・公園に行くと、夏には見られなかった草花や虫がたくさん見られるようになりました。特に男の子は赤とんぼやコオロギを見つけると嬉しそうに追いかけていました。恐る恐る触ってみるお友達もいれば、少し離れたところから様子をうかがう子、虫には興味を示さない子と様々です。イチョウやモミジも色づき始め、図書館に向かう道中では「黄色の葉っぱになってきたね」と興味を示す姿も見られるようになってきました。まだまだ季節の移り変わりに興味を持てないことが多いので、指導員が意識的に声をかけ、四季の変化を感じられるようになってくれればと思います。
・10月に入ると気候も良くなり、公園で元気いっぱい遊べる気持ちの良い季節になりました。子ども達も公園で遊ぶ事を一番楽しみにしており、レストに来るなり「今日公園に行く?」と質問をしてくる姿が増えました。「行くよ。」と伝えると「やったー!!」と大きな声を出して喜んでいます。公園では指導員が声をかける前に、子ども同士で声を掛け合い自然と複数で遊べるようになってきています。今月に入ってからは大縄跳びに挑戦しました。順番に飛んだり、回す役を交代したり、まだ上手に飛べない子に対しては簡単に飛べるように工夫をしたりしていました。自分だけではなく相手のことを考えて動くということが少しずつ出来るようになってきていると感じます。
・室内では、フルーツバスケットやお魚すくいゲーム、布遊び等ルールのある遊びにも多くのお友達が参加できるようになりました。やはり、子ども同士、複数で遊ぶ事は楽しいようで、普段はなかなかお友達と遊べない子でも、みんなと同じことをして遊んでいる時にはとても楽しそうにしています。意識的にルールのある遊びを取り入れていき、子どもたちに子ども同士で遊ぶ事の楽しさを感じてもらえればと思います。子ども同士のコミュニケーションの取り方という大きな課題を見据え、長い目で指導をしていきたいと思います。ルールを守る練習をし、なぜルールを守らないといけないのかを繰り返し伝えていきたいと思います。
・みんなの前で自己紹介をする練習も続けています。子ども達も慣れてきて、すらすらと上手に言えるようになってきています。以前は言えなかった誕生日やお父さん、お母さんの名前も半数の子が言えるようになりました。引き続きお話しをする練習をし、色々な項目を増やしていき、自分の事を少しでも多く相手に伝えられるようになればと思います。また、お話しをしているお友達の話しをしっかりと座って聞けるように声かけをしていきたいと思います。
・今月のクッキングには、米粉のお好み焼きをみんなで作って食べました。卵を割ったり、キャベツをちぎったり、自分で焼いたりしました。やはり自分で作った物は格別においしいようで、嬉しそうに食べる姿が見られました。自分で直接食材を見て作っていくことで、苦手な物でも挑戦していけるようになってほしいと思います。
・今月の壁面制作には、鈴虫、ぶどう、赤とんぼを作りました。また、ハロウィンということでおばけやカボチャも制作しました。自分が作った作品を嬉しそうに確認する姿が多く見られるようになってきました。季節に応じた作品を作り、制作を通して季節を感じることが出来るように引き続き取り組んでいきたいと思います。また、9月からは窓にも季節に応じた切り紙を作って飾り、より一層季節を感じられるような取り組みをしています。
・季節の変わり目ということもあり、寒くなって風邪をひきやすくなっているので、引き続き衣服の調整を心がけ、手洗いうがいを徹底していきたいと思います。