真っ暗なはずなのになぜか見えるその、
白い線と天使(?)から目が離せずにいると、
ボクの身体がその白い線に向かって、
まるで磁石で吸い寄せられているみたいな
強い力で引っ張られているのを感じた
必死に抵抗してみたが、どうにも抗えない
「な、なんだこれ」と、ボクは暗闇の中で掴まるところを
探してみたがやみくもに手足をばたばたするだけで
掴まるものは、無い
そうしているうちにもボクはゆっくり・・とは言えないスピードで
白い線にどんどん近づいて行った
どうにでもなれって思ったところで、ふと思い出した
ミカのうたは?さっきまで聴こえていたはずだった
うたを探したが、静かだ、静かすぎる・・・・
あきらめずに耳を澄ませていると、遠くで、微かに
聴こえた
見つけた、ミカだ 大丈夫、これでボクは大丈夫だ
でも、大丈夫じゃなかった
ボクの足は、もう、白い線を越えようとしていた
そこでボクは自分の眼を疑う光景を見た
白い線を越えた分だけ、足が消えていた
パニックになったボクはまた、ミカの声を探した
まだうたっている 「ミカ」「ミカ」呼んでみた
すると、ミカの声がボクに言った
「なこ、そっちじゃないよ」「そっちじゃない」
その声が聴こえた途端、不思議なことに
ボクを引っ張っていた力が無くなった
白い線と天使(?)から目が離せずにいると、
ボクの身体がその白い線に向かって、
まるで磁石で吸い寄せられているみたいな
強い力で引っ張られているのを感じた
必死に抵抗してみたが、どうにも抗えない
「な、なんだこれ」と、ボクは暗闇の中で掴まるところを
探してみたがやみくもに手足をばたばたするだけで
掴まるものは、無い
そうしているうちにもボクはゆっくり・・とは言えないスピードで
白い線にどんどん近づいて行った
どうにでもなれって思ったところで、ふと思い出した
ミカのうたは?さっきまで聴こえていたはずだった
うたを探したが、静かだ、静かすぎる・・・・
あきらめずに耳を澄ませていると、遠くで、微かに
聴こえた
見つけた、ミカだ 大丈夫、これでボクは大丈夫だ
でも、大丈夫じゃなかった
ボクの足は、もう、白い線を越えようとしていた
そこでボクは自分の眼を疑う光景を見た
白い線を越えた分だけ、足が消えていた
パニックになったボクはまた、ミカの声を探した
まだうたっている 「ミカ」「ミカ」呼んでみた
すると、ミカの声がボクに言った
「なこ、そっちじゃないよ」「そっちじゃない」
その声が聴こえた途端、不思議なことに
ボクを引っ張っていた力が無くなった