今年は甲府が開創されて500年!市内各地でさまざまなイベントが行われています。
市内三ケ寺(善光寺・一蓮寺・東光寺)でも宝物公開を開催しました。
東光寺は11月24・25日の2日間公開しました。
東光寺は、安保2年(1121)、新羅三郎義光が建立、鎌倉時代に蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が再興します。戦国時代には武田信玄が諸堂を再建、諏訪頼重・信玄嫡男義信とも関係が深い寺院です。
仏殿内岩座上に立つ山梨県指定文化財木造薬師十二神将像は、平成28年から2体ずつ計画的に修理しています。今年度は珊底羅大将(さんていらたいしょう=うま)と頞儞羅大将(あにらたいしょう=ひつじ)を修理しているため不在ですが、すでに修理された仏像と未修理の仏像を同時公開することにより、大切な文化財を次世代へ引き継いでいくことの重要性をお知らせする機会にもなっています。
山梨県指定名勝である庭園です。天候にも恵まれ、紅葉と深緑が多くの観光客・研究者・愛好者の皆さまを幽玄の世界へいざないました。
山梨県指定文化財の蘭渓道隆書簡は、職員が読み下し、書かれた時代の背景も含めて説明しました。地元の皆さまもかけつけてくださり、「貴重な資料を拝観しました。庭園も見事で魅了されました。」という声をいただきました。
三ケ寺関係者の皆さま、ご協力ありがとうございました。
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