インフルエンザも流行っているようですし
どうぞお気を付けください


お正月二日に阿佐ヶ谷駅近くの阿佐ヶ谷神明宮の奉納能楽を
撮影と会長の神田佳明からメールが届きました

金剛流の工藤 寛師が例年奉納されていて、今回で14回目とのこと

午前11時に境内の能舞台に神官が三人上り、観客にお祓いをした後、
冒頭写真のように破魔矢を三方に放つ儀式があって、お能が始まったそうです

以下、神田会長のレポートをどうぞ


新年に相応しい晴天に恵まれた神明宮には
晴れやかに着飾った善男善女が初詣でに詰めかけ
境内は迎春の気に満ち満ちていた。

参道右側にある能楽舞台では午前11時を合図に三人の神官が登場、
各々に四方を清め祓うと弓矢を持った白装束の神官が
左右前後に弓を引き射る所作をする「清祓の儀式」が厳粛に行われた。

と同時に第14回奉納迎春能が始まり、
狂言は「鬼瓦」(シテ:大蔵吉次郎師)の初笑いが終わると、
金剛流・工藤 寛師のシテになる能「淡路」が幕を開けた。

地謡の「空天にかかる浮橋を」受けてシテの「立ち渡り舞う雲の袖」。
早春の凛とした初春の社殿に清らかな迎春の笛、鼓の音が境内を包んだ。



  
神官の白装束に加え、「淡路」のシテ装束も
迎春の神舞にマッチしてすがすがしい舞台だったとのことです

本当に新年にふさわしい清らかなお舞台で
写真を拝見して寒さに縮こまりがちな背筋がシャンとなりました

当ブログへの写真掲載をご許可いただきました阿佐ヶ谷神明宮様と
工藤 寛先生には心より御礼申し上げます

ありがとうございました


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