前々から当ブログをお読みいただいている方は、「またか」という感じですね。
今年も、恒例の農場研修に出かけました。
べつに遊びに行ってるわけではありません・・・(?)
お勉強です。
ナード・アロマテラピー協会では、生きた植物の様子を観察することや、蒸留を実際に見学するということをとても大切にしています。
アロマテラピーをお伝えするという立場上、体験に基づいた自分の言葉で発信したいと思い、時間の許す限り、このような場に出かけたいと考えております。
毎回、訪ねる時期、天候も様々。植物の生育状況、その日のタイミング・・・いろいろあって、同じ研修は一度もありません。
今回は、ズバリ、ローズの最盛期ビンゴでした
関東方面が大雨だったのですが、なぜか私たちは、高速の通行止めにもあわず、ダメモトで山に上がると、雨が上がり
ふだんの行いが良いとしか言いようがありませんねえ。(自分でいう?)
研修生御一行様、口も動かさず、摘む、摘む。ひたすらバラを摘む。
ちょっとつぼみっぽい花のほうが、香りが最高に良いと教わりました。
開ききると、白っぽくなって、香りもダウンしてくるようです。
このローズの花を、手作業で、ねんこねんこと摘み取って、蒸留したのが、コチラ↓
ケンソー 国産 ローズウォーター 200ml 2376円
そう。ここ山梨県甲斐市の農場で、バラを育て、摘み取り、蒸留釜で蒸して、その蒸気を冷やして集めたお水がローズウォーターです。
ちなみに!!
その蒸留水の表面に浮いた油膜(植物中の油溶性成分)を集めたものが「精油」です。
(現在、国産で採れる精油は、ごくごく僅かなので、商品化はされておりません。)
ローズの精油は、5mlで28080円です。
農場では、まず「ローズウォーター」としていずれ商品になるお花の採取を手伝わせていただき、その後、お土産用も少し摘ませていただけることになりました。今年の夏頃から出荷されるローズウォーターには、私たちが摘ませていただいたお花も少し混じっている予定ですっ
「いいもの」は、決して華美ではなく、一時のブームでもなく、とてもシンプルにひっそりと。
でも、作り手たちの惜しみない愛情と手間がかけられ、どんな妥協も許さず、私たちのもとに届けられます。
農場で、摘み取り作業をされるおじさんが、「朝一番に畑に立った時のバラの香り、一面のピンク、これが最高なんだよ」と熱く語られ、かっこいいなあと惚れ惚れします
さて、いただいたローズは、お客様に少しずつおすそ分けしたり、あと、色々と実験的に加工中です。
これは、「神秘の水 夢」を注いで、ローズの花びらウォーターを作っているところ。
角ビンにたっぷり花びらを入れても、ほんの30gにも満たないっ・・・。
加熱(蒸留)しないので、成分はそれほど出ないと思いますが、香りやエネルギーレベルで、いいものが出来そうな予感がします
ただの水に浸けていたら、腐りそうなものですが、この水、どうなるのでしょうね??? 楽しみすぎる。
あと、オーソドックスに、オイルにも浸けたり、シロップ漬けも作っています。
昨夜は、贅沢にバラ風呂を満喫しました
ひとり淋しく、女子力があがりました。
更年期障害の予防にいいだろか? たぶん、いいよね。
ふなかわ