2005年06月15日
フランス南部、スペインとの国境付近に位置し、
ピレネー山脈を望むポー市のジーン・モネ中学校に
フランシスコ・エルナンデス-フェルナンデスという名前の生徒が転校してきた。
スペイン国籍の孤児で15歳だという。ほかの生徒より2、3歳年上に見えた。
彼が転校してきて1ヶ月ほど経ったころ、
学校の教師の一人がテレビを見ていると、
フランシスコ・エルナンデス-フェルナンデスの顔が大写しになった。
なんと彼にスポットを当てた番組が放映されていた。
15歳のフランシスコは、それほどまでの有名人だったのか?
確かに有名人だった。
“カメレオン”の異名を取るペテン師だったのだ。
しかも実年齢は15歳の2倍以上の31歳。
本名はフレデリック・ボルディン。
ボルディンは、1997年に米国で有罪判決を受け、刑務所送りになった。
3年前から行方不明の息子を探していた夫婦の前に現れ、
彼らの息子ニコラス・バークレイに成りすましたのである。
バークレイ夫妻は、
生きていれば14歳になっているはずの息子ニコラスに再会するために、
米国テキサス州から、わざわざスペインの米国大使館まで出向いた。
待ち構えていたのは、夫妻の息子に成りすましたボルディンだった。
8年前のことなので、23歳のボルディンが14歳に化けていたことになる。
息子は青い瞳をしていたはずなのに、ボルディンは茶色い瞳。
さらに、強いフランス語アクセントのある英語をしゃべる。
それなのに、夫妻は彼が自分の息子であると信じて疑わなかった。
その後、ボルディンは夫妻と共に米国に“帰国”し、
3ヶ月もの間、親子として暮らした。
ボルディンが偽者であることが3ヵ月後にばれたのも、
夫妻が不審に思ったからではない。
ジャーナリストがボルディンのペテンを暴露したからだった。
DNAテストの結果、偽息子であることが証明された。
ボルディンは逮捕された後、米国の刑務所で6年間、服役した。
そして、今回は31歳の実年齢を15歳と偽り、
まんまと中学生に化けおおせていたのだった。
ボルディンは、現在、警察による事情聴取を受けている。
ボルディンはメディアの取材にも答えている。
自分が思い描いていたとおりのものをポーの学校に見つけたのだという。
“同級生”のことも好きだったし、
自分を生徒の一人として扱ってくれる先生たちのことも好きだったと語っている。
AFP(通信社?)によると、彼は“愛情に飢えて”自分の正体を偽ったのだという。
また、地元のFrance's Le Figaro紙によると、
ボルディンは、10代の少年に化ける術に長けた“俳優”であり、
脱毛クリームを顔に塗って自分を若く見せていた。
どう見ても若者にしか見えない仕草をするのも得意だ。
ボルディンは、これまでに実にさまざまな年齢や人物を演じてきたことから、
「カメレオン」の異名を持っている。
彼は、パリ郊外で祖父母に育てられた後、施設で育った生い立ちを持つ。
彼に対する審判は、ポー市で9月に行われる予定である。
さて、以下の写真が彼の顔写真である。どう見ても15歳には見えない。
それどころか、“31歳の若さ”にも見えない。写真では不自然に見えても、
彼の演技力がよほど優れているということなのかもしれない。
ともあれ、15歳のはずのフランシスコ・エルナンデス-フェルナンデスが
実は31歳のおっさんだったと知った同級生や教師たちは、
天と地がひっくり返るほど驚かされたことだろう。
元ネタ→ここをクリック
フランス南部、スペインとの国境付近に位置し、
ピレネー山脈を望むポー市のジーン・モネ中学校に
フランシスコ・エルナンデス-フェルナンデスという名前の生徒が転校してきた。
スペイン国籍の孤児で15歳だという。ほかの生徒より2、3歳年上に見えた。
彼が転校してきて1ヶ月ほど経ったころ、
学校の教師の一人がテレビを見ていると、
フランシスコ・エルナンデス-フェルナンデスの顔が大写しになった。
なんと彼にスポットを当てた番組が放映されていた。
15歳のフランシスコは、それほどまでの有名人だったのか?
確かに有名人だった。
“カメレオン”の異名を取るペテン師だったのだ。
しかも実年齢は15歳の2倍以上の31歳。
本名はフレデリック・ボルディン。
ボルディンは、1997年に米国で有罪判決を受け、刑務所送りになった。
3年前から行方不明の息子を探していた夫婦の前に現れ、
彼らの息子ニコラス・バークレイに成りすましたのである。
バークレイ夫妻は、
生きていれば14歳になっているはずの息子ニコラスに再会するために、
米国テキサス州から、わざわざスペインの米国大使館まで出向いた。
待ち構えていたのは、夫妻の息子に成りすましたボルディンだった。
8年前のことなので、23歳のボルディンが14歳に化けていたことになる。
息子は青い瞳をしていたはずなのに、ボルディンは茶色い瞳。
さらに、強いフランス語アクセントのある英語をしゃべる。
それなのに、夫妻は彼が自分の息子であると信じて疑わなかった。
その後、ボルディンは夫妻と共に米国に“帰国”し、
3ヶ月もの間、親子として暮らした。
ボルディンが偽者であることが3ヵ月後にばれたのも、
夫妻が不審に思ったからではない。
ジャーナリストがボルディンのペテンを暴露したからだった。
DNAテストの結果、偽息子であることが証明された。
ボルディンは逮捕された後、米国の刑務所で6年間、服役した。
そして、今回は31歳の実年齢を15歳と偽り、
まんまと中学生に化けおおせていたのだった。
ボルディンは、現在、警察による事情聴取を受けている。
ボルディンはメディアの取材にも答えている。
自分が思い描いていたとおりのものをポーの学校に見つけたのだという。
“同級生”のことも好きだったし、
自分を生徒の一人として扱ってくれる先生たちのことも好きだったと語っている。
AFP(通信社?)によると、彼は“愛情に飢えて”自分の正体を偽ったのだという。
また、地元のFrance's Le Figaro紙によると、
ボルディンは、10代の少年に化ける術に長けた“俳優”であり、
脱毛クリームを顔に塗って自分を若く見せていた。
どう見ても若者にしか見えない仕草をするのも得意だ。
ボルディンは、これまでに実にさまざまな年齢や人物を演じてきたことから、
「カメレオン」の異名を持っている。
彼は、パリ郊外で祖父母に育てられた後、施設で育った生い立ちを持つ。
彼に対する審判は、ポー市で9月に行われる予定である。
さて、以下の写真が彼の顔写真である。どう見ても15歳には見えない。
それどころか、“31歳の若さ”にも見えない。写真では不自然に見えても、
彼の演技力がよほど優れているということなのかもしれない。
ともあれ、15歳のはずのフランシスコ・エルナンデス-フェルナンデスが
実は31歳のおっさんだったと知った同級生や教師たちは、
天と地がひっくり返るほど驚かされたことだろう。
元ネタ→ここをクリック
まあ、一人くらいはいたかなあ?
小学生の頃から「社長」とか「とっつあん」ってアダナのヤツ。