虹はポケットの中に

再スタート
何度でも生まれ変わる
自分の音を探す旅

ライク・ア・サブタレイニアンズ17

2012-02-07 16:16:24 | ライク・ア・サブタレイニアンズ1
雪音はなかなか現れなかった
歩道わきにボロボロのジムニーsj-30(ボクの愛車だ)を寄せて
停めて待っていた、心配になって携帯をポケットから出したところで、
窓を「コンコン」って雪音が笑っていた
ドアを開けて雪音をナビシートに座らせた「どのくらい待った?」
「たくさん」「んもぉ、急いだんだよぉ」「じゃ、行こうか」「出発ぅ~」
あくまでも脳天気である・・・・・
夕方の込み合った街中を抜け、目的のお店へと向かった
初デートなのでお互いに少し緊張していた
雪音は、いつもよりおしゃれをしてきたみたいだった
お店に着いて、車をパーキングに停めて、車外に出て気が付いた
普段はコンバースなんかをつっかけている雪音が
ちょっと素敵なパンプスを履いていた
指差して「・・・それ・・」って言うと雪音が
「ごめんね、これ選んでて遅れちゃったの・・今日はどうしても
パンプスでデートしたかったの・・・」
「許す」と、ボク 「普段履かないから・・変じゃない?」
「すごく似合ってるよ、かわいい」
多少、バカップルである
ボクとのデートのために、精一杯おしゃれをしてきた雪音が愛おしくて
たまらなかった
ますます恋の深みにハマっていったのは言うまでもない

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