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3D CG, CAD/CAM/3Dプリンタ な日常でつづる クルスの冒険ブログ

このブログは引っ越しました!引っ越し先は…「とある思索の集合演算」と検索してみてください。よろしくお願いします。

歯科用です。 これを作れなかった工作機械、CAD/CAM業界って…

2009年09月16日 | □CAD/CAMな日々


きょうは、YouTubeから。90秒ほどの動画だからぜひご覧ください。

このネタ、ずっと伏せて(避けてか?)来たんですけどね。
 
結構以前から日本にも入っている、米国製の歯科用システムです。
 
…このブログを読んでいただいている方であれば、さほど説明は要らないでしょう。
 
3Dスキャナ+CAD/CAMソフト+NC工作機械…の、組合せです。
 
3Dスキャナを見て、「これ、何かに使えないかなぁ~…」と知恵を絞っている方。

いわゆるリバース・エンジニアリングに興味のある方。

これが模範的な回答です。
 
一品一様で、高精度で、高付加価値な、切削加工の模範的な適用例。
 
究極の少量生産であり、RM(Rapid Manufacturing)。 

これを見て、どう思うか?
 
ワタシは一言… 「敗北感」でした。
 
そして、ある経験を思い出した。
 
昔、3D CADの営業マンとしてSONYさんを担当させてもらっている時のこと…
 
ちょうどプリクラが世に出て、大流行という時代。
 
SONYさんの営業会社、SMOJでは同じような敗北感を訴える人たちが居た。
 
プリクラの中身の核、つまりモニター、デジカメとシールプリンタは
 
全部SONY製だった。
 
でも、SONYはプリクラを発想することが出来ず(少なくとも商品化は出来ず)、
 
プリクラという大きな商売の中の、部品サプライヤーになっていた。
 
3Dスキャナ、CAD/CAMソフト、NC工作機械…

CADとしては、これはポリゴンでしょうね。ポリゴンかボクセル。絶対にB-repじゃない。
 
そして、現在の自分たちの市場ではない、全く新しい市場。
 
ワタシは、ずっとずっとこのブログで書いて来ました。
 
CAD/CAM業界の最大の弱点は、CAD/CAM以外のことが出来ないことだ、と。

そこを見つめて、早く変化しないと就業人口を減らすことになってしまう、と。
 
実際はもっとひどいものだった。
 
だって、CAD/CAMしか出来ない、んじゃなくて、こんなモロにCAD/CAMのものまで出来なかった、のだから。

今からこいつをスタディして、それより少し良いものを作ったって、

この敗北感は打ち消せないだろう。

この「CEREC」という歯科用システムの名は、
 
敗北感を味あわせてくれた教訓として
 
よく覚えておこうと、思う。
 

本当にすごい!のは、こういう人たちがちゃんと居ることだ

2009年09月15日 | □CAD/CAMな日々
 
「…うあぁ長文めんどくさー」

と、思った方はこのURLを見ましょう!

『すごいぞ!日本の製造業』

blog 『工業系3DCADモデリング日記』

今日の本題は、以上です(笑)以上のリンクを見ていただくための長文です。
では、長文に行こうかー…
 


世界的な金融危機の発端となったいわゆるリーマンショックから一年が過ぎようとしています。
 
メディアも一般の人たちも、後出しジャンケンよろしく
 
「あれはイカンかった、良くなかった」
 
な、毎日ですけれども。
 
かのアラン・ケイは、「実際には、コンピュータが一家に一台も普及することはないだろう」と言ってたようですし、
 
ビル・ゲイツも「将来的にもパソコンのメモリは640KBもあれば十分だろう」と言っていたようです。
 
…いや、ウラは取ってません(笑)なにせ、ゲイツは秋月律子の大ファン…とかいう話もあるくらいで(笑)

有名人の逸話っていうのは、とてもウラを取り切れたもんじゃない。
 
何が言いたいか、といいますと、
 
「やっぱ未来予測くらい難しいものは無いなー…」
 
と、思うわけですね。先のことなんて、わからない。
 
未来予測、ってとても難しいのですけど、ワタシ、こんな風に見てます。
 
「日本の製造業は、その姿を少し変えながらも将来に渡って国際競争力を持ち続ける」
 
です。
 
ハイ、そう思ってますよ。特に大きく心配なんてしてません。
 
技術を、それ単体で見ていると分からないことですけれども、周辺の色々なこととの兼ね合いで見ていると
 
よく分かります。
 
モノを作る、って技術とか手先だけの話ではなくて、
 
職業倫理とか、それによって作られる信頼関係がとても重要だから
 
です。
 
逆に言うと、郵便物がきちんと届かなくなったり、宅配便の素晴らしいサービスが現場の怠慢で滞るようになると
 
製造業も劣化が止まらなくなるでしょうね。
 
オールドタイプな分析でワタシがいま一つ好きになれないのは(というか大嫌い)
 
「日本人特殊論」
 
です。製造業においては、外部から、内部から、これが本当に多い…
 
「日本人特殊論」って、分析になってないんですよね(笑)
 
「やっぱりさぁー、ニッポン人はこういうの得意だからさぁー」
 
とか、結構不用意に言ってしまう… わけが分からない(笑)
 
自他共に認める個性があって「キャラ立ちしている」とは思いますけれど、
 
別に我々日本人が特殊なわけは、ないです。
 
強いていえば、最も早い時代に「キャラ立ち」したアジア人だから
 
その時代は「国」としてのまとまりを持ち得た非白人は日本人だけだったから
 
世界におけるステレオタイプの成立も早かったのだろう… 程度に見ています。
 
(国としてのまとまりを持つ、というのを近代化と呼んでいいです)
 
「日本人特殊論」と「キャラ立ち」とは、まるで違う。
 
「日本人特殊論」で分析したつもりになっていると、
 
足元をすくわれるよな・・・ と思っています。
 
実際… 優秀な工作機械を輸出して、しっかりした材料を輸出して、
  
定年退職した日本人技術者が「先生」と呼ばれて教えに行って、
 
真面目に学んだ結果、かつての日本と同じ品質のモノを海外でも多く作れるようになっているわけだから。
  
私たち日本人の技術を、「日本人だから」という理由で説明してしまうことは、
 
とんでもなく差別的で、恐ろしいほどにそれに無自覚だ、と思います。
 
だってさ、「日本人特殊論」って「神州不滅」と何が違うのさ?と(笑)

どちらかと言うと、「キャラ立ち」の理由を分析して、その有利度を活かす…
 
という方向性がより正しいアプローチじゃないかな、と思うんです。
 
私たちの国の製造業は、非常に強い競争力を持っていますけれども、
 
弱点もある。だって別に特殊な国じゃないもん。
 
これは別に私たちの国に限ったことではないのだけれど、
 
やはり、私たちの国の技術者にも色濃くある。
 
それは、
 
「視野が狭い」
 
ということだ。
 
良く言えば「職人肌」、悪く言えば「視野狭窄」。
 
例えば、世の中の製造業が、水泳競技だったとしよう。
 
誰よりも速く、効率的に泳ぐためにその技を磨き、力を蓄えて来たとしよう。
 
その姿は、美しい。
 
でも、突然言われるわけだ。
 
「アレ?何で裸なの?これからはバスケだよ」
 
…どうすんの?(笑)と。
 
もちろんこれは極端なたとえですけれど、そういうことって実際に起きてます。
 
「精度!歩留り!納期!コスト!」
 
安く!早く!間違いなく!…そうじゃない、それとは違う基準を要求されてしまったら…
 
バスケットコートで、海パン一丁、ゴーグルまで付けたマヌケな姿で立ち尽くす…
 
わけですよ(笑)

または、泳いで泳いで陸に上がってゴールだよ… と思ってたら、突然他の選手は自転車で走り出したりね(笑)
 
そういう価値基準の大転換期に、どうしても脆弱な姿をさらしてしまうのが、
 
私たちの国の製造業が持つ最大の弱点だと思うんですよね…
 

これは、以下の事にとても良く似ている。
 
「議論が出来ない人」、これ。
 
貴方のその意見に反対だ、と言われるとそういう人の耳には、どういうわけか
 
「貴方が嫌いだ、貴方の人格を否定する」
 
と、聞こえるらしいんだよね(泣)
 
製造業者の、特に職人肌の技術屋さんって、こういう傾向があると思う。

そう、貴方が継続し、築き上げて来た技術は素晴らしい。
 
何もそれを否定するものじゃ、ない。
 
でも、その技術ではない、違う競争が始まったら…
 
やはりその技術は、相対的に価値を失ってしまうものである、と。

何にだって良い面と悪い面はあって、それは「職人肌」にもあるってことでしょう。
 
で。
 
今日はこの先が本題なんですけどね(長くてゴメン 笑)
 
そういう自分たちの弱点をキチンと見つめて、そうじゃない在り方を真面目に模索している
 
単に職人肌だけではない、職人さんたちも居る。
  
「これからの製造業は、精度と歩留りの良さだけじゃダメだ」
 
とか、なかなか製造業の現場従事者側から言えたものじゃない、と思う。

でも、それを言ってのけて、どう変われば良いのかを模索されている。


自己否定、とまでは言いませんけれども、現状認識が素直に出来るというのは
 
これから先、非常に強力な武器になると思います。

何も製造業の武器とは、技術だけではない。
 
技術を下支えしている、その「意識」こそが、重要な武器であると思う。
 
ぜひとも仲良くしたい。
 
そして、私たちの国が、最も「キャラ立ち」している2つの分野
 
「コンテンツ」と「モノづくり」

この2つが新しく出会い、互いの競争力を磨き合って進む
 
そんな文化を、つくりたいと、思う。


『すごいぞ!日本の製造業』

blog 『工業系3DCADモデリング日記』

何か、モノを作ろう…と考えたときには、ぜひ思い出して欲しいです。
必ずや、力になってくれるでしょう。
 

ワタシは、自分ことをロマンチストだと信じてますから(笑)

2009年08月21日 | □CAD/CAMな日々
   
クルスの冒険です。
 
3Dプリンタ(RP機)に興味があって、見学に来て下さる方がとても増えました。
 
別に誰がどんな言葉を選んで使おうと、それはそのヒトの自由… なんです。
 
そうなんです。それは、そう。
 
でも、言葉は脳内の思考の道具であると同時に、他者に論理を伝え、

本来は分かり合えない他者と分かり合うための手段でもある以上、

意味を間違って言葉を使うことは、良いことだとは思えない。
 
というか、重大な問題だとワタシは思うのです。
 
だから、単語それぞれの言葉の意味を正しく理解して使うことは、すごく重要なことだ。
  
これは、軍隊や大会社などの非常に大きな組織がきちんと機能していくために
 
新兵や新入社員に対して用語をきちんと教育して、統一しようと気をつかうことからも分かる。
 
ほら、設計における製図も同じだ。

製図というのはコミュニケーションと情報の保管のための媒体だから、
 
それぞれが勝手に用語やシンボルを解釈していたら、仕事にならない。
 
これは、音楽における楽譜なんかも全く同じ役目を果たしているね。
 
だから、今日この時までチャイコフスキーの意思は保管され、伝達されて来たわけだ。

で。
 
3Dプリンタ(RP機)を見に来てくださる方が、
 
「精度はどれくらいですか?」

「どっちの方が精度が高いですか?」
 
と、しきりに気にすることが、ワタシはとても気になっていた。
 
そう訊かれると、ワタシとしては逆に訊ねたくなっちゃうわけだ。
 
「公差、どれくらいに収まればいいですか?」
 
「例えば、ここからここまでで何ミリですか?」
 
ここで

「○△mmの(+0.05 -0.25)です」

やら

「あ、ココは○△㎜です」
 
とくれば、コミュニケーションにも問題が無いのだけれど、どうやらそういう意図でお訊ねになっているようではない。

第一、3D CGのソフトなんかだと、大抵の場合は寸法の定義も無い。
 
でも、
 
「精度はどれくらいですか?」
 
と、しきりにお訊ねになる…
 
そもそも、何ミリで作って公差はこれくらいに収めたい…
 
という意図(この意図は、3Dのデータに込められるわけだね)のないところに、

「精度」という言葉が適当なんだろうか???
 
…まったく適当じゃないと思う。
 
というか、その用法は間違ってるから、コミュニケーションの妨げになる。
 
とは言え、
 
「貴方の言う精度の意味とは、ナンデスカ?」
 
なんて問いただしてみても、別の原因によりコミュニケーションに破たんを来しそうで怖い(笑) 
 
だから、
 
「このヒトは、何が欲しいのだろう…???」

と、すごく考えることになる。。。
 
こういう経験を積み重ねて、積み重ねて、積み重ねて…
 
なんとなく、理解した。
 
3Dプリンタ(RP機)に興味を持って見に来てくださる方が
 
「精度はどれくらいですか?」
 
と、お訊ねになるときは、大抵の場合
 
「表面はツルツルですか?(平滑さ)」
 
を、気にしているか、または
 
「モデリングした形状の再現性は良いですか?」
(何をもって再現性を計測するか?は、次の問題になるけどね)
 
と、いう意味で訊ねてるんだ… 
  
あー… それは精度とはチガウ… 違うよー…

こういう経験を沢山積み重ねて、あげく思うのだ…
 
やっぱりさー、使うコトバは、その意味をちゃんと調べてみましょうよ… と。
 

ここでホントによく誤解されることが、ある。
 
「そんな言葉尻をつかまえて、細かいなぁー」
とか
「理屈っぽいよねー」
とか
「…なんか、冷たいひとね…」
とか、言われる始末…

(…絶望した!リアルに昔の体験を思い出して絶望したっ!)
 
まぁ、そんなマイナスイメージ…

(あなたは強いひとだから、ワタシなんか居なくても大丈夫よね… ってのもあったなぁー… しくしく…)
 
でもね、ここは高らかに、そして強く、言っておきたい。
 
冷たいから、理屈っぽいから、気にするんじゃないぞ。
 
むしろ、逆。
 
あなたの言っていることを、きちんと、誤解なく理解したいから…
 
「そのコトバの意味」
 
にこだわるんです。
 
「論理」って、そもそも分かり合うことの出来ない他人の貴方と、他人のワタシを、
 
何とか理解し合えるようにしましょう… 
 
っていう、とってもステキなものなんだよね。
 
そして、論理を乗せる媒体として、我々人類はコトバを獲得した、
 
と、思うのだよね。
 
もちろん、そういった論理や、それを乗せる言葉の先(この場合、beforeではなくbeyondね)に、
感情なんかもあるだろう。

当然、
 
「おい、アレ取ってくれよ、ほらそこのそれ、ナニだよ…」

「ハイヨ、アンタ」

…的なコミュニケーションが成立する関係というのは、美しいと思う。
そういった価値は、絶対にある。

でも、それには年月が育む関係性や、信頼関係なんかが不可欠だろう。
 
だから、はじめに言葉ありき、という事には心の底から共感を覚える。
 
そんなこともあって、楽譜とか数学、コンピュータプログラム…ってものが
 
今のワタシの目は、すごーくロマンチックな存在として映っているのだよね。
 
皆さん、お願いです。
 
一度でいいので、工学における「精度」って言葉の意味を調べてみてください。
 
 
数学ガール 上 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
結城 浩
メディアファクトリー

このアイテムの詳細を見る

3Dプリンタ比較

2009年08月11日 | □CAD/CAMな日々
 
大雨だ地震だと、大変なことになっていますが皆さんお住まいの地域は大丈夫ですか?
 
クルスの冒険です。
 
世間的にお盆の時期で、秋葉原の街には人が多めであります。
 
秋葉原って、日本中と言わず世界的な観光地だから…
 
結構賑わっておりますよ。
 
さて、写真は3D Systems社の3Dプリンタ(RP機)ですね。
 
ここに来て、廉価版を含めた3Dプリンタの話題がアツいです。
 
先の『CG WORLD』誌の特集もあった影響でか、それなりに関心を持つ人たちも増えて来ました。
 
いいことだ。
 
特に、各社が熱心なのが500万円以下、200万円程度の廉価版でしょう。
 
ここに来て、自動車などの大物の市場が冷え込んでいることもあり、
 
いずれのメーカーさんも小型機にチカラを入れ始めています。
 
自動車製造業などの市場が冷え込んだ、というよりは、その市場は伝統的な市場で、
 
少し行き渡った感があるのだと思いますよ。すでに結構な数が入った。
 
しかし、小型機については新市場だ、ということなんでしょう。
 
要するに、プリンタと同じ経過を辿るわけですね。
 
で。
 
宣伝、というわけではないのですが。。。
 
日刊工業新聞社刊『機械設計』2009年11月特集号(10月10日発売)の取材で、
3Dプリンタ(RP機)各社さんを一気に訪問しています。
 
例によって、この分野に見識ある「3次元形状を活用する会:3D-GAN」会員のメンバーを中心に
各社を訪問、クロスレビューを書こう… という企画です。
 
同じ時期に一気に見て来ると、それはそれで分かることがある。
 
「…どれも完成度上がってるなぁ… 機械としては買い時だなぁ…」
 
ということですかね。徐々に成熟した製品になって来ているのを実感しますね。

今回訪問しているのは以下の会社さんと製品です。

・PERFACTORY  鈴峯さん
・Alaris 30   アルテックさん
・u Print    丸紅情報システムズさん
・PRO JET 3000 イグアスさん
・Z Printer   Z corporationさん
  
と、いうことで。
 
そろそろ小型の3Dプリンタ(RP機)が気になるなぁ…
 
という人には、『機械設計』2009年11月特集号、お勧めです!
 

3D CGと立体造形 世界が変わる

2009年07月28日 | □CAD/CAMな日々
 
『CG WORLD』誌… 7月29日(水)発売の2009年9月号(vol.133)は
 
後に「あれがターニングポイントだった」と呼ばれる雑誌になるかも知れない。
 
わからないけど、そうだったらいいなと思う。
 
もちろんこの「潮流」は、特定のメディアが先導したものではない。全く違う。
むしろ逆に、完全に草の根的な始まり方をした潮流だ。
 
この潮流は、かれこれ4年近く前、ワタシが前職のリアルファクトリー代表にあった時
恵比寿を訪ねてくれた3D CGクリエイターさんたちから始まって、
イマ・ココ秋葉原でさらに加速度を付けながら拡大し続けているものだと、言い切っていい。
 
今、秋葉原UDXに盛んに来てくれている皆さん…3D CGモデラーさんたちが
その発信源であり、世界の中心だ。
 
やみくもに「こういうのはアメリカが進んでいる、外国は進んでいる」と思い込んでいる人たちには
冷静な分析は難しいと思うけれど、この潮流は日本が最も明確に自覚していて
しかも、進んでいます。
 
ワタシはAutodeskで働いていたこともあるから、自信を持って言える。

むしろ特定企業の商売が先導しているわけではないのが、この潮流の強靭なところだ。
 
つまりこれは、「文化」になり得る。
 
アタマで分かっていることと、身体が動くことではレベルが違う。
もう身体が動き出しているという点で、世界で最も私たちが進んでいるのは間違いない。

その潮流とは、何なのか?
 
うん、すごくシンプル。でもコペルニクス的転回なのは間違いない。
 
2009年9月号(vol.133)『CG WORLD』誌の特集は、「CGと立体造形」なのだから。
 
考えてもみてほしい…
CG(コンピュータ画像・映像)専門誌の特集が「製造」なんですよ。
  
立体造形とは、イコールそのまま「製造」のことだ。

画像・映像(コンテンツ系)の人たちと、製造の人たちが3D形状データの存在によって
その能力を容易に交流させ、一緒に働くことになると面白い…魅力的な成果を出せるはずだ。
そして、私たちの国が世界で最もそれに相応しいポテンシャルを持っているし、
技術的にも困難ではなく、十分に可能なはずだ。

これによって、「コンテンツ」と「モノづくり」双方が感じているある種の閉塞感を
打ち破って行くことができるだろう…(それは、新たな市場にもなり得るだろう)
 
これが、ワタシが立てた仮説。

ここ数年のワタシの仕事は、この仮説を証明するためのものでもあった。
  
もし、この記事で多くの3D CGモデラーたちが自分持つ「製造するポテンシャル」に気付き
 
その行動に何らかの変化が生じるとしたら…
 
ワタシの立てた仮説と、数年越しで世間に発し続けたメッセージは… 正解だ。
 
 
そうなったらひっそりと、でも胸を張って、すっごく個人的な快感に震えながら(笑)
 
言おう。
 
Q.E.D. 「これをもって証明された」
 

でもまだ満足しない。ワタシの仮説にはずっと続きがあるから。 
つまり… 

土壌を変え続けて来たのは、その土壌を必要とする、ある作物を植えて育てるためだからね。
 
そう、お楽しみはこれからだ。この先5年で起きる変化が、本当のお楽しみ。
 
このお楽しみに触れたい人たちは、ぜひ秋葉原に来てほしい。
 
世界とは、個人の世界の見方のことだ。
 
だから、多くの人たちが見方を変えれば
 
それで本当に世界は変わる。
 
もし貴方が、何か今までとは違う、好ましい、少しワクワクする、そんな気持ちを
この潮流から感じるのであれば
 
きっとそれは、本物だと思う。
 
そのキモチ、信じていいですよ。

 

3Dプリンタは、多くの人に見せるべきです

2009年07月28日 | □CAD/CAMな日々
 
クルスの冒険です。
 
昨日は、ワンダーフェスティバル[夏]2009が幕張メッセで行われ、
 
「3次元形状を活用する会:3D-GAN」もディーラー出展しました。
 
日曜日1日で、毎回4万人以上の入場者があるこのイベント…
 
…4万ですよ、4万人以上!
 
写真のようなサイズのホールを、3つ!使います。
 
とても写真に収まったものではありません。
 
来てみれば分かりますが、もの凄い人の数です。
 
ワタシ、思うのですよ。
 
RP機(3Dプリンタ、立体プリンタ)は、もう設計・製造分野にアピールして見せるよりも、
こういったイベントでこそ、見せるべきだと。
 
理由は簡単です。
 
世間の人が、どれだけRP機(3Dプリンタ、立体プリンタ)を知らないか、それがとっても良く分かるから。
 
これです。
 
ちょっと考えてみていただきたい。
 
「製品のことをすごく良くご存知で、それでもなかなか購入に至らない…」
 
というお客様に、何度も何度も会いに行く営業マンは、あまり褒められたものではないと思います。
 
逆に、
 
「製品の事を全くご存知なく、見るとすごく驚いてくれる」
「製品の事を理解した途端、何に使おうか一生懸命考えている」
 
こんなお客様を何軒も何軒も訪問してくれる営業マンこそ、褒めるべきだと思うのです。
 
違いますかね?RP機を売っている営業マネージャの皆さま。
 
もちろん、前者の
「製品のことをすごく良くご存知で、それでもなかなか購入に至らない…」
が集まっているのが、従来の設計・製造系の展示会です。
 
後者の
「製品の事を全くご存知なく、見るとすごく驚いてくれる」
が集まっているのが、このワンダーフェスティバルです。
そして、非常に多くの来場者が3Dプリンタに興味津々です。大人気。
 

 
しかもこのワンダーフェスティバルは、DMSなどと比べるとすごく出展料が安価です。
予算にして1/100以下でしょう。本当です。
 
ただし、会場がとても雑然としていて広大なので、RPはRPで固まって出展する事がとても大切。

でないと、見過ごされてしまいます。
 
今回、3社のRP機が固まって3D-GANのブースに展示を行いました。
 
え?どんな客層が来ているか?ですか?
 
これを訊ねられると、ワタシ笑ってしまうのです。
 
市場のセグメントとか、考え過ぎですよ。そんなこと、あまり意味がありません。
 
だって一日で4万人ですよ?
 
4万もの人が居れば、もの凄い種類の人が居るに決まっています。
 
本当に色々な人が、来ています。

もちろん、実際に「モノをつくっている人たち」がとても多いのは間違いありません。
 
1千万円を下回り、限りなく100万円に近いレンジの製品がRP各社から発売されて来ます。
 
これからは、DMSよりもワンダーフェスティバルのような機会が
 
RP機を見せる場所としては、相応しいでしょう。
 
「顧客」ではなく「市場」を意識すべき時期が来ています。
 
RPを輸入されている、製造している各社様
 
ぜひ次回は、「3次元形状を活用する会:3D-GAN」のブースで
 
一緒になって出展いたしましょう。
 
一緒に、「市場」を作って行きましょう。
 
お誘い申し上げます。
 
 

ツクルスの「カッテミル」個人代理店制度を準備中です

2009年07月22日 | □CAD/CAMな日々
 
エンドミル… 
 
販売されたことはありますか?
 
買う方としては、分厚いカタログをペラペラ…
 
売る方としては、実に種類が多くて仕入も結構面倒…
 
そういう性質はあると思います。
 
・エンドミルを売ってはいるけれど、手間が結構大変
・エンドミルの引き合いはあるけれど、販売店を紹介するだけにしている
・お客様はエンドミルを買っているけれど自分からは買ってもらえていない
 
そんな貴方(貴社)にピッタリな、
 
カッテミルのセールスレップ(個人代理店)制度
 
『カッテミレップ』
 
の準備を進めています。
 
これは、貴方に個人代理店としてカッテミルにご登録いただき、
貴方のお客様がカッテミルからエンドミルをお買い上げいただくと、
売上の一定の割合を貴方にキャッシュバック!
(お客様が購入される際、貴方のIDを入力していただく必要があります)
 
という仕組みです。

貴方は、仕入れる必要もありません。注文書を書く手間も納期を確認する手間も、ありません。
 
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・リスクなし
・義務なし
・在庫を持つ必要なし
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を、お約束。
 
まずは、お問合せください。
 
詳しいご案内は… →コチラ!
 
この「カッテミレップ」は、22日(水)付けの

『日経産業新聞』一面でも紹介されています。
 


今だけ!安いエンドミル!(安値情報~)

2009年07月17日 | □CAD/CAMな日々
 
エンドミルをお使いの皆さまにグッドニュースです。
 
沢山のメーカーの中から、自分の探しているサイズや要件によってエンドミルを検索して、
メーカーを問わず比較しながら購入できるエンドミル専門販売サイト
 
「CutMill:カッテミル」
 
では、只今
 
掲載1万本突破記念!『夏の全品大幅値下げキャンペーン』
 
を、実施中です。
 
期間中に限り(2009年7月8日~2009年8月12日)掲載している全品値下げ、ご奉仕価格にて
ご提供しています。
 
この機会にぜひ、
 
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3Dデータと立体出力は、日常の空間へ~

2009年07月03日 | □CAD/CAMな日々
 
クルスの冒険です。
 
写真は「3次元形状を活用する会:3D-GAN」事務局の様子…
 
お?なにやらノボリ的なものが…
 
これ、布製のポップなんですよね。作りました。ネットで注文できて、結構安い。
 
こういうものを作っておかなきゃ…と思ったのは、今月展示会が2つもあるからです。
 
「3次元形状を活用する会:3D-GAN」は、今月2つの展示会に出展します。
 
その1.(以下3つが同時開催です)
「BusinessBlog & SNSWorld 2009」
「Next Advertising & Marketing 2009」
「3D インターネットビジネスフォーラム」

期日:2009年7月16日(木)~17日(金)
場所:東京国際フォーラム Hall B7
 
くわしくは… →コチラ



その2.
ワンダーフェスティバル2009[夏]

期日:2009年7月26日(日)
場所:幕張メッセ 2.3.4.5.6.7.8ホール

くわしくは… →コチラ
 

結構、やってるでしょ?(笑)

頑張っていますよ、会の目標実現のため、会員さんの満足のため。
 
そして、このノボリが立ってるのを見かけたら、
 
「クルスの冒険の人は、どこっ?」
 
という感じで、気軽にお声掛けください。

会場でお会いしましょう。
 

「3次元形状を活用する会:3D-GAN」は、
“3次元形状データ”という共通項によって異なる産業を結びつけ
新事業の創造と3次元形状データ産業の振興を目指す
非営利の業界団体です。
 
「3次元の形状データは、CGとCADで分けて考える意味はありません」

「3Dモデリングという能力は、現在の業種の分類を越えて評価され得る価値の高いものです」
 
3次元のデータを使って○×… と思い付いたら、まず当会をおたずねください。
必ず、お役に立つことでしょう。
 
 

エンドミルで当たる!Nintendo DSi!!

2009年06月26日 | □CAD/CAMな日々
 
夏です。あっついです…
 
もう夏なので「春のダブルチャンスキャンペーン」が大詰めです。
 
エンドミル専門 検索・比較・販売サイト『CutMill:カッテミル』でエンドミルを買うと…

「Nintendo DSi」が当たる!ってお話。

もぅね… 賞品をご用意しておきましたよ。

秋葉原のヨドバシで買って参りました(写真参照)。まっさら新品の(当たり前だ)色はホワイト!
 
同じ買うなら、「Nintendo DSi」が当たる方が嬉しいよね、ということで。
 
キャンペーン期間は、7月7日マデ。

あと残り10日ほど!
 
「Nintendo DSi」は、自分で買うんじゃちょっとなぁ… とは思いますけど、
当たる!って話ならこれは欲しい賞品。

さぁ!キャンペーンも大詰めです!
 
エンドミルは買って置いておいても腐らない!(笑)
 
エンドミル・ゼンブミル・カッテミルで!
 

>>>CM>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

「エンドミル・ゼンブミル・カッテミル!」
探しやすい・比べやすい!エンドミル専門検索・販売サイト
常時5万点の在庫からすばやくお届け!
納得の価格でご提供!

カッテミル www.cutmill.com 各種クレジットカード対応です!
 

ワンフェス2009[夏] 立体(3D)プリンター、出ます!

2009年06月23日 | □CAD/CAMな日々
 
梅雨…ですねぇ…
 
湿潤であることは良いことが多いけれど、毎年この時期はどうにも困っちゃう。
 
世間は不景気の話題なんぞが日常的になっていて、今年はジメジメ感もアップ気味だ。
 
そんなご時世ではあるけれど、ここ半年くらいで
 
「3次元プリンター」とか、「立体出力」とか、「立体プリンター」なんかが、少し一般的なコトバに
なって来たようで、これはこれで嬉しい。
 
コトバが発せられるということは、「概念」を持ったということだから、着実にこういった技術や道具が
「知られて」来ているのだと、実感することが増えている。
  
メディアやら何やら、色々な要因が重なってのことだと思うのだけど、ここ秋葉原UDX4階
「3次元形状を活用する会:3D-GAN」の活動はそれに大きく貢献していると思う。
(お願いだから、そう思わせて…)
 
皆さんあまり気付かれないと思いますが、
 
「3次元形状データをもっともっと一般的にするんだ!」
「そうしなきゃ、ダメだ」
 
というワタシの個人的野望(笑)は、もう10年近く大きなシナリオの上で
着実に実行されて来ている。
(ホントだってば…かつての同僚の皆さんはきっとご存じだろう)

…まぁ、シナリオは大きく、実行は行き当たりばったり…なんだけどねぇ(爆)
困ったもんだ。

そのシナリオから導き出した順番としては…

「できるぞ」→「スゴイぞ」→「安いのもあるぞ」 ね。

今回は、「スゴいぞ」の番だ。「できるぞ」は、そろそろいいね。

つまり、次は「安いの」に行くのだけど、今回は「スゴイ」のところ。
 
さて、みなさんお楽しみ 
復活のワンフェスは、舞台を幕張に戻して7月26日(日)に開催されます。
 
「3次元形状を活用する会:3D-GAN」も、卓数を3つに増やして参加します。
 
今年の目玉は… 「立体プリンター」「3Dプリンター」と呼ばれる類の中でも、
平滑さ(=表面の滑らかさ)に定評のある二機種を持込む予定。
 

ドイツ envisionTEC社製『PERFACTORY』:協力 鈴峯さん



イスラエル OBJET社製『Alaris30』:協力 ファソテックさん




さらに、機械がデカ過ぎて持ち込めないけれど、出力サンプルは持ち込むぞ、
というワンフェス初公開の機種もご紹介します。


ドイツ EOS社製『EOSINT P385』 


 
もちろん、今や小型切削加工機では定番となったRoland D.G.さんのMDX-40も登場の予定。
回転軸のサイズもアップして、より使い勝手も向上した。 


 

最後に、いつもいつも言ってることを、また書いておこう。
 
こういう機械は、スゴい。
 
スゴいよ。多分、ワンフェスの会場で見たら、
 
「ここまで来てるんだー…」 と思うことでしょう。
 
そうです、ここまで来てます。
 
でもね、こういった「スゴさ」を利用できる資格は、
 
「3D形状データをモデリングできること」
 
なんです。3D CGか、3D CADのデータをハンドリングできる人だけが、
 
その恩恵にあずかれる。
 
こういった機械は、「モデリングできること」の能力の証明なんです。

でも、毎度々々書いてますけれども、「手仕事」は大事だ。
 
どんなに3Dツールを使いこなせるようになっても、「手仕事」は絶対に必要で、
「3Dか手か?」というくだらない二元論は、絶対に間違ってる。
(絶対に、そこに入っちゃいけない)
 
あ! それとですね。
 
こういった機械に興味があって、ちょっと欲しいな、詳しく聞きたいな…
 
と、お思いの方はこちらにご連絡ください。

 →株式会社 ツクルス 

ワタシの会社です。こういう機械は、各機種に共通した「本質」を理解した上で、
ご自分のやりたいことをハッキリさせてから買うのが良いでしょう。

そういった、本質的な知識を得るためのお手伝いをいたします。
ワタシの知っていることは、全部お教えする。
 
機種選び、そのお手伝いをいたしますよ。
複数の機種でベンチマーク(試しに出力ね)を依頼することも可能です。
 
多分、そういことをさせると日本一の会社です。
なぜなら、こういった機械の会社さんと全てにおいて等距離でお付合いしていて、
しかもどの機種も横断的に見ているからです。

きっとお役に立てることでしょう。


エンドミルサイト、日経産業新聞に掲載されました(照)

2009年06月22日 | □CAD/CAMな日々
 
弊社、株式会社ツクルスでは…
 
「探しやすい・比べやすい・選びやすい」と好評をいただいております、
 
エンドミル検索・比較 通販サイト 『CutMill:カッテミル』
 
を運営し始めまして、はや半年…
 
皆さま、毎日のごアクセス誠にありがとうございます。
 
最近はご注文リピーターのお客様も徐々に増えまして、大変感謝しております。
 
さて、その『CutMill:カッテミル』…
 
去る6月11日付の『日経産業新聞』第6面「Webフロンティア」というコーナーで
紹介されました。
 
なんだろう…ちょっとうれしい(笑)…です、ハイ。
顔が全国紙に出るのは初めてかも知れない…(雑誌はあったけど)
 
世間は、大変な景気状況です。特に製造業とその周辺は、厳しい時期が続きます。
  
何かにつけ、「とにかく我慢」の時期でありましょう。
 
でも、変わってしまうものは、どうしたって変わってしまう。
 
変わっていくなら、素早く合わせて行くことが大事だろうと思います。
 
でも、同時に、環境や前提そのものが問題であるならば、それを変えて行くことさえ、
考えなくてはいけない、そんな時代でもあるように、思います。
 
『CutMill:カッテミル』では、今後…
 
ある種の代理店制度を、行う計画があります。
 
<こんなアナタに!>

・エンドミルを売ることはあるけど、あまり利益も多くないし手間がたいへん。
・エンドミルの引き合いはあるけど、他の販売店を紹介するだけにしている。
・自分のお客さまはエンドミルを買っているけれど、自分はエンドミルを売った事がない。

以上のようなことに思い当たるアナタ。
そんなアナタと、パートナーシップを組みたい…
 
と、考えているのです。
 
詳細は、またお知らせいたします。
 
次回は、お待たせ!

ワンダーフェスティバル2009[夏] のお話だ!
 
今回も、スゴイっすよ。
乞うご期待!!
 


エンドミルをクレジットカードで買おう

2009年05月13日 | □CAD/CAMな日々
 
今日は、株式会社ツクルスのお仕事としてのお知らせです。
 
NC工作機械…これを日々使うお仕事の人にはエンドミルの説明はいらないと思いますが。
  
もう何かを作ろうと思えば、必需品にして消耗品… それがエンドミル。
 
それだけにエンドミル選びには気をつかうのが当たり前、というプロフェッショナルなモノであります。
 
プロフェッショナルなモノでもあるのですが、一方では
 
事務所のボールペンやサインペン
台所の包丁…よりも消耗が激しいから、米・味噌・しょうゆですかね
 
そういう日常の必需品、消耗品でもある。
 
つまり、いつかは使う、必ず使う… というモノ。
 
それならば、クレジットカードで買いたいよね…
 
絶対に買う消費であれば、それはカードで買ってポイント貯めたい…
 
こういう人はすごく増えてます。
 
ガス、電気、電話(家賃という人まで!)…こういった支払もカードで済ませて
賢くポイントを貯めよう…
 
という人は思ったよりも多くて、カード各社もそれに対応して様々なサービスを用意しています。
 
それならば…
 
エンドミルもクレジットカードで買えるようにしよう!
 
ということで、カード決済機能を追加いたしました。
 
「エンドミル・ゼンブミル・カッテミル!」
  
VISA・Master・JCB・アメリカンエクスプレス・ダイナース をご用意しました。
 
探しやすい!比べやすい!
 
だけじゃない
 
カードでポイントも貯まって、おトク。
 
エンドミルのお求めは、カッテミルに今すぐアクセス!
 
(こういう売り口上って、照れますね… でも、便利ですよ。ホント)


*引き続きお知らせ*

・5月29日(金) 14:00~
・秋葉原UDXシアター
経産省関東局との共催で…
『Akihabaraイノベーション シンポジウム』
を開催します!(参加無料です)
 
詳しくは… お申し込みは… →コチラ! 
 

 
 

製造ポテンシャルの証明

2009年05月08日 | □CAD/CAMな日々

皆さん、連休はどうでした?クルスの冒険です。
 
さて…

昨年、PC周辺機器のトップメーカーバッファローさんにご支援いただきまして
「3次元形状を活用する会:3D-GAN」主催で行いました…
『Cool Japan Products Contest』
ですけども。

入賞作が決まりまして、では作ろう(とりあえず試作)…
 
というところまで来まして…
 
ちょーっと時間が掛っちゃったんですけどー…
 
ひとまず出来ました。ご覧ください!
 

 
左側2つは、アルミ材の削り出し加工で出来ておりまして。
右側は、黒い透明アクリル材の同じく削り出し加工で出来ています。
 
あまりに美しいので、黒檀(こくたん)の板など敷いて事務局のショウケースに
ディスプレイしています。
 
個々の仕上りについては、言うまでもなく素晴らしいものです。
 
ただ、最も強調しておきたいのは、ここに至るプロセスです。
 
大賞を獲得した『ONIGAWARA』をデザイン、モデリングしたのは
 
W.G.G.にも所属されているゲーム製作会社D4Aの社員さん…
 
つまり、普段はゲームなどのコンテンツ製作者なんですね。
 
ゲーム製作会社のデザイナーさんがデザインしたんです。
 
で、当然ゲームの世界も3D形状データでやってますから、3Dデータで応募。
 
もちろん、コンテンツ系の3Dデータ(いわゆるCG)とモノづくり系の3Dデータ(いわゆるCAD)に
本質的な違いはありませんから…
 
そのデータに対して、製造要件として必要な修正を加えて、実際に加工をしてくれたのが
これまた3D-GAN会員企業のアステックさん…
 
一連のプロセスは、ポリゴンのままだ。

ワタシのこのブログをずーっと読んで来て下さった方は…
 
「へー、そう…」
 
という程度のモンでしょうけれども(笑)
 
…これって… スゴくね?
ねぇねぇ、スゴイよねぇ?
 
個々のデザイン性や、加工技術についてはそれぞれが語っていただきたいんですよ。
デザインのD4Aさんと、加工のアステックさんが。

ワタシは、このプロセスの革新性を語りたい!だってスゲーんだもん(笑)
 
何が素晴らしいってこれは、徹頭徹尾 「ヒト」 の話だってことだ。
 
道具の話になんか、ならない。(道具の話は個別にやってね)

○アニメーション製作で3Dモデリングをしているヒト
○ゲーム製作で3Dモデリングをしているヒト
○とにかくCGで、3Dモデリングをしているヒト

あなた方は、潜在的に「モノを製造するポテンシャル」をすでに十分に持っています。

しかも、「どう作る」側ではなく、「何を作る」側の人材に近い。
提案性に具体性(情報量)がプラスされた人材が、あなた方…
 
「デザインを3Dモデリングで定義して、伝達できる人たち」
 
なんだね。

「あんなの作りてぇーよ」 「こんなのあったらぜってー売れるって!」(クチで言うだけ)

「ほら、こんなカンジでさぁー」(と、絵を見せる)
 
こういうヒトは、いっぱい居る。申し訳ないけど、たっくさん居る。
ご本人が最も嫌がるだろうけど、そういうヒトってすごく凡庸で、ごくフツーで、いかにもありきたりで、
どこにでも居る。ただのアイデアマン(笑)だ。

