ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

香具師列伝Ⅳ(★★)

2005年12月22日 00時30分54秒 | 香具師列伝
さて、このホームページの製作者の方を捜して見たが
現在はネットの世界からは手を引いてしまったらしく、
残念ながら連絡が取れない次第である。

日本アイソトープ照射協会

作者の方に了解を得ないのは失礼かもしれないが...。
ここが工場(プラントかな?)だった頃を知っている者として、
少々ツッコミを入れてみよう。

>写真はありませんが、壁に「最も新しい殺菌法」、
>「医療、食品、園芸化学工業への応用」と書かれていました。

これはその通り。
極簡単に言うと「放射線で滅菌してしまおう」と言う事だった。
ご存知の通り放射線は紙やビニール程度は通過する。
「梱包済みでも滅菌できる」のが売りだった。

>メスにピペットにハサミ…。
>まさにココで実験が行われてたってことがわかります。

>どうやらこの廃工場は、
>農作物に放射線を当てて、
>性質を変化させるようなことをしていたようです。

>つまりココで変化した農作物を解剖したりしてたってワケ。

これはちょっと違いますね。
使い捨ての医療用具(メスや注射器など)を「パッケージしてから消毒する」
というユーティリティー(使い方)を考えていました。
その実験の為、随分と医療用具を溜め込んでいました。
実際にその医療用具を使って、解剖などの実験をしていた訳では無いと思います。
(一応、部外者なので断定はしません)

ここでもらった「注射器(針なし)」は最近まで持っていたけど...。

>写真は載せてありませんが、
>ココの廃墟はいろいろな雑誌が置いてありました。
>自動車雑誌とか。
>外部侵入者の残していったものでしょう。

いや、これらはあの人の趣味です。(笑)

>ここまで「変革」してしまった廃工場を、
>かつての社長は受け入れることができるのでしょうか。

「色々やっていた事の一つ」くらいにしか思っていません。(笑)

しかし、懐かしいなあ。

あの夏の日々を色々と思い出した。

アイソトープをギターにも照射してみたが、音は変わらなかった事。
アイソトープを弦にも照射してみたが、かえって音が劣化した事。
裏手に池があって、何故か?工場見学に来ていたロシア人がそこで泳ぎ始めた事。
夜中にバイクで走行中、突然電球が切れて、真っ暗闇になり、死に掛けた事。
どこでもらってきたんだか、怪しげなシャコタン車で出かけたら「○○会の車だ!」と族に追われた事。
(結局、ロクな事がねえなあ。)

最後になりましたが...このホムペの作者様にお礼を申し上げます。

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