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はい、本気(マジ)工場です。
先日チラ、とお見せしておりました、高精度に作った“身のまわり品”です。
こちら、修正テープのホルダーなんですね。単にホルダーと呼ぶにはあまりに高機能で、
便利この上ないものです。こう、紙に押し付けてカリカリカリ…と白い修正テープが
出てくるアレです。PCとプリンタの普及で、今意外と需要が多い…なんてことを聞いた
こともある製品です。昔は液体で、ボトルに入ってて…倒して書類が真っ白…なんて
こともありました(ワタシだけですか…そうですか…)。
加工機とCAMの性能をお見せするために、CADの設計データをいただき、加工をしてみました。
素材は、硬めのケミウッドを選んでいます。
設計部門から試作を外部に依頼して…納品を待って組上げて…というプロセスが一般的ですが、
ちょっとしたものであれば、設計部やデザイン部の中で作ってしまいましょう…
という事が予算的にも設備的にも、そして一番大切なことですが、割と簡単に出来てしまう
時代なのです。試作にいくらかかるから…と計算してみれば、投資に対しての効果もすぐに
分かります。
今年の春に、ある企業さんから「加工と金型の基礎的な講習」をお願いされて実施しました。
新入社員さん向けの講習だったのですが、そこは本気(マジ)工場ですから、一番小さい
加工機を持ち込んで切削加工の実習もやりました。
その時、参加された新入社員さんがおっしゃっていた感想が、印象的でした。
「加工してみて、どうして3次元のCADを使っているかやっとわかった…」
スバラシイ。そうなんですね。3次元CADでの形状の定義は、製図に比べれば明らかに手間が
かかります。CADの操作自体も面倒です。でもそれは、製造行為自体の手間を省くために
3次元で定義している、という側面もあるわけですから、自分で加工をしてみることで
「このためにモデリングで苦労していたのか!あの苦労の元を取ったぜ!」というキモチになる…
って、次第のようです。はい。
余談ですが、時々「なんだ?その毎回々々不自然なタイトルは?」ときかれる
ことがありまして…(苦笑)
えー…タイトル考えるのが面倒くさいので、どこからか引っ張って来てちょっと
変えて使っているから不自然なんです。しかも時々苦しいです。スミマセン。
どこから引っ張って来てるかが分かってしまうヒト… マニアです(笑)