疾風怒濤の80年代

日本中が熱い風に包まれていた1980年代
そのころの音楽・映画・テレビなどを語る30代のための
広場です!

「単騎、千里を走る」を見ました

2006年02月06日 05時30分47秒 | 映画・ドラマ
先日 巨匠チャン・イーモウの新作「単騎、千里を走る」を見ました。
この作品は若い頃の監督が西安映画学校にいるときに、佐藤純弥監督の
「君よ憤怒の河を渡れ」をみて高倉健さんにあこがれたことから
実現した企画だそうです。

しかし、一言で言うと、あんまりいい作品ではなかったですね。
これは逆に「有頂天ホテル」とは逆に、「要素がなさすぎ」です。

ストーリーは 
東北地方の孤独な漁師 健さんには東大で中国の舞踊を研究している一人息子がいるが、彼とは感情的な行き違いが生じ、10年来会っていない。
そんな時、彼の妻から電話が入り、長男が末期の肝臓がんだと知らされる。
しかし長男はかたくなに会おうとしない。
そこで健さんは、長男の研究ビデオにあった、「単騎、千里を走る」という仮面劇を彼の代わりに撮影しにいくことにする。
しかし、ビデオの中で演じていた李加民という俳優は、傷害事件で投獄されていた。
果たして健さんは、めでたくビデオを撮って息子と和解することができるのだろうか?
というものです。

まず、
①ストーリーラインに無理があります。
②健さんと仲たがいをしている長男は最後まで声の出演のみで
 実際には出てきません。しかしそれではどうしても健さんの思いに観客が
 乗り切れないのです。
③舞踊「単騎、千里を走る」がイマイチつまらないのです。

健さんは頑張っているとは思います。しかしストーリーの盛り上げが、迷子の李加民の息子を探しに行くところだけに負わせてしまうのは、どうも・・・。
例えば健さんを牧場主とかにして、馬で息子を探しに言ったりしたほうが良かったのに・・・。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「the 有頂天ホテル」を見ま... | トップ | 大島渚「新宿泥棒日記」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画・ドラマ」カテゴリの最新記事