ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

香具師列伝Ⅲ(★★)

2005年12月20日 22時16分45秒 | 香具師列伝
あれは遥かな昔。

原付バイクで国道293号線を2時間北上し、ようやく
たどり着くその場所は、当時の俺にとっては「遠い場所」だった。

何をしに行くのか?と言えば、バイクやジープに乗りに行ったんだ。

無免許だったけど、乗り回す場所は私有地だから、パクられて恥を晒す心配も無い。

まるでその為に作ったような自然の地形ありのままのダート・コース。
周囲は緑成す山の木々で囲まれた、美しい場所。

若かったと言うか...紅顔の美少年だった俺は、
そこで「オフロードレースごっこ」をして遊ぶのがとても楽しかった。

それに...あの頃はその人の本性が「香具師だ」と言う事を知らなかった。

1:その広い敷地の工場の工場長である。
2:放射線技師である。
3:スキーやテニスが上手い。
4:その辺で拾ってきた車やバイクを直す事が出来る。

以上の事を踏まえて、
純真だった俺は(大人って、何でも出来るんだな)と、
素直に尊敬していた。

ーーーさて、時は○○年経って、昨夜の事。ーーー

俺は「ムスコロン」という言葉をグーグルで検索した。
いや、特に期待はしていないさ。
そんな物、知っている人がいる筈ないから。

けど...。
「万々が一って事もあるかな?」って。

貴方にもこんな経験が有りませんか?

街角で偶然「ムスコロン」に似た少女を見かけて「ドキ」...。
心は少年時代にタイムスリップ。

おかしいよね。あの娘は僕と同級生だし。
もう、彼女もそんな歳じゃないんだ。
きっとどこかで優しいお母さんになっているに違い無いんだ。
それなのに...。

・・・まあ、そんな「初恋にも似た淡い気持ち」を胸に抱いて・・・

え?...ムスコロン、あったじゃねーか?
いや、さすがだな。最後の最後まで笑わせてくれるのう。
こんな趣味の悪りいネーミング考える奴が他にもいんのか?
...ったく、ネットの世界の広さにゃ、全く驚かされるぜ。

え?何?これ? ハテ?どっかで見たような場所だぞ?
ただし「ボロボロの廃屋風」になっているけど。

...ってか、これ、あの時の「ムスコロン」そのままじゃねーか?
これだよ。これ。俺の家にあったのと同じだ。

(こ、これは?)

俺は気付いた。
「街で見かけた似たような少女」じゃなくて、その人、そのものだ。

つまり、俺が○○年前「オフロードレース」をやって
遊んでいたのが...他でもないこの場所なんだよ。

実際にその場に行って、これを発見したとしても...これ程は驚かないだろう。

(でも、何でよりによって『ムスコロン:検索』で引っかかるわけ?)

名状しがたい、複雑な思いが胸を去来する。
俺は暫し、その画面を見つめていた。

ところで何ですか?このホームページ?「廃墟探訪」って?

...やっぱ、廃墟っすか?

しかも、今やここ、廃墟マニアの巡礼地っすか?

もしかしてムスコロン、その世界で大ブレイク中っすか?

↓詳しくは以下を。(バイオハザード レベル2)

日本アイソトープ

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2 コメント

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気になる。 (オ 寒・・・・)
2005-12-21 18:20:02
この第3弾が出る前、2で冗談で「ムスコロン」を検索したら、廃墟にすぐ行きつきました。僕はこの博士の他の物件が気になります。それにしても「絶対他も有り」だから、姉歯以外も徹底的にと思う。多分多くは家は一生に1度です。何とも「被害者」が悲しい!!!!逃げるなよ!高い給料の議員達。ここで活躍しないでどこでする!!!!ちなみに僕の家は平屋です。子どもには非難されているが、地震には強い。柱も有るし。「煙と子どもは」高いところが好きなのね?
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え? (RESANDO)
2005-12-21 23:35:33
先に見ていましたか。

原子力の話も、ムスコロンも、すべてあの場所が発端ですよ。



姉歯問題は、さらに深刻です。

だいたい、現場の人達も「設計図」から、

2,3割は引いて作りますからねえ。



日本中の建物の6割は「アウト!」じゃ

ないでしょうか?



そう言えば子供の頃、

上下二段式のベットで寝ている友達が

羨ましかったなあ。
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