■「ワット・ポーターラム」、「ワット・パ・レライ」を見終えてマハー・サーラカームのタクシラ・ホテルへ戻ります。国道2045号線から国道2063号線を経て国道2040号線で市街へ戻るのが60km弱の最短コースですが、もう一つシム寺院を見るため国道2063号線を直進します。
ソンクラーン期間中は各自治体毎に幹線道路で交通監視が行われています。道路脇にテントを張って警察、自警団、地方役所の職員等がたくさん立ち番をしています。交通監視カ所に出会う都度、目的の寺院「ワット・ヤング・トアン・ワララーム(ワット・バン・ヤング)」を訪ねるのですが、誰も知る人がいません。みんな親切で、あちこち調べてくれるのですが結局分からずで、季節外れの降雨となり、国道23号線まで突っ切りホテルへ戻りました。
ホテルに到着して2日目の走行距離をチェックすると207kmと予想外にたくさんの距離を走行していました。
■3日目は朝からカーラシンへ向かう予定だったのを変更して「ワット・バン・ヤング」を訪ねることにしました。
「タクシラ・ホテル」のロビーにもソンクラーンの仏陀が祀られています。旅の安全と健康を祈願して水を灌いでいきます。
朝食です。この時期のイサーンはタイ人でも行きたがらないと言われる通り、宿泊客が少ないのか、西洋人のカップル以外誰も食堂に座っていません。
実は、初日に来る途中で宿泊予約の電話を入れたのですが、電話口からは「予約は受け付けていない。いつでも空室があるから来い。」というぶっきらぼうな回答で、ホテルの質を心配したのですが、到着してカウンターに行くと非常に愛想も良く、設備の整ったホテルでした。
朝食の卵料理にオムレツを注文します。
■前日のコースを逆走して国道23号線から国道2063号線に入ります。暫く進むとソンクラーンパレードの長い長い行列につかまります。2車線道路で、とても追い越しができる状況ではありません。
交通監視をしている人に「ワット・バン・ヤング」を尋ねます。
たくさん居並ぶ人の中で、一人だけ知っている人がいました。ゆっくり進むパレードを眺めながら、次の村道を曲がれば遠回りにはなるが、行くことができる。という答えです。どうも不安が残るが車を進めることにします。途中で人に出会えば何度も尋ねるのですが、誰も知りません。村の中を通じる細い道路の連続です。とにかく国道2063号線から大きく外れないように進みます。距離計を見ると18kmも走っています。ここまで走ると引き返す元気もありません。
しかし、やっと出会えました。ある村はずれで自転車に乗っている老人に聞けば、そのお寺ならもう少し行った所にあります。という丁寧な答えです。
ちなみに「ワット・バン・ヤング」から進行方向へ500m程進むと元の国道へ出ることが出来ました。村道へ曲がった所からだと12km離れていました。
ということで、やっとたどり着いた「ワット・バン・ヤング」の寺門です。ホテルを出てから辿り着くまで1時間半かかっています。55kmの距離です。
シムの外観です。外壁があって扉が閉まっています。
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勝手に扉を開け、中へ入ります。
シムの正面です。
階段の両脇はシンハ(獅子)です。その前に腰かける人物像があります。
扉の右側壁面です。3段に分かれ「パー・ウェットサンドン・サドック」が描かれています。一番上は森へ追放されていたウェットサンドンの帰国を出迎える、シヴィーの人々、中段はウェットサンドンを訪ねて森へ入ったバラモンが、番犬と猟師に狙われている所です。
下段は子供を抱いて森を進む、ウェットサンドンとマディーです。
扉の左側壁面です。上段は女性像と女性に絡む男性が描かれています。当時の風俗画でしょうか。中段は虎に噛まれる男性。下段は二人の子供を連れ去るチューチョックです。
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シムの右壁面へ周ります。
左下に森で果物を採るウェットサンドン家族が描かれています。
物語は下から上へ展開します。一番下は水を汲みに出かける、チューチョックの若くて美しい妻、アミッダーです。そして上へ行き、水汲み場でいじめられるアミッダーとなります。家に帰り外へ出るのを嫌がるアミッダーとなだめるチューチョックです。
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右下は白象をカリンガへ連れて帰るバラモン、その上は追放されるウェットサンドラ家族が乗る馬車の馬を求めるバラモンです。
