コシボソヤンマが見たいけどガソリン代も高いしどっか地元にいい場所ないかな~といつも考えていて、まあ、行くとしたらあの辺だろうとあたりはつけていた。そして今日、大した期待もせずに行ってみた。
ここは以前何回か訪れている。前回はコヤマトンボが撮れた。今回もなんかしら撮れるだろう程度の気持ちだった。
現地に着いたのは12:00。小川に沿って歩き始め、お腹が鳴ってきたので持参のコンビニおにぎりを川の淵に座って食べ始めた。
何か飛んでくるかな~と期待しつつ食べていたが全く何も飛んでこない。
気を取り直して池まで行ってみたがシオカラ・オオシオカラ・コシアキが飛んでるだけ。何度かでかいのが飛んできたが、どうやらオニヤンマのようだった。
まあこんなもんだろうと半分諦め、次はどこ行こうかと小川に沿って戻り始めたとき、川の上をトンボが飛んでいるのが見えた。
直感でコシボソヤンマとわかった。
やっぱり!! 読みが当たった。
小川沿いのヤブの中を突っつくように飛んでいる。どうやらメスを探しているようだ。
いるとわかれば持久戦だ。しばらく行動を観察し川幅が狭く自分の真下を飛ぶコースで腰を据えて待った。
決してゆっくりとは言えないスピードで飛んでいく。そしてまた戻ってくる。この繰り返し。
個体数はそこそこいそうだ。オス同士がかち合うと卍どもえのバトルとなるが結局またそれぞれのコースを飛び始める。
オスに見つかったメスは木の上の方に連れて行かれる。
定期的に飛んでこないのは恐らくメスを見つけたからだろう。
そして遂に撮影のチャンスが回ってきた。♀が産卵を始めた。
最初は石の土手に。
色が赤っぽいから最初マルタンヤンマのメスかと思ったが、ここは流水だしマルタンのはずがない。
コシボソヤンマは初めて見るのでちょっと戸惑った。
別の個体は枯れ木に。
木にも止まってくた。
♂ほどは腰が括れてないようだ。
飛びものはなかなか上手く行かない。メスの飛びものはこれが今日のベストショット。
続いて♂。
♀より小さくて色も黒いので暗い小川では近くに来るまでわからないことが多い。
幸いなことに♂同士バトルしたあと、頭上にとまった。
ちょっと遠いがこれでも十分満足。
飛びものはこんな感じ。
自分であたりをつけた場所で、ズバリ見つけられたのでとっても満足の日だった。
これからの楽しみが増えた。
今日のおまけ。
羽化の失敗? それとも奇形かな?