吹く風が肌に心地よい季節となってきました。新年度を迎え、入学、進級と大きな環境の変化がありました。中学校へ入学したお友達は、新しい制服に身を包まれると緊張感たっぷりです。急に大人びた姿に成長の早さを感じます。初めての制服という事で、ボタン留め、スカートのフックなどお着替えで手こずる所もありますが、子ども達は「自分で着替える」という意思を持ってめげずに着替ています。一人で出来るようになる事はとても大切な事です。引き続き褒めながら、見守っていきたいと思います。4月に入り、子ども達に目標を書いてもらいました。「なわとびでもいい?」と聞かれ、何回跳べるようになるのが目標かを聞くと、「20回?」と教えてくれました。今跳べている回数だったので「もっと跳べるんじゃない?」と伝えると「じゃあ、30回にする!」と自信たっぷりに答えてくれました。跳べたことのない回数を書くのは不安だったのかもしれません。出来ていないところへの挑戦は勇気のいる事です。子ども達が「頑張るぞ!」という気持ちが持てるよう、私たち指導員も応援していきたいと思います。
春休みにはNHK、でんきの科学館へお出掛けをしました。電車の中に人がいっぱいいることでみんなが座れない事がありました。レストで初めてお出掛けをするお友達が座れない事で泣き出してしまう中、何度もお出掛けをして慣れているお姉さんは満員電車となっても手すりを持ってじっと立っていることができていました。一言も不満を漏らさない姿に驚きました。「えらいね」と声をかけると「お姉さんだもん」とのこと。年齢が上がるにつれてお姉さんとしての意識が高まり、我慢強くなってきているように感じました。これからも小さい子の良いお手本となっていってもらいたいと思います。
また、お昼ご飯には焼きそばパーティーをしました。子ども達にはキャベツをちぎるお手伝いをしてもらいました。一生懸命ちぎってくれたのであっというまにキャベツが細かくなりました。出来上がった焼きそばを食べると「おいしい!」「おかわりある?」ともりもり食べ進めます。いつもとは違う雰囲気という事もあり、普段よりもたくさんおかわりをしていました。一緒に作りながら、出来上がる様子を見て食べるお昼は一味違うのかもしれません。みんなでおかわり分も完食しました。「おいしかったー!」と笑顔で伝えてくれる子ども達。私たち指導員も嬉しい気持ちになります。次回のパーティーも楽しみにしていてもらいたいと思います。
天気の良い日にはスポーツ公園で紙飛行機飛ばしをして遊びました。自分で折った紙飛行機を「遠くまで飛べ!」と気持ちを込めて飛ばしました。遠くまで飛んだ紙飛行機もあれば、足元に落ちてしまった紙飛行機もありました。同じ折り方の紙飛行機でも飛ばし方によって跳ぶ距離が全く違うので、遠くまで飛ばせたお友達にコツを聞きました。恥ずかしかったのか「わかんない」とのことでしたが、次も遠くまで飛ばせていました。よく飛ぶ飛ばし方があるのかもしれません。その後の自由時間には他のお友達も、自分の紙飛行機を遠くまで飛ばそうと、改造したり飛ばす角度を変えたりと熱中していました。自分で折った紙飛行機が遠くまで飛ぶと気持ち良いものですね。子ども達と一緒に遠くまで飛ばす練習をしていきたいと思います。
壁面制作では、たけのことこいのぼりをつくりました。たけのこの皮の部分は子ども達が切りました。はさみの使い方も上手になってきています。こいのぼりのうろこ部分は画用紙を小さくちぎって貼っています。うろこの跳ねた部分が生き生きしていて、元気なこいのぼりとなりました。難しい作業にも一生懸命取り組んでいます。
これから外遊びに一番良い季節となります。元気に遊んで体力作りをしていきたいと思います。