goo blog サービス終了のお知らせ 

ボランティアガイドの虎の巻

2024-01-26 16:00:35 | 紹介
前回20日に開催しました新年会兼学習会で議題としました、城下散策のリクエストに対応する
ガイドブック作成の話し合い、担当武将決定のご報告をしました。

武田信玄公を支え、武田家を大大名にまで押し上げた家臣団。
現在は、館跡周辺は市街地化が進み、古い町の面影を感じることは難しくなっていますが、
戦国時代にはたくさんの家臣らが居住していました。
その屋敷跡の推定地に、甲府市観光課等で武田二十四将の屋敷跡看板を設置しています。
ボランティアガイドさんが案内する際、看板だけでは情報量が少ないことから、補足情報の
必要性が出ていました。
実際には武田二十四だけではなく、それ以外の武将たちの屋敷跡推定地にも看板があり、
話す内容も、実はたくさんあるのです。
そのため、今回は武田二十四将図に描かれる武将と、絵にはなくとも信玄公祭りなどで
武者行列に名を連ねる二十四将など、幅広く武田家の武将たちをリストアップしました。

そして、このたび12名の方が参加を表明いただき、12名の武将のガイド資料を作成します。
メンバーは、春日虎綱(高坂昌信)・多田三八郎・小山田信茂・飯富虎昌・土屋昌続・
板垣信方・穴山信君・馬場信春・武田信廉・武田信繁・真田幸綱・真田昌幸
以上、12武将をボランティアガイドの参加者の皆さんで調査して作成します。
今後、進捗に合わせて経過報告をいたしますので、ご期待下さい!

昨日の姫は、強風で寒そうでしたが、陽だまりで日なたぼっこ。



のんびりゆるーく皆様のご来館をお待ちしています。

お知らせですが、記事担当の業務の都合で、次回アップは1週間ほど先になりますので、
予めお伝えいたします。
日頃より当ブログをご覧いただいている皆様にはご迷惑をおかけいたします。
少し間が空きますが、引き続きましてご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新年最初のボランティアガイド勉強会を開催しました

2024-01-22 10:38:40 | 紹介
ただ今甲府盆地各所では、この時期の恒例行事というわけでもありませんが、果樹剪定の
真っ最中で、あちこちで剪定した枝などを焼却する煙が狼煙のように上がっております。
狼煙といえば、武田氏が情報伝達として使用したと伝わっていますので、この時期に甲府盆地に
お越しの方は、そんな目線でも眺めていただくと面白いかもしれません。
結構、遠い場所の煙も見えますので。
ただ、たまに道路周辺まで煙が流れ込んで、霧のように視界を遮ることもありますので、
走行の際はご注意くださいませ。

乾燥続きの天候下では火を使うのは要注意ですが、先週末は久々にまとまった雨となり、
乾燥していた甲府盆地も一気に潤いました。
信玄ミュージアム周辺は、つい先週末までお正月の分散型初詣で大賑わいだったのですが、
雨の影響か、それともようやく落ち着いたのか、再び閑散期の様相となってきました。
そのせいか、朝早い時間から久々に丸々と脂肪を蓄えたお兄ちゃんに遭遇。
野良感が増してワイルド路線を突っ走っています。
そして、妹の姫ニャンはカフェデッキで雨宿り。
お客様に愛想を振りまいて来館を歓迎中。


そんなお天気の中、新年に入って最初の信玄ミュージアムボランティアガイドの勉強会を
開催し、自主企画事業について話し合いました。
冬季は寒さも厳しく、閑散期でもありますので、暖かくなるまで活動はお休み中です。
この期間を利用して、登録者の皆様には研鑽に励んでいただき、春からより良いガイド活動が
できるようにと準備をしています。

昨年、活動再開後のご案内リクエストに城下町散策が多くありましたが、これまで研修も含め、
勉強が少し手薄な部分でしたので、今後強化したいと思っています。
昨年末も参加者の方で館跡北側の城下町を歩いてみましたので、今後もそうした現地
踏査も含め学習していきますが、その教本的な資料が欲しいと思い、ガイドさんが自ら
調べて、まとめたガイドブックを作ってみようということで、この冬の自主企画としてご提案し、
参加者を募っているところです。
作成するのは、戦国時代に甲府に居宅を構えていた武将たちのガイドブックで、市観光課が
設置した城下の武田二十四将案内板を補足する形で資料を作ろうと思っています。
募集は先週末で締めきりましたので、担当武将の割当を数日中に決定して、次の学習会で
お知らせする予定です。
また後日、追加報告をさせていただきますね。

そして、昨年は信玄公没後450年の節目で企画展も開催し、各地からゆかりのある貴重な
資料を借用し、展示をさせていただきました。
その中の一つ、諏訪法性兜が現在、所蔵先で特別公開されています。
信玄ミュージアムでは、信玄公祭りもあった10月−11月に展示をさせていただきました。
諏訪湖博物館様でも普段はレプリカで本物は展示していませんので、実物を見学できる
数少ない機会です。
信玄ミュージアムでお見逃しになった方は、冬の諏訪で温泉に浸かりながら、ゆっくりとご見学ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬ならではの風景?

