4月12日 信玄公没後450年を迎えました。

2023-04-12 20:50:25 | イベント
甲府は、朝から雲が多い空模様で、信玄公の命日をしのぶ涙雨が日中に
パラパラと降りましたが、例大祭から騎馬行列が甲府駅北口に向かう時刻は、
何とかお天気も持ち、無事に信玄公没後450年の節目の例大祭を終えることができました。
残念ながら、午前中に行われた久々の騎馬行列は見ることができませんでしたが、
武田神社に戻られた信玄公の御霊を乗せたお神輿がご帰還され、
社殿にお戻りになる儀式に立ち会うことができました。


コロナ禍の中で、お神輿の担ぎ手も難しく、トラック輸送ではありましたが、
久々の甲府城下への行幸で信玄公も気持ちが晴れたのではないでしょうか。

そして、信玄ミュージアムでは企画展もスタートしまして、今回寺外では初公開の
資料をお借りした善光寺様へご挨拶と資料のお届けに。
善光寺様では、拝観券を金堂でお求めいただくと、堂内の拝観及び隣接する
宝物館の観覧ができます。
源氏の棟梁であり、幕府を開いて武家の頂点に立たれた鎌倉殿の初代頼朝、
三代実朝の木造が近年修復を終えて一般公開されています。
お二人の姿を伝える数少ない資料であり、最古の資料でもあります。

信玄公が善光寺を欲した理由は、信濃善光寺への信仰心や経済圏掌握だけでは
なく、まさに武家の棟梁が保護し、崇拝した信仰対象の善光寺を手中に収める
ことが政治的に大きな意味を持ったためと考えられます。
それは、信玄公だけではなく、後に豊臣秀吉も欲した理由と同じわけですが、
江戸時代には二代頼家の木像も存在し、将軍三代を祀ったお堂も古くから存在した
ようですので、善光寺にとっても源氏将軍の存在は大きかったのだと思います。

そんな善光寺様にも詣でながら、ふと見るとここにもニャンが・・・
花の蜜に誘われてやってきたチョウを追いかけて
足で押さえて見事にキャッチ。
やったぜ、とばかりに捕まえた蝶を見せてくれましたが、さすがに食べるわけでもなく


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いよいよ明日は信玄公没後450年

2023-04-11 20:18:37 | イベント
昨年度は、カウントダウンということで没後450年をPRしてきましたが、
明日は、没後450年当日となります。
休館日を利用して、明日から始まる信玄公没後450年企画展
「戦国大名武田信玄の遺産−ゆかりの品々から語る武田信玄−」の準備を行いました。
ちらっと、前期展示の目玉となる信玄公像をお届けします。

展示ケースの上に乗り、徐々にリフトアップしていく途中をパチリと撮影。
現地での展示はいかがなものか、ぜひご覧あれ。
お知らせしたとおり、普段収められている厨子から出た状態ですので、
木像全体のディテールがよく見えるようになっています。
玉眼が鋭く光り、リアルに睨まれているような威圧感を感じます。
甲斐の善光寺様の寺外初公開、御開帳の資料となります。
そして、甲斐善光寺様では、修復を終えた初代と三代鎌倉殿の木造も並びます。
信玄ミュージアムが先でも、善光寺が先でもどちらでも構いませんので、観覧、拝観
チケットをご提示いただければ2割引でご覧いただけますので、この機会に両方
ぜひご覧ください。

旧堀田古城園のお庭も代わる代わるに花々が咲いております。

躑躅が崎、というくらいですから、昔は山ツツジがたくさん咲いていたのだと思いますが、
古城園のお庭でもただいまツツジが真っ赤に。
そして、まだまだ幼いニャンが虫と戯れていました。
この前柵越しに見かけたニャンかな?

