の~んびり タイランド 2

タイの風景、行事や趣味の陶磁器を写真を中心に気ままに紹介しています。

四年ぶりの帰国 (1)

2023年04月29日 | その他

2019年4月11日に帰国して以来の実に四年ぶりの日本です。
2020年からコロナ禍によって海外渡航の水際対策が強化され、入国後のホテル隔離、超高額な航空運賃、タイ入国では5万ドルの旅行保険の加入、短期滞在であればたいした掛け金ではないが、1年間の滞在ともなれば30万円の掛け金となり経済的な負担がたいへん大きくなります。
今年になりタイ、日本共に水際対策が大幅に緩和され3月15日から4月20日まで帰国しました。

まず日本入国の検疫簡易のため評判の良くない「Visit Japan Web」の事前登録です。当然日本語サイトでの入力ですが、問いかけてくるのは全て仏歴です。生年月日を西暦から仏歴に換算で何度か間違いながら登録するも、完了の脱出口がなく、また一からやり直しです。同じ帰国日が二つ並んで登録されています。
非常に分かりづらいフォームです。税関申告もしておきます。

ちなみに、タイ入国は入国カードも不要となりパスポートと搭乗券の提示、顔写真、右手四指の指紋登録で完了でした。




さて当日、タイ航空のチェックインカウンターは95%以上がタイ人旅行者です。裕福になったタイ人が物価の安い日本へ遊びに出かけるようです。





4年の間に変わっていたのが非常口の座席が有料になっていました。かっては非常口の通路側座席が希望通りに確保できたのが1,600バーツ(6,300円)とのこと。足を自由に伸ばせ、夜行便であればぐっすりと眠れ、また、離着陸の時は対面に座る美人の客室乗務員とたわいのない会話が楽しめたのですが……。
躊躇しているとカウンターの女性が用意してくれたのは席番「49C」で最後部の仕切りから2列目の通路席、有料の最前席は2席でC席の前はシートがなく十分に足が伸ばせる席でした。彼女曰くこの席は無料ですとのこと。気の利く女性でした。



機内は満席、席の周りを見回しても100%タイ人で客室乗務員の声はタイ語しか聞こえてきません。



余談ですが各国の物価を比較するビッグマック指数というのがあるそうです。日本のビッグマックは450円、タイは128バーツ(約500円)となっています。





日本到着です。検疫では登録済みの青くなったVisit Japan Webのスクリーンショットをかざすだけで、立ち止まることなく入国審査へ誘導されます。入国審査場は3名の日本人帰国者がいるだけで、空いた窓口で顔写真、両手の全ての指の指紋を撮影して通過、バゲージをピックアップして通関へ。
ここが難関で長蛇の列、最後尾が分からないくらいの人、人、人です。どうもネットで申請をした人の列のようです。両端にそれぞれ三カ所ある窓口は数人しか並んでおらず、確認すると手書申告書の窓口のようです。使用しているタイのスマホはWi-Fiの接続が不安で、機内配付された申告書にも記載していたので、待ち人のいない窓口をスムーズに通過しました。
窓口ではネット申告もしているが、なぜ紙申告のほうが早く処理されるのだ、と嫌みのつもりで言ったのですが、彼は「どちらで申告されていても問題ありません。」と真面目な返答と「お疲れ様でした。」との挨拶を後にして日本帰国を果たしました。

特急はるかで京都駅まで乗り、在来線に乗り換えです。構内放送では次の列車は新快速で、いつ来るか分からないと言っています。時刻表示盤では1時間前の列車がまだ来ていないようです。寒い駅構内で1時間以上待たされます。
新快速が来るはずが、やって来たのは各駅停車です。取りあえず乗り込みます。

日本の安全管理はどうなっているのでしょうか、工場は燃える、電車は事故る、船は転覆する………検査データはねつ造する。先進国と呼ばれたのは過去の話になったのでしょうか。





自宅では6年前にひこばえを挿しておいたヒガンザクラが大木になって満開でした。さすが3月16日ではソメイヨシノはまだ咲いていません。