夏休みが終わって二学期が始まりました。学校へ行くとお友達に会えて嬉しいけれど、学校の生活リズムに体の方が慣れていなくて、疲れている様子が子ども達から見受けられました。短縮授業の間で少しずつ体調を戻していける様、レストで過ごす間は子ども達の体調や天候を見ながらのんびりと過ごす時間も作りました。大きく体調を崩す事も無く順調に学校生活の規則正しい生活を送る事ができている様で、皆で二学期を気持ちよく始められた事を嬉しく思います。
レストに来ると「今日は誰が来てる?」と子ども達から訊かれる事が増えました。夏休みの間でお友達の関係も広がって一緒に遊ぶ事が楽しくなった様です。「今日は○○ちゃんお休みです」と伝えたりすると「いつ来るかな?」と一緒に遊べる事を心待ちにしている姿も見られる様になりました。お友達と安心して楽しく遊べるように今後も見守っていきたいです。
お友達紹介をしてもらう日を設けると夏休みの間で顔見知りになっていたり、一緒に過ごした経験からか、お友達に対してあまり緊張する事も無くお友達の事を一生懸命覚えようとしていました。改めてどこの学校へ行っているのかを知る機会であったり「苗字って○○だったんだ」と覚えたり、お友達とより仲良くなる良い機会となりました。以前に比べて皆の前に立って発表する事にも少しずつ慣れてきたようにも感じますが、まだまだ緊張している姿もあるので人前に出て発表する機会も作っていきたいと思います。
お部屋で過ごす時間は、皆で一緒に遊べるような取り組みをしていると、子ども達も「今日は何をするの?」と皆で遊ぶ事を楽しみにしてくれるようになりました。ベイブレード大会をしたり、劇遊びをしたり、輪投げをしたり、新聞じゃんけん等を個人戦やグループ戦、全体での取り組み等で遊ぶ事を楽しめるようになってきました。指導員の介助が必要な時もありますが、どの子どもも一人よりも皆と一緒がいいようでお友達と遊ぶ時間を楽しめている事を実感しています。今後も皆で遊べるような取り組みをしていきたいです。
夕方の過ごしやすい時間帯に公園へ行くと木を見つめてセミを探す姿から草むらにいるバッタを探す姿に変わってきました。子ども達で一斉に草むらに行き、足で草をかき分けて飛び出したバッタを皆で追いかけて、捕まえる事が出来るとじっくり観察して逃がしてあげていました。まだ虫が怖くて触れないお友達もいますが、手の中にいる虫なら安心して近づく事が出来てきたので、少しずつ身近な動植物に触れる機会があるとうれしいです。
公園では、子ども達はかけっこや鬼ごっこをしようとお友達を誘う姿もみられたり、シーソーに誰かが乗ると次々にお友達が参加して乗っていたり、指導員が介入しなくても子ども達同士で遊ぶ事が少しずつ出来る様になってきました。それでもまだまだ参加できないお友達やルールに沿って遊べないお友達もいますので指導員が介入しつつ楽しく遊べる様に見守っています。
制作では敬老の日の制作と壁面制作をしました。敬老の日の制作では、ありがとうの気持ちを自分で書いてもらい、かわいく飾り付けをして仕上げました。子ども達の気持ちが伝わる素敵な作品になりました。
壁面制作では、十五夜お月さまと一緒に子ども達の宇宙飛行士がスペースシャトルと一緒に宇宙の中を飛んでいる作品に仕上がりました。木の粉の粘土で星(惑星)も作って思い思いに絵の具を塗って完成させて、壁面に飾り付けました。思う様に粘土で形が作れずにいたお友達もいましたが、指導員が作るヒントを出していく事で自分で気が付いて完成させていたので、子ども達も自分で出来たと自信につながった様に感じます。
手作りおやつは、十五夜お月さまにちなんで米粉を丸めてお月見団子を子ども達と作りました。なかなか適度なサイズの団子が作れず苦戦していましたが、見本の大きさを見ながら一生けん命に丸めて「これで良い?」と確認しながら作っていました。自分達で作ったお団子をその場で湯がいてきな粉をかけて頂きまた。何度も「お代わり!」と食べるお友達もいたり、手作りおやつが食べれなかったお友達が初めて食べる事ができたりと皆で美味しいおやつが頂けました。また、子ども達と一緒にクッキングをしていきたいと思います。
避難訓練をしました。避難する時の合言葉の“おはし”。“お”は、押さない。“は”は、走らない。“し”は、静かにする。この言葉通りに避難する時のお約束として子ども達と確認しながら行ないました。慌てるとどうしても走ってしまうお友達もいましたが、声をかけると気が付いて四つ這いで移動ができていました。いざという時には、自分の身は自分で守れる様に今後も訓練を続けていきたいです。
日中はまだ暑く、学校から帰って来ると汗をかいて服が濡れている事があるので、自分で着替える様に声をかけています。気持ちよく過ごす事を知ってもらい習慣にしていきたいです。