上は馬車を貰い受けたバラモン。その下は馬を貰い受けたバラモンが描かれています。
右下は白象を貰いに来たバラモンに承諾の水を灌ぐウェットサンドン国王です。
シムの背面と左側面です。
背面は仏伝図が描かれています。左上は官女のだらしない寝姿を見て出家を決意する太子です。
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背壁面から左壁面へ周ったところです。プラ・マライの地獄図になります。
森の果物を採るマディーとマディーが庵へ戻るのを妨害するライオン、トラ、ヒョウに化けた3人の神。
マディーを連れ去るサッカが変身したバラモンとサッカに戻りマディーを戻す場面です。
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700組の贈り物を配るウェットサンドンとマディーです。
ウェットサンドンの帰国です。
■シムの中へ入ります。屋外の壁画と雰囲気が全く異なります。
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庫裡として使われている建屋の破風です。
何のお呪いでしょうか、境内の棘のある大木にもち米が刺してあります。
ソンクラーン期間中は各自治体毎に幹線道路で交通監視が行われています。道路脇にテントを張って警察、自警団、地方役所の職員等がたくさん立ち番をしています。交通監視カ所に出会う都度、目的の寺院「ワット・ヤング・トアン・ワララーム(ワット・バン・ヤング)」を訪ねるのですが、誰も知る人がいません。みんな親切で、あちこち調べてくれるのですが結局分からずで、季節外れの降雨となり、国道23号線まで突っ切りホテルへ戻りました。
ホテルに到着して2日目の走行距離をチェックすると207kmと予想外にたくさんの距離を走行していました。
■3日目は朝からカーラシンへ向かう予定だったのを変更して「ワット・バン・ヤング」を訪ねることにしました。
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実は、初日に来る途中で宿泊予約の電話を入れたのですが、電話口からは「予約は受け付けていない。いつでも空室があるから来い。」というぶっきらぼうな回答で、ホテルの質を心配したのですが、到着してカウンターに行くと非常に愛想も良く、設備の整ったホテルでした。
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■前日のコースを逆走して国道23号線から国道2063号線に入ります。暫く進むとソンクラーンパレードの長い長い行列につかまります。2車線道路で、とても追い越しができる状況ではありません。
交通監視をしている人に「ワット・バン・ヤング」を尋ねます。
たくさん居並ぶ人の中で、一人だけ知っている人がいました。ゆっくり進むパレードを眺めながら、次の村道を曲がれば遠回りにはなるが、行くことができる。という答えです。どうも不安が残るが車を進めることにします。途中で人に出会えば何度も尋ねるのですが、誰も知りません。村の中を通じる細い道路の連続です。とにかく国道2063号線から大きく外れないように進みます。距離計を見ると18kmも走っています。ここまで走ると引き返す元気もありません。
しかし、やっと出会えました。ある村はずれで自転車に乗っている老人に聞けば、そのお寺ならもう少し行った所にあります。という丁寧な答えです。
ちなみに「ワット・バン・ヤング」から進行方向へ500m程進むと元の国道へ出ることが出来ました。村道へ曲がった所からだと12km離れていました。
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シムの正面です。
階段の両脇はシンハ(獅子)です。その前に腰かける人物像があります。
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下段は子供を抱いて森を進む、ウェットサンドンとマディーです。
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マディーを連れ去るサッカが変身したバラモンとサッカに戻りマディーを戻す場面です。
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■シムの中へ入ります。屋外の壁画と雰囲気が全く異なります。
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