3D CG, CAD/CAM/3Dプリンタ な日常でつづる クルスの冒険ブログ

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デザイン・コンペに出そう

2008年03月06日 | □CAD/CAMな日々
 
クルスの冒険です。
春は…クシャミと鼻水と共にやってくるねぇ…。それでも、春は良いものだ。
  
実際にお会いした方には本当の事を言う、という性格もあってか、
 
「一般に思われているほど、いわゆる工業デザインの仕事というのは、大きな産業ではないですし、そこで働く人も決して多くはないですよ。」
 
ということは、よく言う。誤解しないでいただきたいのは、
「じゃあそんな仕事ないのか?」
というと、そんな事はない(第一そんなこと一言も言ってない)。
あるには、ある。実際に目の当たりにもしてます。 
問題は、世間一般に了解されているイメージとのボリューム(?)における差が大きい、ということだ。規模感、というかな。
 
言い換えると…
「うーん…でもね、結構マイナーよ」
と、なる(笑)TVなんかで取り上げられるババーン!としたイメージとはギャップが大きいですよ、って話だね。逆に言うと、ちょっとしたモノ、一般に意識されないモノにも、工業デザインっていう仕事は介在している、とも言える。意外と地道な話だと思う。
 
最近、『3次元形状を活用する会(3D-GAN)』の立ち上げなんぞをやっていて実感するのは、それは会の根幹を成すコンセプトだからというのもあるのだけれど、とにかくCG、ゲーム、映像・画像系の3Dモデラーさん達と、工業デザイン、設計・製造系の人達の接点の少なさ、だ。
 
なんてもったいないことだろう。
 
だって、CG、ゲーム、映像・画像系の3Dでは、今日この瞬間も、3D形状データという非常に具体的な成果を出しているのに、より具体的な成果を欲している工業デザイン、設計・製造分野とあまり関わり合いが無いまま来ているのだから。
 
今世の中に無いカタチをモデリングして生み出し続けている(しかも3Dのツールで)… ということにおいて、それはそのまま工業デザインのお隣に座っているようなものだ、と思うのだよね。
 
もちろん、「工業」である以上「工業」としての知識や経験が求められるのは当然のことで、それはCGやゲームとは違った話だろう。
でも、それであっても、曖昧な絵を描く絵描きさんよりも、CGの3Dモデリングの方がずっと「工業」に近い… ということもあるんだよな。しかも、イイ線で。
 
そういうこともあって、是非CG、ゲーム、映像・画像系の人達も工業デザインのコンペなんかに応募してみると良いと、思う。

ということで、お馴染み工業デザイン専門サイト『Pd WEB』さんで…
 
『Pd WEBデザインコンペ2008』
 
募集が始まるようですよ。お題はー…

1)食器(マグカップ、ソーサーから鍋などキッチン用品まで)
2)インテリア(イス、テーブル、ソファ…)
3)家電(白モノからAV機器、携帯電話、デジカメなど)
4)乗り物(クルマ、電車、自転車、飛行機…)

と、スゲー広範囲(笑)
なんちゃらの剣やら、鎧やらは無いけれど(笑)その「カタチづくる」想像力とセンスを、プロダクトにも向けてみたら楽しいはずだし、新しい仕事にもつながるはずだ、と思う。
 
何なら、コンペ作品用にRP機での出力を応援してもいい、と思っていますよ。
(おっと、3D-GAN会員、ないしはW.G.G.のGuild Menに限らせてもらいますけどね)
 
最後に業務連絡。



3D-GAN事務局に、ガラスのショーケースが入りました。
お店屋さんごっこかぃ!(笑)と、言われても、どーしても必要な設備の一つなのでした。
 
…ヤフオクで買いましたが、なにか?(笑)