写真もちょっと大きくアップ。
遊び飽きたらスタスタと退散。
夕方近くにはこんな子猫にも会えるかもしれません。


武田神社でも例大祭の準備が着々と行われ、久々の盛大なお祭りになると思います。
城下へ向けて騎馬行列も出発しますので、お楽しみに。

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信玄公没後450年企画展 来週12日スタート

2023-04-07 19:55:26 | イベント
4月第一週が終わります。
甲府駅から武田神社まで通じる武田通り沿いの桜もすっかり散り、
僅かな花を残して葉桜に。
それでも遠目には何となくピンクで花もあるよう見えます。
このところお天気続きでしたが、本日はあいにくの空模様で。

明日から再び晴れの日が続きそうですが、来週4月12日(水)は、
信玄公が三河・遠江の徳川領への遠征の帰路、信濃で逝去されてから
450年の節目を迎えます。
信玄ミュージアムでは信玄公没後450年企画展として
「戦国大名武田信玄の遺産」を今年の12月24日まで3つのテーマで開催します。
初回は、「ゆかりの品々から語る武田信玄」と題して、信玄公の遺品なども交えた
展覧会とします。


展示は、前期・後期展の2回に分けて、7月31日(月)まで開催しますが、
前期展は6月12日(月)までの2ヶ月間です。
展示の目玉は、チラシにもありますが、木造武田信玄公像です。
甲府の善光寺様で所蔵されている文化財で、一般には公開されていない資料です。
檀家さんがたまに目にする機会があるだけのようですが、今回、没後450年ということで
特別に借用をお許しいただき、寺外では初公開となります。
製作年代は、江戸時代で、普段は厨子に収められていまして、
高さは約45cmくらいと小ぶりです。
厨子入りやサイズには訳があるのですが、詳細は展示解説で表示しますし、
追々こちらでもお伝えします。

ちなみに、今回の展示では、厨子から外にお出ましいただき、全身が見られるように
展示しますので、細かな細工や色彩までご覧いただきたいと思います。
2ヶ月間の信玄公像御開帳ということでお楽しみに!

合わせて、開催期間中、甲斐 善光寺様にご協力いただき、拝観・観覧料金の割引で
お得に見学いただくサービスも開始します。
善光寺様では、金堂(本堂)+宝物館の拝観料500円のところ、信玄ミュージアムの
観覧チケットの半券をご提示いただくと、400円にお値引き。
逆に信玄ミュージアムで善光寺様の拝観券をご提示いただくと、一般観覧料300円
を240円に割引きます。
どちらも2割引となりますので、この機会に信玄公の歴史を学び、
信玄公が甲府に移した善光寺様の拝観を通じて、その遺徳を偲んでいただければ
幸いに存じます。

4月12日のご命日には、武田神社での例祭から騎馬行列が久々に出陣しますので、
ぜひ、足をお運びください。
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私の地域・歴史探訪 子ども編を開催しました。

2023-04-06 14:54:18 | イベント
3月26日(日曜日)に予定していましたが
天候不良のため延期し、4月2日(日曜日)に開催しました。

【コース】
湯村山ののろし台
塩澤寺
万寿森古墳(山梨県指定史跡)



湯村山ののろし台では、
普段非公開ののろし台に上りました。
子どもたちが
甲府盆地が見えました、と教えてくれました!



塩澤寺の大きなお地蔵さんは「たんきりまっちゃん」と呼ばれ、
喉が良くなる、痰を切ってくれるといわれるお地蔵さんです。


万寿森古墳では横穴式石室の内部を探検しました。(いつもは非公開)

ご参加いただき、ありがとうございました。
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いつもと変わらない景色

2023-04-04 18:28:00 | 紹介
信玄ミュージアムに隣接する武田通りの桜並木の桜もかなり散ってしまい、
徐々に葉桜に。
今年は早くから気温が上昇し、例年より早い桜の開花となりましたが、
その後、お天気の崩れと共に気温上昇も抑えられ、意外と長く花を楽しめました。

本日は、民営に移行して最初の休館日を迎えました。
月曜夕方には、古城園はいつものように雨戸を閉めて休館に備えました。

庭にはスイセンの黄色い花も咲き、

シランも花を咲かせるために準備を始めました。
そして、お兄ちゃんも登場し、何か用かい? みたいな目で見られ・・・

近くで母ニャンが遠くをじっと見つめてました。

そんなこんなで、運営は変わってもいつもと変わらない景色が信玄ミュージアムにはあります。
そして、まもなく武田信玄公が亡くなられて450年の節目がやってまいります。
今年は、武田神社の例祭に加えて、久々に城下への武者行列も繰り出しますので、
賑やかな没後450年になると思います。
甲府市教育委員会でも特別展示室で没後450年企画展を開始します。
平日ですが、ぜひ、お出かけください。
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