2024-01-17 19:35:47 | 紹介
霊峰富士の山も寒々しくより一層真っ白に雪化粧の厚い衣をまとい、連日の寒さで武田氏館跡
(武田神社)の堀も、日中になっても日陰は水面の薄氷が溶けずにいます。
ここ数日は山梨の冬ならではの強烈な寒風が吹いて、体感温度もグーンと下がっております。
すっかり居着いた感のある姫ニャンも昨年からずっと体調がよろしくなく、鼻水や変なくしゃみが絶えません。
風邪かな?
とはいえ、日差しのある日中は元気に活動中で、定番のカフェ側ではなく、旧堀田古城園の
お庭側で何やら探検をしておりました。
そして、館跡の方はと言えば、主郭内に鎮座します武田神社参拝も先週土日までは
超分散型なのか、正月並みに人出があったようでして、大賑わいだったと神社の方が
言っておられました。
今年は繁忙期が長いので気が抜けないとかで、ありがたい悲鳴だそうです。
そんな館の堀には毎年カモなどの渡り鳥が越冬で飛来するのですが、今年は少し数は少なく、
代わりに、鵜がすっかり群で住み着いて縄張りを形成しております。

堀の水全部・・・、という某テレビ局の番組で数年前に全部ではないですが、かなり抜いて
外来生物駆除をしたこともありました。
しかし、堀にはまた外来魚が増えていまして、それらを狙って鵜が活動中のようです。
糞害で樹木が枯れてしまうので、正直、管理者としては困った存在なのです。
今は落葉樹も葉がないのでわかりませんが、すでに枯れた木も確認されつつあり、
さてどうしたものかと。

そして、冬ならではの光景として、この時期限定で貴重な遺構の全体を見ることができる
ポイントが堀にはあります。
それが武田氏の時代の古い石積み。
写真の精度で分かり難いかもしれませんが、中央の水際から立ち上げっているのが
信虎公?あるいは信玄公が晴信、と名乗っていた頃の古いある時代の館の南西隅を
固めていた石積みです。
現在の武田氏館跡の姿は、武田氏滅亡後の徳川・豊臣氏の時代に再利用した際に改修した姿で、「武田氏館」を名乗りながら、武田時代のものがほとんど見られない
ことが発掘調査などでわかっています。
そうした中で武田氏の頃の古い構造物を感じられる数少ない隠れスポットです。
興味のある方は、南の堀に沿って歩いて、隠れた石積みを探してみてください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1月6日は、信虎公の生誕日

2024-01-05 19:28:30 | 紹介
昨年末の20日にこうふ開府の日の祝典を開いてご報告したばかりですが、今年も新年6日は
武田信虎公の生誕日です。

生まれた年は、明応3年(1494)と明応7年(1498)の二説ありまして、明応3年が通説化していました。
しかし、当時の記録などの多くは明応7年と記されていますので、近年の研究では
明応7年説が採用されることも増えています。

明応7年は、9月20日に明応地震と呼ばれる巨大地震が発生した年で、山梨県内でも
大きな揺れがあり、金山などが崩れて大きな被害が出たことが記録されています。
能登半島地震もあったばかりですので、東海地域も要注意ですね。

さて、ここ10年近くでの歴史研究は大きく進展し、武田氏研究も様々な見直しが行われました。
特に信虎公の研究は、従来の評価を覆すほど人物像も再評価されています。
そして、令和元年(2019)には甲府開府500年を迎え、その事績も再評価されたことは記憶に新しいところです。
県庁所在地が甲府市に置かれているのも信虎公のおかげでもありますので、
評価はともあれ、甲府にとっては大恩人です。

明日から再び三連休の方も多いと思います。
最近の初詣は分散型で、この連休も大勢の方が武田神社参拝にいらっしゃると思いますので、
くれぐれも時間に余裕を持ってお越しください。

そして、令和6年の新年もお世話になっています、躑躅ヶ崎歴史案内隊の皆様の活動が
スタートします。
一週間先の予定ですが、初詣と合わせて史跡散策もぜひ。

しばらくお天気は安定予報ですが、微妙な場合はXの公式サイトからお問い合わせください。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新年あけましておめでとうございます。

2024-01-01 13:23:06 | 紹介
昨年は、信玄ミュージアムの指定管理者制度導入が決まり、4月から管理・運営が
民営に移行して迎える初の正月です。
除夜の鐘が鳴る頃から武田神社も初詣で賑わっていたと思いますが、
先日お伝えしましたとおり、様々な交通規制がありますので、指示にしたがって
ご参拝くださいね。



ちなみに、甲府駅からまっすぐ伸びる武田通りが武田神社参道前でぶつかる
T字路右の駐車場帯は、しばらく参拝者誘導整理場として利用されるため、
しばらくの間、駐車できませんのでご注意を。

信玄ミュージアムも正月モードです。
入口には正月のお飾り、カフェ側には門松も出しています。



門松は、武田流。
武田流門松は、竹の先端部を平らに切り、土台にわらを巻き付けた化粧は、
縄で武田菱の形をつくるのが特徴です。
そして、竹(武田氏)より松(松平氏)を低い位置に飾るのだそうです。
これには言われもあるようです。
竹の先端を斜めに切る門松が多いと思いますが、古来は水平に切る方が主流だったと言われ、
一説には三方ヶ原の戦いで敗れた家康が、竹を武田家の首に見立てて斜め切りにしたのが始まりだとか。
定かではありませんが、山梨では水平切りの門松を武田流としております。
このお正月にご来館の際は、そうしたところもご覧になっていって下さい。
姫も昨日はご機嫌だったようで、門松の間に座って招き猫状態だったとか。
歓迎モードでお出迎えしてくれますので、お近づきの際はやさしく撫でてくださいね。

それでは、本年もよろしくお願い申し上げます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする