あたしは交差点に立っていた
風が吹く度に枯葉がカサカサ音を立てていた
何をしてたか?そう、あたしは「待ち合わせの途中だった」
・・・はずだった・・・
横断歩道の向こうに、アナタが少し寒そうに立っているのを
見つけた、でも、アナタは・・・
あたしに気付く気配もない
ぼんやりと、自分のブーツのつま先を凝視していたあたし、
突然、コンマ何秒かの間、人々が足を踏み出す瞬間の、
一瞬の息を飲む音、一歩目の耳をつんざくような大きな音に
顔を上げた
あなたが、見たことの無い、優しい笑顔になっていた
すぐに、あたしの知らないコが駆け寄ってきて
もう何年も一緒にいるように寄り添って歩き出した
シグナルは青に変わっていた、
でもあたしは、まだ、渡れない交差点に立っている
きっとこのまま立っているかも
枯葉が舞った、
あたしの信号はまだ、青になってない。
風が吹く度に枯葉がカサカサ音を立てていた
何をしてたか?そう、あたしは「待ち合わせの途中だった」
・・・はずだった・・・
横断歩道の向こうに、アナタが少し寒そうに立っているのを
見つけた、でも、アナタは・・・
あたしに気付く気配もない
ぼんやりと、自分のブーツのつま先を凝視していたあたし、
突然、コンマ何秒かの間、人々が足を踏み出す瞬間の、
一瞬の息を飲む音、一歩目の耳をつんざくような大きな音に
顔を上げた
あなたが、見たことの無い、優しい笑顔になっていた
すぐに、あたしの知らないコが駆け寄ってきて
もう何年も一緒にいるように寄り添って歩き出した
シグナルは青に変わっていた、
でもあたしは、まだ、渡れない交差点に立っている
きっとこのまま立っているかも
枯葉が舞った、
あたしの信号はまだ、青になってない。