今年の夏は暑いですね。
例年ですと、お盆が終わり、20日過ぎ辺りから朝夕が涼しくなり、そして、
8月下旬には日中の気温も下がって、徐々に秋が感じられるようになるのですが、
甲府は今日も最高気温36℃予想。
残暑厳しいを通り越して普通に夏が続いている状況で、外出も相変わらず注意が必要です。
学校の夏休みは地域によって期間も異なりますが、山梨県は先週から2学期が始まっています。
この夏は、久しぶりに家族で来館される方で賑わい、お子様は夏休みの宿題や自由研究で
信玄ミュージアムに訪れて、武田家の歴史を調べていかれたようです。
今月いっぱいは夏休み子ども用ミニブックも配布していますので、ぜひお持ち帰りください。
火曜休館ですが、明日29日(火)までは夏休みということで、休まず開館しています。
来月からは、通常どおりの火曜休館に戻りますので、ご注意願います。
そして、年内開催の企画展「戦国大名武田信玄の遺産」も好評開催中。
企画展テーマ2「竜虎相搏つ 武田信玄と上杉謙信」前期展もそろそろ折り返しです。
展示資料には上杉謙信所用の軍配団扇がありますが、一騎打ちでは謙信は太刀を
振り降りし、信玄公が軍配で受けた、と言われていますので、展示品が信玄公が使った
軍配団扇?と勘違いされる方も。
軍配は、信玄公の専売特許ではありませんので、皆様、ご見学の際はご注意ください。
今回の軍配団扇は、川中島の戦いで使用したかは定かではありませんが、謙信遺品の一つです。
握りしめた使用痕も見られますから、戦場で軍配を握って上杉軍を指揮する勇ましい
謙信の姿をご想像ください。
川中島の戦いの直接対決にかかわらず、信玄公の生涯で最大のライバルであり、
武田軍のすべての軍事行動に絶えず影響を与え続けた上杉謙信。
信玄公の寿命とは別に、謙信の存在がなければ、織田・徳川氏の命運も変わっていたかもしれません。