虹はポケットの中に

再スタート
何度でも生まれ変わる
自分の音を探す旅

ライク・ア・サブタレイニアンズ19

2012-02-09 22:12:45 | ライク・ア・サブタレイニアンズ1
中途半端な時間だったので、乗客のほとんどいない電車に雪音とボクは乗った
車内はガラガラに空いていたので、シートに並んで座った
電車はガタン、ゴトンと、どこか懐かしい音を響かせて進んでいた
雪音の部屋までは、ほんの2~3区だったので、あっという間に着いてしまった
もう少し、この電車の雰囲気を雪音と楽しみたかったけど、しかたない
ゴトン、ゴトン、とゆっくり電車は停車した
雪音の部屋までは、停留所から、5分ぐらい歩くんだ
電車を降りたと同時に、やっぱりボクたちはしっかりと手をつないでいた
「ちょっとタバコ買いたいからコンビニ寄っていい?」ってボクはコンビニでラッキーストライクを2箱買った
雪音はいつものように、朝ご飯って言ってパンを買っていた
(雪音は米が好きではないのである)
部屋に帰り着くと、いつもと変わらず、「はい、」って雪音がビールを冷蔵庫から出して渡してくれる
飲みに行った後でもボクらはいつも通り、変わらずに、テーブルの上は空き缶の山にして眠った
次の日、朝に雪音が「あたし、ジャズが聴きたいなミノルさんがおすすめのやつ♥」
「ふぅ~んそっかぁ何か選んであげるよ」ボクはそこから作戦を開始した

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