花びらのような雪が掌で溶けて消えた
まるでボクらの恋のように
儚いその雪の冷たさで街のざわめきに気がついた
そうだ、今日はクリスマスディ
儚い雪みたいに消えたあなたは
今日を誰と過ごすのか
手をつなぐのは
ボクじゃない
そうだ、今日はクリスマスディ
きらめくダイヤのような
雪が舞う中
街中の幸せたちを
なにも見なくて済むように
ボクは眼をつむって
走り抜けるサイレントナイト
たぶん別の場所で
この、降る雪を見てる
あなたを想いながらボクは
独り歩こう
寒くなれば
あのカフェでチョコレートを
飲んで温まろう
降る雪が二人で過ごした
時間を隠してくれる
そうだ、今日はクリスマスディ
きらめくダイヤのような
雪が舞う中
街中の幸せたちを
なにも見なくて済むように
ボクは眼をつむって
走り抜けるサイレントナイト