3D CG, CAD/CAM/3Dプリンタ な日常でつづる クルスの冒険ブログ

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CAM屋はブルースを歌う

2005年08月19日 | □CAD/CAMな日々

はい、本気(マジ)工場です。
先日チラ、とお見せしておりました、高精度に作った“身のまわり品”です。
こちら、修正テープのホルダーなんですね。単にホルダーと呼ぶにはあまりに高機能で、
便利この上ないものです。こう、紙に押し付けてカリカリカリ…と白い修正テープが
出てくるアレです。PCとプリンタの普及で、今意外と需要が多い…なんてことを聞いた
こともある製品です。昔は液体で、ボトルに入ってて…倒して書類が真っ白…なんて
こともありました(ワタシだけですか…そうですか…)。

加工機とCAMの性能をお見せするために、CADの設計データをいただき、加工をしてみました。
素材は、硬めのケミウッドを選んでいます。
設計部門から試作を外部に依頼して…納品を待って組上げて…というプロセスが一般的ですが、
ちょっとしたものであれば、設計部やデザイン部の中で作ってしまいましょう…
という事が予算的にも設備的にも、そして一番大切なことですが、割と簡単に出来てしまう
時代なのです。試作にいくらかかるから…と計算してみれば、投資に対しての効果もすぐに
分かります。

今年の春に、ある企業さんから「加工と金型の基礎的な講習」をお願いされて実施しました。
新入社員さん向けの講習だったのですが、そこは本気(マジ)工場ですから、一番小さい
加工機を持ち込んで切削加工の実習もやりました。
その時、参加された新入社員さんがおっしゃっていた感想が、印象的でした。
「加工してみて、どうして3次元のCADを使っているかやっとわかった…」
スバラシイ。そうなんですね。3次元CADでの形状の定義は、製図に比べれば明らかに手間が
かかります。CADの操作自体も面倒です。でもそれは、製造行為自体の手間を省くために
3次元で定義している、という側面もあるわけですから、自分で加工をしてみることで
「このためにモデリングで苦労していたのか!あの苦労の元を取ったぜ!」というキモチになる…
って、次第のようです。はい。

余談ですが、時々「なんだ?その毎回々々不自然なタイトルは?」ときかれる
ことがありまして…(苦笑)
えー…タイトル考えるのが面倒くさいので、どこからか引っ張って来てちょっと
変えて使っているから不自然なんです。しかも時々苦しいです。スミマセン。
どこから引っ張って来てるかが分かってしまうヒト… マニアです(笑)
 

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