でも、3Dモデリングが出来るヒトたちには…
 
「具体性」が伴う。情報量が多いからだ(=すぐ作れる)。
情報量の多さは、説得力に直結する。

(情報量が少なくて説得力が持てるなら、そのヒトにはもっと違う、もっと向いている仕事があるでしょうね)

こういう事の積み重ねが、世界の見方を変えていく…んじゃないのかなぁ?と。
 
D4Aの若きデザイナー諸君。
一日平均200IP以上、500PV以上を誇る(か?)このブログで多くの方に見ていただいていますぞ。
 
そりゃまぁ、グルメとか健康とかに比べっと少ないものだけれどもさ…

世の中全部は、無理だけれどもさ。
 
でもさ、自分の見ている世界、それくらいは変えたいじゃないか。
 
少なくとも、ワタシは楽しんでいるよ(笑)
 
さてこの商品… どう売ろうかな?… という段階に入りましょう。
 
以上、「3次元形状を活用する会:3D-GAN」の活動の一環です。 

金型製作費用を下げるには…

2009年04月23日 | □CAD/CAMな日々
 
意識しないで暮らしていると、全く関係の無い話だけれど…
 
金型って… 知ってる?(なんだ、突然 笑)
 
同じモノを大量に作るとき、必ず必要になる「型」だね。

要するに、タイ焼きを作るときに使う、タイ焼きを反転したカタチが沢山並んでいる…
アレ、のことだ。そうそう、アレアレ。
 
アレのお陰で、あらゆるモノは均質に、そして大量に作ることが出来る。
 
大量に作らなければ、モノは高価だ。安くて質のいいモノに囲まれている我々は、
日々金型のお世話になっていると言っても… まぁ、いいね。

ちょっと思いつくだけでも、プラスッチック、ゴム、ガラス、鉄板…と
何にでも、それ専用の型があって、素材に応じた独自のノウハウの固まりだ。
 
金型ってそういう存在なのだけれど、宿命的に持つ困ったこともある。
 
金型はとても頑丈で複雑なものなので、それ自体が当然高価であるから…
 
1コの金型から沢山製品を生産しないと、生産するモノ自体が高価なものになってしまう。
 
金型製作費を生産数量で割る…わけだからね。
 
逆に言えば、全ての製品には金型製作費を生産数量で割ったコストが入ってる
ってコトだ。

つまり… 均質ですばらしいモノを安く生産するには…
 
そもそも前提として大量に作らなきゃならない、ってことになるんだな。
(分かるよね?)

安くするには沢山作らなきゃならない。だから型が要る。

というのと
 
沢山作らないと安くはできない、型の代金がかかるから。

というのは、表裏、同じことだ。

製造業というのは、絶対的に「数」に支配される産業だと言っていい。
 
製造業にとって、生産数というのは全てを決定する神様みたいな存在だ。
 
製造業にとっては、
 
・生産数量が少ない
のに…
・一個あたりのコストが安い
 
というのが、最も難しいテーマだったりする。
(要するに構造の矛盾だからだ)
 
これを何とかするために、あらゆる工夫と努力が積み重ねられて来たのが
製造業の発展だったと言ってもいいかも知れない。
 
その、色々な工夫の中には、こんなのもある。
 
レンタル・モールドベース

株式会社ニッパクさん

金型は、それ自体が機械であると言っていいほど結構複雑な構成になっている。
 
当然作るモノによって金型は異なるわけだけど、汎用性のある部分もあるにはあるんだね。
 
その、汎用性のある部分を、レンタルして少しでもコストを下げよう…
 
という取り組みだ。
 
・汎用性のある部分…この場合モールドベース

・汎用性の無い部分…入れ子(製品のカタチをしているからね)
 
入れ子だけ作ってもらえれば、モールドベースの部分は購入せずに
汎用的なモノをレンタルしてくれるから、安くできる…
 
という考え方。
 
もちろん、魔法の杖ではないから、それなりに条件は付いて回るだろう。
 
この方法では、
 
・ほぼ同じようなサイズ、似たような構造の部品のバリエーションが複数ある
 
…こういうような場合だと、きっと上手く機能すると思う。
 
そして、この株式会社ニッパクさんは、
大変に精度の高い樹脂成形用の金型の経験が豊富だ。
ヒトもフレンドリーなので、安心して相談していいと思う。
 
金型産業も例外なく、ずっと海外との競合を余儀なくされている。
その精度、品質では海外に劣る事はまずない分野だろう。
 
でも、とても残念なことに、
 
「生産?チャイナでしょ?」
 
「金型はさぁー、チャイナでやらせてさー」
 
というのが、半ば常識のようになってしまっている…
どんな買い物も購買も、習慣性とは無縁ではないから、仕方のない部分もある。
 
でも…本当に、色々なことをトータルで見て、…安いのだろうかね?
(もちろん、明らかに安く、また技術的にもチャイナが上、ということさえも起きつつあるけどね) 
 
金型製作費 として目に見えて計上されるコストには表れない
意外なコスト(時間や、面倒さ、現場担当者の涙と努力でカバーしているようなこと…)
がかかっていても、それは金型製作費として見えなかったりすることもある。
 
もう一度、金型製作費については、勉強してみてもいいかも知れない。
  
で。勉強の第一歩として、
 
・金型製作費はどこまでをコストとすべきか?
・目に見えるキャッシュアウトだけでなく、それ以外のコストはどれくらいなのか?
 
は、結構重要だと思う。
 
まぁとりあえず、訊きに行ってみることなんじゃなかろうか?
 
株式会社ニッパクさんは、3Dデータの取扱もとても得意だ。
 
この辺りも、潜在的なコストの圧縮できる部分として考え得るだろう。
 
どうしてこんな話を紹介しているかー… と言いますとね。
 
ワタシ、こういうのが好きだからだ(笑)
 
何事も嘆くだけでは、変わらない。始まらない。
 
構造そのものが問題なのだから、この問題の克服は困難なのだろう。
 
でも、その中でも何か出来るんじゃなかろうか?
 
と思って、出来るところから始める…
 
そういう精神が、すごく好き。
 
株式会社ニッパクさん、応援したい。
 

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