川中島より無事ご帰還🐎

2021-10-04 17:36:31 | 紹介
大型で強い🌀と警戒された台風16号が去り、青空が戻ってきました。
それなりに高い気温が予測されておりますが、
台風の余波でしょうか。風がちょうどよく吹いていて、過ごしやすいお天気です。
非常事態宣言などの全国的解除後の最初の土曜日は、中央自動車道がかなり渋滞。
そのためでしょうか。当館、午前中はずいぶん静かでしたが、お昼前ごろから、たくさんの方がお越しに🙇

そのお昼ちょっと前に、川中島の古戦場から無事にご帰還されたのが・・・


武田氏館跡、西曲輪南馬出の下層で出土した「馬の骨」!
川中島でさぞかし活躍されたことでしょう✨
お疲れ様でございました🙇
長野市立博物館の学芸員の方に伺いましたら、期間中、大勢の方が企画展示を
ご覧になられたとのこと。
ありがたいかぎりです。
物々交換ではありませんが、当館では武田信繁様の書状を長野市立博物館からお借りしておりました。
ご協力いただき、ありがとうございました。
無事、本日4日をもちまして、特別展のテーマ「信玄公の家臣団」が終了いたしました。

改めまして、ご紹介させていただきますと・・・

こちらは、馬の全身骨格。戦国のものとしては全国でも唯一の出土例!
奇跡✨のワケは、大切に”埋葬”されたから!?
大切に埋葬された馬は、大切に飼育された!?

いずれにしても、残された骨の状態からわかることは、
生前の栄養も含めた飼育状態も良く、筋肉質だったこと。
駄馬に見られる骨の損傷もないことから、軍馬だった可能性も高いこと。
わらのようなものが周囲に認められたことから、おそらくむしろに包まれて埋葬されたこと、
しかも、極楽浄土に向かうかのように、北枕西向き、足を折り曲げた状態で。

誰の馬だったか、確かなことはわかっていません。
けれども、それなりの身分の方が所有した馬だったことは確か。

発掘されたのは地面から2m強の深さで、
武田氏館の西曲輪造成前に生きた馬…かも?
となると?

武田氏館跡の馬、出陣の様子はこちら!
コメント
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