甲府歴史ものがたり塾「第10章:たちあがる~試練と戦う甲府市民~」を開催しました。

2019-11-11 14:36:16 | イベント

今年4月に発行した『こうふ開府500年記念誌~甲府歴史ものがたり~』を教材に、7月から甲府市役所1階市民活動室で開催している「甲府歴史ものがたり塾」が最終回(最終章)を迎えました。

10章は「たちあがる~試練と戦う甲府市民~」と題して、山梨県立博物館学芸員の小畑茂雄さんがお話しくださいました。小畑さんは、近現代史を中心に研究・発表されています。

この日のテーマの「試練」とは「自然災害」です。第1章は甲府を襲った大地震についてです。江戸時代、元禄・宝永・天明・安政の大地震では、柳町(現在の中央)を中心に潰れた家屋多数、湯が突然湧き出し、死者も多く出たそう。とっても身近な地域の被害に驚きです。

第2章は大水害です。明治時代に入ると近代化が進み、森林が減少します。同時に大水害が頻発し、なかでも明治31年と40年には多くの市民が亡くなりました。家々には水と土砂が押し入り、必死にかき出す子どもたちの姿が写真で紹介されました。「明治40年の大水害は全県的にひどかったことは知っていたが、写真を見て実感がわきました」という感想を参加者からいただきました。

『こうふ開府500年記念誌~甲府歴史ものがたり塾~』を学ぶ教室は、信玄ミュージアムで1月まで開催しています。参加を希望する場合は、歴史文化財課までご連絡ください。(055-223-7324歴史文化財課文化財活用係まで)

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