ウコッケイも神様のお使い!?

2022-06-17 16:06:49 | 紹介
先週末は、雨がざーっと降ったかと思えば、
梅雨明けを疑ってしまうような晴天に恵まれたり。
気温含めて、なかなか忙しい週末となりました。

武田神社のお囃子に誘われて、行ってみると・・・

武田神社の能舞台・甲陽武能殿で、甲府囃子が奉納されていました。
甲府囃子の歴史は、江戸時代末まで遡ります。
元治元年(1864)、大田屋嘉兵衛が、江戸へ赴き、
当時流行の神田囃子を学んだ後、甲府に持ち帰り、伝えたもの。
昭和40年(1965)には「市指定無形民俗文化財」となり、
以降、お祭りなどの盛り上げ役。

甲府囃子も、準備された椅子がほとんど埋まるほどに盛況でしたが、
傍らで、多くの人の視線を集めていたのが・・・
なんだかわかりますか?

そうなんです!烏骨鶏(ウコッケイ)!
雛ではありませんが、まだ若い!?
正直お顔はちょっとコワイけれど、このふわふわな感じがなんともかわいい。


横から見ると、意外と美しい✨
その横では、ごろ〜んと、やけに無防備な烏骨鶏。

烏骨鶏も、鶏の一種。
神社に鶏がいるのは、鶏が神さまのお使いだからで、
とりわけアマテラスを主祭神とする伊勢神宮・内宮の鶏がよく知られています。
それもそのはずで、鶏はアマテラスの「岩戸隠れ」の神話にも登場した鳥。

そのお役目とは・・・スサノオの乱暴を嘆いて、岩戸に隠れてしまったアマテラス。
闇に包まれた世界をなんとかしようと、神々が岩戸の前で開いた大宴会で、
アメノウズメの踊りを誘い、またアマテラスが岩戸から引っ張りだされ、世界に光が戻った時、
「カケコー、カケコー、カケコー」と告げたのも「長鳴鶏」(ながなきとり)、つまり鶏でした。

「岩戸隠れ」の神話から、現在も、伊勢神宮の式年遷宮の儀式始まりの合図は、
宮司による鶏の鳴きマネ3回。「カケコー、カケコー、カケコー」です🐔
ちなみに、武田神社の烏骨鶏の鳴き声は、もう少し野太い印象・・(・。・;


梅雨晴れした甲府北エリア。
気持ちの良い風も吹いて、とっても良い日和になりました😊 

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