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の~んびり タイランド 2

タイの風景、行事や趣味の陶磁器を写真を中心に気ままに紹介しています。

ワット・ウォラチェット(アユタヤ)

2016年02月27日 | アユタヤ
2014年正月旅行の最終回です。
サム・チュック百年市場を午後3時21分スタート、国道340号線を56km南下し、国道3263号線を35km東行するとアユタヤ郊外を南北に走る国道347号線に行きつきます。交差点を直行し、すぐの右手に「ワット・ウォラチェット」はあります。
アユタヤ遺跡群の中で、一番西に位置する遺跡です。
午後4時40分、休憩がてらに寄っていきます。



西陽が射して、遺跡の煉瓦がより赤くなります。



六角の小仏塔です。

漆喰が残っています。

クメール風の仏塔です。










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結界石に囲まれた遺構です。
僧侶を同伴した3名の女性がお参りしています。

基壇には大きな仏頭が安置されています。









礼拝堂にも壊れた仏像が並んでいます。





午後5時16分帰路につきます。
* * * * *

9日間の総走行距離は1,997kmでした。

サム・チュック百年市場

2016年02月26日 | スパンブリー

ノイ川沿いのサンブリーから少し走行すると、国道340号線はター・チン川に沿って南下します。42kmでサム・チュックがあります。国道340号線のサム・チュック交差点を右折するとすぐにター・チン川を渡りロータリーに突き当たります。ロータリーを右へ行き、路上駐車でサム・チュック百年市場へ行きます。
ター・チン川を越えたところで右折していればサム・チュック百年市場に接してサム・チュック市役所があり、駐車場を利用できるようになっています。

各地の運河や川沿いに移住した華僑の古い木造長屋を利用して「百年市場(タラート・ローイ・ピー」として観光客を集めています。
その百年市場の草分けが「サム・チュック百年市場」です。2009年にはユネスコのアジア太平洋区域の文化遺産保護プロジェクトコンテストで優秀賞を受賞しています。



大半の百年市場は川(運河)に沿って、住居が連なり、長く突き出た川沿いの庇の下に歩道がついているのでが、サム・チュックは運河に向かって小路が伸び、碁盤目のおおきな集落が形成されています。



市役所駐車場側からの「サム・チュック百年市場」の入り口です。



先にあげた地図の右下に書かれた橋です。

橋上から集落を見ます。川沿いにはさほど民家が並んでいません。

脚橋の茶色い汚れは、増水時の水かさを示していますが、最高位になったときは溢れた水が確実に町を飲み込んでいます。
タイでは毎年、雨期の終盤に繰り返される洪水の痕跡です。

橋のたもとにある食堂で遅い昼食にします。

「カオ・ホー・バイ・ブア」、蓮葉で包んだ五目飯です。

店頭で蒸しているところです。

クイッテオです。

食後、市場を散策してみます。撮影した写真をランダムに載せておきます。

「出光」の看板です。





サトウキビのジュースです。




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華僑の徴税請負人の屋敷跡です。
蓄財に価値を置く華僑は未発達な流通、高利貸しを生業とし、各地の河川沿いに進出します。
商才に長けた華人は、貴族階級に取り入り独占的に税金の徴収を請け負います。
無知な農民から、あらゆる名目で搾取し私財を蓄えてきました。







それぞれの部屋で異なる輸入床タイルです。







主の寝室です。




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華人の祠です。









表札屋です。



























散髪屋さんです。

古き昭和の縁側将棋というやつでしょうか。

四人組の女性に記念撮影を頼まれました。当方のカメラにも納めさせていただきました。

ワット・プラ・ケーオ(サンブリー)

2016年02月25日 | チャイナート
次に訪れたのがワット・マハータートからノイ川の下流3kmにある「ワット・プラ・ケーオ」です。
サンブリーに関する資料を保存していたのですが、どこかへ失せてしまいい遺跡の解説ができません。写真のみアップしていきます。

山門をくぐり、トックリヤシの参道の先にすらりとした細身の仏塔が見える様は、南国ならではの光景です。

仏塔の東には新しい礼拝堂が建っています。午後12時15分、陽射しは南へ回っています。





仏龕の本来の仏像は毀れ、新しい青銅仏座像が安置されています。脇侍の立像はきれいに残っています。

南から見た仏塔です。



北から見ます。





西から見ます。





仏塔の西に煉瓦積みの祠堂跡があります。

祠堂跡に集められた遺物です。

大きな仏頭です。かなり大きな仏像だったようです。

立像の腰部分です。
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礼拝堂の本尊に参拝です。

入り口の横に嵌められた、クメール風まぐさ石と碑文です。何が書かれているのか読めません。

降魔印の仏座像です。



仏塔の周りで掃き掃除をしていた僧侶に、本尊の背面も見るように言われました。
背面に回ってみます。

僧侶は仏像について説明をしてくれたのですが、記憶に残っていません。

礼拝堂入り口のクメール寺院のまぐさ石から勝手に推測するのは、本尊の石材にクメール寺院を解体して流用したのでは・・・と思っています。
この本尊の肉厚は、その大きさから比較すると異常に薄っぺらです。

三尊仏のようにも見えます。
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サンブリーの町のゲートです。

今回の旅程です。12月27日にスタートし、年が明け1月4日になりました。「ワット・プラ・ケーオ」まで1,743kmの走行です。バンコクまで残り250kmになりました。

ワット・プラヤ・プレーク(サンブリー)

2016年02月24日 | チャイナート

ワット・マハータートの北隣に「ワット・プラヤ・プレーク」があります。
12世紀から14世紀に建立された寺院跡です。広い敷地には1基だけ尖塔の崩れた八角形の仏塔が残るだけで、他はすべて崩れ基壇だけになっています。











礼拝堂から見る仏塔です。



礼拝堂跡です。







仏塔の尖端があちこちに散らばっています。


ワット・マハータート(サンブリー)-2-

2016年02月23日 | チャイナート
ワット・マハータートの続きです。
敷地内からはドヴァラヴァティー時代の石灰岩製の鉦も出土しています。

崩れかけたレンガ積みの仏塔の隣には、新しい仏塔も並んでいます。
ビルマ軍を追放した後の建立でしょうか・・・。






















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仏像の台座です。

角穴が3か所ある仏三尊像の台座です。

結界石、基壇などの遺物が並んでいます。


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古い祠堂に覆屋根が設けられ仏陀像が祀られています。

ロッブリー様式の砂岩製のナーガに座り瞑想する仏陀像のようです。

砂岩製の仏陀立像です。

左に置かれている指の大きさから推測すると、かなり大きな仏像であったことが窺えます。

降魔印の座仏です。

二重になった仏足石です。


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こちらは祠堂を補修しています。

仏陀の前に祀られた大きな破片ですが、何が彫られているのか分かりません。

魚ですが、どこを装飾していたのでしょうか。
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この祠堂も崩れた煉瓦壁を覆って建てられています。



結界石にも参拝者が金箔を貼っています。

仏像の後ろに立っている石板です。浮彫が施されています。




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ワット・マハータートの新しい伽藍です。